あの日、海の向こうで

1日分を1ページに押し込む旅日記。画像大量。

2018年7月28日(土)【マレーシア】ペラ州とケダ州と

朝。チェックアウトを済ます。

無料のコーヒーが振る舞われている。

S姉が迎えに来てくれて、いよいよ出発。

人懐っこいにゃんこが寄ってきた。

わんわんの多いタイと違い、にゃんこの多いマレーシア。ムスリム国家という事情も多少関係ありそう。

さて、出発の前に向かいの大きなホーカーへ行く。

土曜日のせいか、まだ開いていないお店が多いとはS姉談。

ホーカー内もにゃんこ多し。

ああっ!

これは良い眺め!

もっといろいろ食べたいけれど、まぁ朝だし、胃が動かない。

にゃんこ天国。

ホーカーから見たホテル。

ホテルの斜向かいのMasjid Bandar Bayan Baru。

さっきのにゃんこに見送られ。

午前9時、島を出るべく出発。

ペナンブリッジへ。

ジョージタウンの方角。

対岸のバタワース。

高速終了。

マレー半島らしい、石灰岩の山。

半島を横断する4号線を走って行った。

もうとっくにケダ州に入り山の中というか原野と森の中に、唐突に現れたコンセプトエリア。

ここだったらしい。

正面に見えるあの山はどこだろう。

牛注意。

山道になった。

なんだありゃ、マレーバク?マレーグマ?

鹿だ。

途中から4号線は右折して南下し、ペラ州のGerikという街に向かった。

そのGerikの郊外に、最初の目的地があった。

崖を降りていく。

清流に席を設けたレストランだった。

Castella Cafeというらしい。

川には遊具が。泳ぐこともできる。

お料理は12時から。まだ30分ほどあったので眺めて回る。

S姉はmandiしなよと言われていた。

タロイモかな・・・?デカい!

上流の方へ行ったらお店の裏手に猿がつながれていた。

お店の家族らしき男の子が樹上にしきりに怒っているので一緒に見上げたら何かいる。

ミミズクだった。

ファービーよりも大きな瞳でこっちを見ていた。

ここにはレストランだけではなくコテージもあるようだった。お祈り用のコテージもある。

さて、12時過ぎたので着席する。

水が怖いだろうに、おねだりにゃんこが果敢に客席にやってきた。

お料理が運ばれてきました。

オレンジジュースどーん。

山菜のよう。山の幸。

野趣溢れる。シダのような植物はワラビみたいで美味しい。バナナの花は火を通すとタケノコみたいで美味しいのね。(タイでたまにパッタイに添えられてる生のヤツはアクが凄くて渋くて渋くて・・・。)

ナムチム的なサンバルタレでごはんが進む。

とくにこの赤めのサンバル美味しかった。

名前失念、インドネシアのロントンみたいなバナナの葉で蒸した団子。

筏ではしゃぐ大人たち。

大盛況。

満足して、川床を後にした。

こちらが、入り口。

では、出発。

さっき左から来たところを右折、R76を北上しケダ州に戻る。

すごい、土地を開発中なんだろうけど、電柱部分だけそのまま残してる・・・。

容赦なく倒しているところも。

右は華人墓地だったかな。

15時半頃、ちょっとした町。

ここはペンカラン・フル。タイとの国境の町。

給油休憩。

ここでした。

隣にはMasjid Jamek Pengkalan Hulu。

国境の町ペンカラン・フル。

ペンカラン・フルを過ぎるとすぐケダ州に戻る。

この旅何度か州の境を越えたけれど、いつも看板が対向車線側にあるためシャッターチャンスを逃しまくった。

前方にそびえる岩山。

その山の麓がバリン。

そして今夜のお宿に到着。S姉長時間の運転ありがとう!

