あの日、海の向こうで

いにしえのスタイルで海外旅日記と過去の現地採用日記。長文・画像大量。

From 九份 to 十分

※店舗・価格等の情報は訪問当時のものですのでご注意下さい。

2019年9月6日(金)①

おはよう台北

おはようございます。

昨夜コンビニで買った「自白肌(自然で美しい白い肌) 保湿に満ちた」。

自白肌

薄い色合い、シンプルなデザイン、日本の製品だろうなぁ・・・と台湾の皆さんは思うだろうなぁ・・・。

でも助詞や助動詞に動詞形容詞の活用がある日本語はただ辞書に乗っている単語を並べただけでは不自然になってしまう不都合な言語なのであった。

昨夜寧夏夜市そばのWatsonsで買ったサロンパスもあります。

窓の外、重慶南路一段。

新光三越が見える。

さて、今日も活動開始。

駅に向かうまでの道で覗いた横道、懐寧街。ここは飲食店が多かった。

今朝もおはよう台北車站。

新光三越の脇の館前路。この一角はビジネス街。奥に行けば飲食店があるようだけれど。

新光三越前にて。こういうキャラを多用するあたり日本との親和性ほんと高いと思う。

台北車站の威容を正面近くから。

MRTへ。この電光掲示可愛い!!

雙連朝市(の近くで麺線と豆漿)

下車したのは昨夜に続いて雙連站。

この駅へ来ると、夜は寧夏夜市、でも朝は雙連朝市がお目当て。

いい感じにお店が2軒並んでいる。一つは麺線屋さん、お隣は「玄米御握」。(力強い!)

朝ごはんはここに決めた、「雙連蚵仔麵線」。

「ニンニクOK?」と訊かれる。なおオーソドックスに清麺線(小)にした。

雙連蚵仔麵線

麺線ってのは見た目よりも薄味で、出汁で食べるにゅうめんって感じだ。だから少し物足りないと思うこともあるのだけれど、朝ごはんにはちょうどいい。(ただしニンニクが辛い!)

台湾でニュース番組を見掛けると日本のニュースへの遭遇率はかなり高いと思う。この時は横浜の踏切で列車とトラックが衝突した事故を報じていた。

大満足。ごちそうさまでした。

朝の民生西路。

お坊さんの姿を見掛けることは稀だ。

椰子をはじめとした街路樹の緑とランタンの赤がいいな、と思った朝市だった。

時折後ろからやってくる容赦ないバイク。

市場の中ほどにある文昌宮。朝市はこの廟の門前市。

廟の裏は広場になっていた。

中を覗かせてもらう。

關聖帝君・・・関帝かな?

こちらは朱衣神君と書いてある。

そしてこの廟のリーダー、文昌帝君。

文魁夫子。

Wikipediaによればもう一柱おわしたみたいだな。何せ下調べというものをしないのでなんでも見逃す。

廟を出てまた市場を歩く。

あそこで朝市は終わりだ。ほんの300mほどの路地。

大通りは錦西街。この先もう少し歩けば隣の民権西路站。

でも引き返す。市場は一往復はしたいね、さっき見逃したものもある。

高施傳さんは踏切事故からバスを救い殉職した台鉄の職員さんだったらしい。

あっ・・・朝ごはんといえば・・・!!

