2008年10月5日(日)
ホテルイスタナの朝
宿泊は朝食つき。レストランへ。実にイスタナ(宮殿・王宮)らしいデザイン。
なかなか豪華なブッフェ。
いつもどこでもほっとするお粥セット
シリアルいっぱい。
鍋いっぱいのサンバル。
なるべくローカルなものを選ぶ。ナシルマ。
こちらはインドっぽく。
こちらもイスタナの名に相応しいデザインのロビー。
部屋に戻り、パッキング。
物凄い結露。実は昨晩エアコンが全然調整できず、極寒だった。部屋を替えてもらうべきだったと朝になって思ったほど。
クアラテンベリン行きバス
バスのピックアップの時間になったので、ホテル前へ出る。Y君とも再び合流する。
でも、どうでしょう班が待っていた風景と違う・・・。
ホテルの横に回ったら、こっちにも車寄せがあった。ここだ!
満足して、バスに乗る。
Ping Anchorageはクアラトレンガヌの旅行会社だ。同じ年にこの旅行会社の宿に泊まった。
関連記事
今回、Y君にお土産を持ってきた。早速着てきてくれた。
8時半。いざ、出発!
まだまだKL圏。高層ビルの聳えるKLだが郊外は空が広い。
高速を北上しバトゥケイブの辺りから進路を東へ。
KLを出れば後は山の中。
相変わらず地図で位置を確認しているねぇ・・・。
どこかのKawasan Rehat(SA的な)で一休み。
ビタミン補給にパパイヤ。
もうすぐ分岐。高速を下りて一般道へ。(Temerlohは私の大好きな歌姫の故郷、思い入れのある地名。)
さあ、いよいよタマンヌガラの文字が出てきましたよ。
この辺りでもうすぐ11時。
このバス、他の車を煽り倒していて結構怖かった。
途中、不思議な光景を見た。
枯れたのか、枯らしたのかわからないけれど、パーム椰子の木の悲しい姿。
いろいろ検索した結果、どうやら寿命の来た木は枯らすようだ。
JerantutジュラントゥットはTaman Negaraタマンヌガラの玄関口の街。
また市街地を離れ、パハン川Sungai Pahangとテンベリン川Sungai Tembelingの交わるクアラテンベリンというカンポンにあるジェティへ。
クアラテンベリンでボート待ち
ジェティ到着、もうすぐ正午。KLから約3時間半のバスの旅。
ここで入園料等を払う。私たちは宿泊するMutiara Taman Negaraのオフィスに入る。
この時はリゾートの公式サイトからバス+ボート+宿泊の3点セットを予約していた。
参考記事
待ち時間が結構あったので、レストランで食事にした。
さすが森のリゾート、欧米人が多い。
私はミーゴレン。
乗船の時間が近づいて、再び事務所にいったらレシートがもらえた。これは写真撮影許可のRM5。
事務所を後にして、ジェティの方に下りていく。
ミスターと大泉さんは「ジャングル・リベンジ」でこうしてあの事務所棟を見上げて「掘っ立て小屋立派になっちゃって」と言っていた。
そしてジェティを見下ろす感じもそのまま・・・赤い屋根(形はちょっと違うけれど)、銀色屋根のボート、コピスス色のテンベリン川・・・。
大きな荷物はミニケーブルカーで運ばれていった。
なかなか乗船時間にならなくてみんな手持ち無沙汰。
テンベリン川を遡上
でも、そんな私たちにも遂に乗船の時が。
13時半過ぎ、タマンヌガラに向けて出発。
もらっていいのかわらかないお水。
ジェティを離れ、ボートはスピード全開。
金子光晴の言葉を借りれば熱帯雨林の川は「森の尿(いばり)」・・・でも、このくらい広いとそんな静かなものじゃないなぁ。森の中の雄大な大河。