S姉が選んでくれたホテルは、まだできたばかりだったよう。長屋のようになっていた。

ツインをコンファームされたはずなのに・・・苦笑。

まぁしゃーない。

でも、オーナーさんの趣向が凝らされてる感じ。IKEAの製品がふんだんに。

チェックインの時このホテルのオーナーなのか若者との間になんともおもしろい交流があったのだがそれはまた別のハナシ。

部屋の前にはテーブルが。

隣の部屋にはテラスがあり、値段が違うようだった。

裏にはプール。水を貯めているところだった。

ホテル裏手にはGunung Baling(バリン山)。

このそびえ立つ石灰岩の岩山が好き。町を見守っている。クランタンの山間の町グアムサンを思い出す。

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kenanganlama.hatenadiary.jp

じゃあ、出かけよう。

ホテルを出てバリン山の山裾をなぞって少しだ北上。

ここから曲がった。

地図ではだいたいこの辺。

そびえ立つ岩肌に鉄の階段が掛けられている。

なぜ「日本洞窟」なのか、岩の上には何があるのか、ググってもなかなか情報がない。

フォトジェニックな場所らしく、婚礼写真撮影中のカップルが2組。

階段のところで撮影。岩壁は素敵だけどその錆び錆び階段はどう演出されるんだろう。

あちらにももう一組。

カップルの撮影が一段落したところで階段を昇る。

羽根の先が透き通った赤いトンボ。

昇りつめたところには、ほんの数畳程度の広場があった。というか、広場しかなかった。

バリンの町を見下ろす。

じゃ、降りよかね。

カップルが撮影中で降りられないのをバイクの子たちが笑っている。

さらば、グアジュプン。

と、ここでS姉が看板に気づく。

グアジュプン本体はこっちか!

防空壕みたいだ。

洞窟内はライトがなく、コウモリのチチっという鳴き声だけが聞こえる。スマホのライトで地面を照らすとコウモリのフンと思われるスラッジ状のものが堆積して見えた。洞窟は深そうだけれど降りるタイプのものでもない。

現地にはなんの説明板などもなくそこではわからなかったけれど、なんでもここはマラヤ共産党の隠れ家の一つで近くにはGunung Komunisもあるそう。そんなわけで日本とは関係ないらしい。(その前に旧日本軍のマレー半島侵攻があったため、混同されてしまった説あり。)

 

また撮影カップルとすれ違う。

さらに北上。

そびえ立つ山の麓って神秘的な感じがする。タイでもこういう山の麓には仏教寺院や華人廟がある。

このお寺だった。

すぐそばには道教寺院もあったよ。

このモスクはこちら。

ちょっと、集落。

ここから右折。

木立の中を。

あれ、何してるとこ撮ったんだろ。斜面に人が。

というわけで、到着しました。

うちの地元の日帰り温泉みたい。

Pusat Rekreasi Air Panas Ulu Legong。

バハサペラペラのS姉のお陰で国民料金になった。

にゃんこ天国でもあった。

S姉によるとこちら側(底が濃いブルー)は昔はなかったらしいので、新しく拡張したのだろうか。

シャワーのある更衣室があった。着替えたあと公園の先の方へ。

こちらの水色の底の方が以前からあったプールらしい。

この大きなプールは熱くて熱くて私は10秒ともたず。

近くにちょっと浅い、少し温めのプールはあった。

さらに奥に、源泉と思しき槽。熱そう。

会社の研修なのかチームビルディングか、自己啓発セミナーのようなグループが近くで踊ってた。

さて、青いほうに戻ってきました。

ここでしばし温泉に浸かる。

山間のレクリエーション施設。

宿泊施設もあった。

宿泊者らしい人たちが高台になったところでBBQしている。

 

薄暗くなり、温泉を後にする。

途中、棚田が見えた。何度か停車し写真を撮った。

樹木が多く、なかなかベスポジ難しい。

そういえば、何事かと話し掛けてくれた人がいた。不審がるというよりかは(それもゼロじゃないかもしれないけど)心配と好奇心のようだった。

雨になってしまった。

バリンという町は以前から阿賢くんの番組で見知っていた。


阿賢くんの見せ方のうまさもあるけれど、彼の番組で紹介される街はどこも魅力的に見える。

ビールと夕飯を求めて外に出る。

あの辺、ショップハウス街。何かありそう。

マレー系の食堂がいくつか並ぶ脇にパサールマラム。

妙に美味しそうなスポンジケーキのようなもの。

この先魚介コーナー。ここがなんとも楽しい。

この山間の町に、これらの魚介はマラッカ海峡から来たんだろうか。アンダマン海か。

雑貨エリア。

だが、ビールがありそうな中華系の食堂は見当たらない。

アーケードがある。でも行き交う人はほとんどおらず、静まり返っている。

まだ午後9時前。

Jl. Badlishahという通りだった。

このアーケード通りには食堂の漢字の看板Tigerの看板が少しあったが、もう閉まっていた。

再びパサールに戻りクロポゴレンだけ買った。

他も美味しそうだったけれど、あとは買わずにどこかで夕飯にする。

パサールを抜けたところにあるANEKAというスーパーに入りビールを買った。冷蔵庫にも入っておらず、冷遇されていた。

食堂を求めてまたこの一帯を一周。

バリンのバスターミナル。

バスターミナル近くに賑わっている一角があったので、そこにした。

スープ屋さんだった。

Gearboxという名前のお店らしい。

伝わるかこの大きさ。

髄が脂のカタマリでびっくりした。

このチリ、辛いけど美味しかった。

ホテルに戻り、ちょっとクロポゴレンを齧ったもののお腹もいっぱいだしすぐ寝てしまった。

S姉さん長距離運転ありがとう。

■Stay:Baling Mountain Garden Village