というわけで入店しました「世紀豆漿」。

実は鹹豆漿は初めてです・・。

あったかい豆乳に搾菜にネギ、油條などが入って食べるスープって感じ。

世紀豆漿

お腹の許す限り食べたい台湾メシ。

では再びMRTで移動。

肉干の広告に韓国語と日本語。日本向けには丸い月見ジャーキー。紹介する商品が分かれているのは何故だろう。そしてはなっから外国人向けだというのも面白い。

九份へ

というわけで忠孝復興站へとやってきた。

日本人にもお馴染み、忠孝復興站前の九份行きのバス停。もう並んでいる人が何人もいたのですぐわかる。

1062番、金瓜石行きのバス。

バスは始発ではないようでガラガラではなかったけれど、窓際の席に座ることができたので車窓を眺めていく。

ルートを確認しつつ。

美味しそうな温州大餛飩のお店の隣には「かいりきし」。

饒河夜市の牌楼がちらっと見えた。松山站の近くだ。

昔来た時にはまだなかった、捷運の松山站。便利になったなぁ。

松山站近くのバス停でバスはほぼ満員になった。

松山站近くの空き地。いずれ何かができるんだろうか。

基隆河を渡る。

河を渡ったところにあった石潭公園。

蛇行した基隆河を何度か渡った。

やがて山道へ。この辺は基隆市新北市が入り組んでいるみたい。

時折現れる台鐡の線路。

駅もあり。

廟もあり。基隆碇内福安宮という廟だったようだ。

暖暖站の先、碇内という地域だった。

大きな檳榔のお店だ。

墓地らしきところを通り過ぎた。

瑞芳車站近くのバス停。ここから乗り込む人でバスはいっぱいになった。

日本人が多いかと思ったらそれほどでもなく、英語を話す別の国からの華人さんが多かった。

そうそう、この車窓。瑞芳車站の先は基隆河に沿って山道を上がっていくんだ。

川沿いにお店が並んでいてまるで日本の温泉場のようだと思ったものだった。

あの赤い建物は瑞芳国民中学だそうだ。

でもその辺りで河からは離れていく。

この線路は十分の方へと続いている。

急なつづら折りの山道をぐんぐん登っていく。

ちらほらと家や店舗が。バスは軒先をかすめていく。

窓に日除けのフィルムがかかっているので暗くてシャッター速度が遅い。

道路脇の壁にWELCOMEって書いてある。

大きな廟が見えた。地図には九彬昭霊廟霞海城隍と書いてある。あそこから山道のカーブを一巡りすれば降車場はもうすぐ。

さあ着きますよ~。

バスを降りたところには景観平台があった。前回来た時は霧の中で何も見えなかった。こんなに海が見晴らせるとは知らなかった・・・!

九份からの眺望

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いくつも廟があるのが見える。

乗ってきたバス。この先金瓜石へ向かう。

それにしても、なんて情緒ある眺めだろう・・・。

九份からの眺望

九份からの眺望

海もどうやらエメラルドグリーンのようだし、岩に打ちつける波しぶきは白い。地図で見るとどうやら象鼻岩という景勝地らしい。

さて、もっとずっと眺めていられるけれど、九份老街に入ってみましょうか。

いろんな巡り方があるようだけれどバス停から近くて前回も入ったこのセブンイレブン脇から基山街へ入りましょう。

美味しそうなものがいっぱいあって目移りする・・・でも自分は胃が丈夫な方ではないのでどうしても躊躇してしまう。

この坂道は前回通ったと思う。この上にある聖明宮から下ってくる裏手の道。



にゃんこ。

上に行けば聖明宮や小学校があるはず。

が、今日は上までは行かず戻る。

この石段の路地の入口にある暗街茶房というお店の外壁。

そのお向かいには招き猫が溢れるお店があった。

招き猫のお店には看板猫ならぬ看板犬がいた。

このわんこがとても可愛くてメロメロになります。

九份のわんこ

基山街をさらに奥へ。

ここでも鐡蛋や茶葉蛋が売られている。

それにしても凄い人だ!

そして客引きもなかなか元気がある。他の街ではあまり体験しないなぁ。

保険套ってなんのことかと思ったら・・・。

その先、「九份といえばここ!」とも言うべき豎崎路との四辻にぶつかる。「九份といえばここ!」は後で行くことにしてその逆に階段を上っていく。

来たかったのはここ、阿柑姨芋圓。

前回もここで芋圓を買ったのだ。寒い2月で温かい芋圓は美味しかった。

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でも今日は冷たい芋圓にした。「アッタカイノ?ツメタイノ?」と日本語で訊いてもらえるありがたさ。

お店のお父さんに奥で食べるように勧められた。

ちょっとした廊下のような通路を行くと製作工程も見られる。

あらあらこれは!(歓喜

一人なのでわずかに空いていた窓辺のカウンターに座れた。

阿柑姨芋圓

素晴しい景色を眺めながら、中にかき氷が入った冷たい芋圓を食べるのは最高でした。

遠くに橋が見える。地図を追いかけてみたら社寮橋という橋のようだったけれど、そんなに遠くまで見えるかなぁ?という距離なので定かではない。

でも多分ここは瑞濱岩礁で合っている。

瑞濱岩礁

そして深澳漁港。

首を巡らせて、ではあの山は?

どうやら基隆山という山らしい。

山腹に何かある・・・と思ったらどうやらあずまやらしい。そんなに緩やかでもなさそうな斜面なのに遊歩道(登山道)が整備されていて、驚いたことにストリートビューも来ていた。

鬱蒼とした森でもないし、これなら私も登ってみたい!

あの奥の方は金瓜石かな?