クアラテンベリンの先も自動車道はあって、バスでタマンヌガラへ行くこともできる。でも、この2時間半のボートの遡上によるアプローチもまた、タマンヌガラ滞在の重要なアトラクションの一つだし、「水曜どうでしょう」のトレース的にも大事。
大きいとはいえ単調なエンジンの音は心地良くて2人は結構寝ていた。私は生き物の姿を捉えようと地味に粘った。
たまに人の気配に遭遇する。
水に浸かる水牛たち。白鷺もとまっている。
漁をする人たちもいる。
洗濯と水浴びをする家族。
通りすがりのリゾート。
深さも流れもものともせず川で遊ぶ子供たち。
川岸が賑やかになってきた。クアラタハンKuala Tahanだ。
観光客を取り込むフローティングレストランたち。
そして、ムティアラタマンヌガラ(旧タマンヌガラリゾート)のジェティ。このアプローチは「マレーシアジャングル探検」でも「ジャングル・リベンジ」でも印象深いシーン。
ムティアラ・タマンヌガラ(旧タマンヌガラリゾート)到着
下船。タマンヌガラ上陸。
ボートの到着をスタッフさんたちが楽器で迎えてくれる。
対岸のカンポン、クアラタハン。
ハイビスカスのウェルカムドリンク。
チェックイン。
Y君はドミ泊。Hちゃんとコテージに行く間に、大泉さんたちが泊まった16号棟があった。
撮影していたらドアが開いてびっくりした。失礼しました。
早速オオトカゲ。
宿泊棟の屋根に猿も待機。カニクイザルかな?
なかなか広い部屋。でもテレビなどはない。
お馴染みのデザインの椅子。
テラスもあったが裏手だったし風雨に晒されて傷んでいた。
大泉さんが寝かされていたソファー型エキストラベッド。
戻し方がわからなくなった。
その他ノファシリティはこちら。
夕刻クアラタハン
外に出たらカニクイザルがいっぱい集まってきていた。ちょうど宿泊客の到着時刻を狙っているらしい。
Y君のドミ棟。貸し切り状態だったらしい。
巨大芭蕉扇。
お猿さん出没地帯。
「あっこれミスターじゃん!」「俺じゃん!」って叫んだ写真もそのまま。
最低限のものは売店で買える。
夕暮れ間近のクアラタハン。
リゾート内のごはんは高いし私たちみんなローカルめし好きだから、対岸の食堂で食べることにする。
丘の上に上がってみる。ネイチャーリゾートの大物を対岸に控えていても、こちら側はとても庶民的で心安らぐ。
陸路来る旅人のゲートウェイ。
Bunga Kertas(ブーゲンビリア)ほんときれい。
雑貨屋さんに可愛い子がいた。
そこはちょっとした広場のようなロータリーのような空間になっていて、雑貨屋さんが何軒か囲み、何をするでもない男性たちがぶらぶらごろごろしていた。
猫もごろごろ。
人もごろごろ。
川沿い食堂で夕食
河原へ下りた。
猫も下りる。
上流の方の一軒に決めた。
私はキャロットススを。
クイティオゴレン。
この時そういえばハリラヤ直後だったか・・・それとも単に閉店間際だったのか、食材不足で素ナシゴレンを食べる羽目になった。
さっき雑貨屋さんにいた男の子はこの家の子だったようだ。
ゆりかごの赤ちゃんをあやしてあげる。人懐っこい笑顔のかわいい子。今はもうおっきくなったんだろうなぁ。
このゆりかご、東南アジアで実によく見る。
お客さんは他には1組くらいしかいなかった。
でも、リゾートのレストランよりもこういうところの方が落ち着く。
川の流れはすぐそこ、フローティングレストラン。
リゾートに戻る頃にはもう暗かった。
これは、売店で買ったのか対岸で買ったのか・・・。カップルードルなんてどうするつもりだったんだろう。
この頃持ち歩いていたTY Beanie Babyの「NEGARAKU」くん。
テレビもない静かな森の夜。
■Stay:Mutiara Taman Negara
(2017.05.30作成)
関連記事