芋圓と眺望を存分に楽しんで、また歩く。

こんどは豎崎路を下っていく。「九份といえばここ!」がここ。

関連記事 前回は本当に文字通り五里霧中状態だった。

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九份

この石段を見上げると「九份といえばここ!」なんだけれど、人が写り込まないことはあり得ないので悪しからず。お互い様だけどね。

しかも時間帯的に逆光だ。

九份

石段を下り切ったところに広場のように空間が空いている。この建物は昇平戯院というかつての映画館らしい。

ガイドさんに連れられた日本人団体客が大勢いた。

広場のたもとにあった仕立て屋さんですやすやわんこ。柴犬?

人混みの昇平戯院前を離れ豎崎路をさらに下っていく。

途中見かけたわんこ。

振り返る。細い石段。

日本語しか書いていない!!

軽便路という細い通りに出た。その名の通りかつて鉱石を運ぶ軽便鉄道が敷かれていた跡らしい。

軽便路

観光客も少なく、視界も開けている。

釜山の甘川文化村と違い斜面にひしめく家々を見晴らせる眺められる場所がここにはないようだ。それこそ基隆山に登らないといけないかもしれない。

でもここからはその角度のついた街が見上げられた。

2024.09.16追記

この時は気づいていたのだったか・・・広大な墓地も見えている。2024年にはあの墓地に少し立ち入らせてもらった。

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横路地も風情がある。

この通りには民宿が多かった。

一休みできるかなと覗いてみたがやってなかった。

旅人の感傷で申し訳ないけれど、やっぱり斜面に息づく街はいい。実際暮らすのは大変だ(った)ろうけれど・・・。

路地を覗き込みながら。

路地を見上げながら。

美しい。

やっぱり美しい。

地下水か、石垣からじゃあじゃあと水が出ているところがあった。

また視界が開けた。

また視界が開けた。

(この手前のカフェも気になったなぁ・・・。)

気がつけばすじ雲。台湾も秋。

軽便路の終点にはさっきバスから見えた霞海城隍廟があった。とても大きい立派な廟だ。

霞海城隍廟

霞海城隍廟

霞海城隍廟

タイと同じく台湾でも廟は犬の安らぎの場所。

霞海城隍廟

霞海城隍廟

向こうにも廟がある。

バス通り。

この通りに下りてバス停まで歩いていった。

何番でもいいから瑞芳車站行きのバスが来たら乗ろうと思った。

無事乗車。悠遊卡の存在のありがたさ。

九份からのバス

しまった、私が座ったのは山側。

景色がいいのは反対側だった。

席を移れば良かったのだけれど、つづら折りの山道を走るバスの運転は荒く、途中席を立つのもなんだかマナー違反な気がして諦めた。

次また九份へ来られる時はあっち側に座って帰ろう。

台北へ帰るバスじゃないのですいている。

今日は一日でもう一ヶ所遠出したかったこともあり、久しぶりの九份をちらっと覗いたくらいの滞在時間だった。次回はもっと九份を隈なく歩き回りたい。老街の上の方には巨大な墓地もあるようだし、もっといろいろなものも食べたいし、夕暮れの九份も見てみたい。なんなら金瓜石にも行ってみたい。

などと思いを馳せつつ瑞芳に戻ってきた。

どうやら降りるバス停一つ早かったみたいだ。

駅の方に向かって歩く。

陽射しや雨を遮ってくれる騎楼嬉しや。

緑への渇望。

こんなところにも日本語が。

駅前の広場。

じっくり見るのは初めてだなぁ、瑞芳車站。以前ここから列車に乗って台北に帰ったことはあるんだけれど。

午後はここからこの支線に乗るのだ。

こんなところで物凄く身近な地名を見る山形人。

ところが乗りたい列車は午後1時発。まだまだ時間があった。

もう一度駅舎の外に出た。

駅前広場のすぐそばにあったカフェに入る。

瑞芳老窩咖啡というカフェだった。

居心地の良い、緑色の店内。店員さんも英語と日本語を交えて応じてくれた。

たっぷりのアメリカンをいただいてしばし過ごす。

ここでタイにいる友達から電話がかかってきて、何か思うところがあり話がしたかったのかだろう、ずーっと終わらなかった。

彼女と話をしながら悠遊卡で改札を抜けた。

平渓線で十分へ

菁桐行きは3月台から。

列車が入線してきた。

あ、タブレット交換。

瑞芳站でタブレット交換

いや~乗客の多いこと。しかも半数以上が日本人だと思う。

あの丸い壁の穴。前回乗った時と変わっていない。

出入口付近はそんなに混んでいなかったのでこのまま外を眺められたらなあと思いここに立っていた。

でも発車間際に台北からと思われる列車が到着して、さらに大勢の人たちがどっと乗り込んできた。ドアの辺りには窓もない(しそれどころかトイレしかない)ので、これなら最初から車両の中ほどに入って、吊り革につかまりながら車窓を眺めてるんだったよ。

というわけで満員列車に揺られて外の様子もわからないまま目指す十分に到着した。

十分站

おまけに前後左右日本人だし、暇つぶしにTwitterなんか眺めるのにも気を遣っちゃう体たらく。無難にYahooニュース眺めてた。

前回来た時はどんより曇り空だった十分、今日は気持ちよく晴れた!

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十分老街の方向、天燈が昇っていく。

これを見に来た。

基隆河に架かる靜安吊橋。

天に昇る点燈たち。

乗ってきた列車は対向列車との待ち合わせで停まっている。

私も帰りの時刻をチェックする。

線路を渡って駅舎へ行き、そのまま十分老街へ流れていく人々。

瑞芳行きの列車。日本風に言えば「上り」かな。

タブレット交換。

この人混みがはけるのをしばし駅舎で待つ。

菁桐行きの列車が発車していった。

天燈の揚がる方向へ。

十分車站には猫が多かった。

十分站の猫

駅近くの路地が点燈に文字を書き込む広場状態。

瑞芳行きの列車が発車し、追いかけてきた。

軒先をかすめて走っていくディーゼル車も十分の風情。1時間に2本くらいしか見られないけれど。

列車が通過して、線路では天燈揚げ再開。

点燈を揚げる前には天燈屋さんのスタッフさんが記念撮影をしてくれていた。

後ろでもひとつ揚がっていった。

またひとつ。

あちらでもこちらでも天燈揚げ。

観光客の多すぎる観光地は敬遠してしまいがちだけれど、この十分の喧噪はイヤではなかった。青空に放たれていく天燈は爽やかな美しさだったな。心から楽しく見物した。

一人の私は天燈屋さんから声を掛けられることはあまりないけれど、そもそも参加型旅人ではないのでいいのだ。見ているのが楽しい。

雑貨屋さん。

SELALU SEHAT・・・バハサの天燈。いつも健康で。

帰りの列車まで約1時間、ひたすら天燈ばかり眺めていた。

大きな樹の下のお店。米粉屋さんだったようだ。

なお榕樹とはガジュマルのことらしい。

お、日本人。

吊り橋へ行くべく線路を渡った。

さっき覗いた天燈の文字を書く広場の路地には牌楼があった。

吊り橋に続く道。壁に「十分幸福」の文字。

橋の上から。向こうには高速が走ってる。

まだ幅の広くない基隆河

十分車站方向。

セルフィースポットでもあるけれど、地元の方々にも便利な橋なんだろうな。

ポイント切り替え器。

お店の裏手からも点燈を揚げる人がいた。

老街を後にし駅舎に戻る。

台鐡の駅にはこういうビブスを着用した係員さんがいていろんな質問に答えてくれる。

駅舎の猫。

十分站の猫

気が付くとホーム下にも猫がいた。人が来なくて気楽なのかな。

たくさんの天燈が浮かんでいた。

猫を眺めるなどするもののまだ微妙に待ち時間もあったのでまた老街方向に引き返すと駅のすぐそばに人が絶えない屋台があった。

鶏翅で包んだ飯。

なるほど、手羽先に炒飯が詰めてあった。

ではそろそろ待機。悠遊卡はここにタッチ。

ホームにもあったポイント切り替え機。

列車入線。・・・ホームに人が溢れているためこのような不自然な写真になる。

到着時点ではガラガラだけれどあっという間に満員になる。

発車。

さらば十分・・・そりゃもっとゆっくりしたかったけれど、2日半しかない私は場所を移さねばならない。

老街を抜けていく。窓にフィルムが貼ってあるようでシャッター速度が遅い。

天燈に願い事を書く皆さん。

観光客が列車を見送る。

この辺で賑やかな老街は終わる。

老街が終わってもしばらく道は線路に並走していた。この奥には十分の本体の街があるみたいだ。十分瀑布へもここを通って行けるはずだ。

「警笛鳴らせ」が「鳴」なのいいね。

さっき吊橋から見えた高速の高架の下。

運良く十分瀑布が見えた。ここは観瀑吊橋。

列車が少し速度を落とした。

その先はトンネルがちになった。

でもこんな山の中でも耕された形跡がある。

大華車站だったろうか。駅舎は反対側。

時折再会する、蛇行した基隆河

あずまやがある。

三貂嶺で基隆河を渡った。

この辺りも遊歩道が整備されるなどして景勝地のようだ。

でも三貂嶺の駅は街から少し離れたところにあった。駅が人里離れたところにあることが多いの元鉱山鉄道の常。

岩がちな崖の脇。

駅に着いた。

 

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