あの日、海の向こうで

1日分を1ページに押し込む旅日記。画像大量。

2017年12月5日(火)【マレーシア】10年ぶりのクチン

Father’s Day

新しい部屋で初めての朝。自分にとって、高いところがこんなにも大事だったとは。起き抜けの気分が違う。

今日はプミポン国王の誕生日(父の日)で本来ならばお休みの日。

でも引っ越しも束の間、またスワンナプームですよ。

ところでこの日Grab Taxiが不思議なトランスフォームを見せていた。これは一体?

2週連続MH。

また真ん中の席になっていたがカウンターのスタッフさんが窓際に変更してくれた。

もう彼らを何度見たことだろう・・・。

でも相変わらず飽きずに写真を撮る、永遠の旅行者。

そしてまた普段食べもしないものを・・・。

昔生まれて初めて乗った外国便がMHだった。それ以来MHはずっと自分の中で一番好きなエアラインだ。

美しいワウブラン(月型のマレー凧)のロゴ。

でも残念ながら時の流れを感じる。CAさんは無愛想どころか怖いくらい。機内のテーブルなどは汚れている・・・。かつてはSkytraxのランキングにいつも上位に入っていたサービスを誇っていたけれど、いろんな不幸な苦難があり、リストラもあり、LCCの台頭もあり、向かい風だらけなのは否めない。

まあまあな機内食

竜のような川?湖?が見えるなあ。どこだったんだろう。

また湖だ。どこだったんだろう。

眼下の風景に飽きずに目を凝らしてしまう。

街だ。

もうだいぶKLに近い。

ぐんぐん都会へ。KL上空だー!

あれはKLモスクではないか。

画像だとわからないけれど、KLタワーもツインタワーも見えた。

エアアジアはいつも半島の海側を通るから、この航路はMHのプレゼントだ。

KLを通り過ぎ、南郊から隣の州へ。

ポートディクソン辺りでマラッカ海峡に出るのはエアアジアと同じ。

何度も見ているはずなのに、呆れるほど飽きないアプローチ。

KLIA到着。

2名も同行者がいるためあまりバシバシ写真は撮っていない。

わりと何もない国内線ゲートAとかBとか。

森が隣に。

搭乗。

ワウブランの群れに萌える。窓きったないけれど。汚いというか、機体が古いので窓も摩耗している。

セパンサーキット。

今度はプトラジャヤをこれでもかと見せてくれる航路。

首相府とピンクモスク。

ピンクモスク上空で旋回した。

その後は雲の上に行ってしまい、南シナ海に出たのもボルネオ島に辿り着いたのもわからなかった。

チキンライス、と言われた。

まあまあいけたが朝から飛行機にしか乗っていないのでお腹がすかない。

この機体、テーブルの向こうのシートが汚かった。ジュースの水滴とか食べ物の飛び散ったのとかがこびりついていてそのままになっていた。

到着間近、雲の下に降りる。

雲の下に、サラワクの大地。

ボルネオらしい、濃く深い緑の中を蛇行する川たち。

クチンの東側をかすめて着陸。

到着。

10年ぶりにこの街へ来た!前回来たのは2007年の10月末。ホントに10年。

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kenanganlama.hatenadiary.jp

クチンは雨上がり。

日本人男性が2名乗っていた。

この先イミグレへ。サラワクには独自のイミグレがある。出国(州)スタンプはないけれど入国(州)スタンプはある。スタンプラリーヤーのワタシ歓喜。なおここで同僚ちゃんの入国(州)日付が一日間違われ、3日後出国(州)の時スタックしていた。またかよ!

クチン国際空港、なんだか黄色いのも当時と変わらず。嬉しい。

現地の方、Cさんが迎えに来てくれていた。

ホテルへ直行かと思ったらディナーが待っていた。他に5名もの方が集まっていた。

凄く賑わっている。

「Bukit Mata Seafood」。

誰かが飲んでいたドリンクが気になった。ドライフルーツが見えたのでプラムジュースかと思ったら微妙に違うという。Kedondongというフルーツだというので同僚ちゃんと2人でググったら「jew plum」とか「ambarella(アンバレッラ)」という名前が出てきた。知らないなぁ・・・タイ人同僚ちゃんも知らないという。

しょっぱ酸っぱくて美味しい。

貝!マテ貝?初めて食べるというとタイ人同僚ちゃんが「2年もタイにいるのに!?」と驚いていた。

グロいがウマい!酒蒸しだった。

同僚ちゃんによればタイのより大きいという。

奥はエビ、花みたいに咲いているのは牡蠣が閉じ込められたパリパリした何か。タイで言ったら牡蠣のオムレツとかオースワンとかの親戚なんだろうけれど、牡蠣のratioが低いねと同僚ちゃんとクスクス笑う。

炒めもの。最初タイにもあるゴーヤの蔓かと思ったら、ワラビやゼンマイのようなシダ植物だった。噛むとぬめりがある。名前はよくわからない。ただ「fern」だと言われた。

タイでは食べないという。

駐車場へ戻るエレベーター脇にあった駄菓子屋さん。

車でホテルまで行く途中、Cさんがプチドライブに連れていってくれた。

私が10年前にクチンに来たことは話してあったので、泊まったボルネオホテルやご飯を食べたGreen Hill Cornerの前を通ってくれた。感慨無量、突然だったので写メは撮れず。

クチン最古、第二次大戦を生き延びた大伯公寺院(Cさんの説明)。

サラワク川沿いのウォーターフロントに出た。

ウォーターフロントがだいぶ開発され様変わりしているのは何かで見聞きして知っていた。

賑わっていたフードコート。後日じゃらんじゃらんで通る。

India Street。

川沿いに出た。Jalan Gambir。

ここから川沿いは古いショップハウスが残る。これは10年前と変わらない。

ただ、以前はサンパン(渡し舟)でしか行けなかった対岸のアスタナや州議会議事堂に橋が架かっていた。10月に開通したばかりだそうで見物客が毎晩たくさん押し寄せているという。

州議会議事堂と手前はスクエアタワー。

州議会議事堂のことをCさんは「オレンジジューサー」と呼んでいた。

ブレたけれど、Old Court Houseで合ってるかな?

また大伯公脇を通過。クチンもどうも一方通行が多いようでちょくちょく同じところを往来する。

ホテル前を通過しドライブは続く。

連れて来てもらったのはこの大きな牌楼。

その手前の大きな白猫像。

季節ごとにいろんなコスプレをさせられているそう。

タイからの3人で記念のセルフィーも。

すっかりドライブを堪能させてもらい、ホテルへ送っていただいた。ありがとうございます!

適当に取ったホテルだったけれど、10年前の写真を見返したらここはかつてホリデイインだったようだ。

なかなかいい感じ!普段ならバジェットオーバーだけれどAgodaで50%オフだった。

ただし先週のシャーアラム同様、エアコンを消しても震えるほど寒い。

窓の外はホテル前の大通り。クチンのシンボルとも言える猫の像が見える。

もう9時も過ぎていたけれど、10年ぶりのクチンの街を見たくて堪らない。ここは市内の中心部、まだまだ大丈夫ということで。

外に出る。

まずは10年ぶりに、この猫の像にご挨拶。

背景のマックも変わらない。

Tunku Abdul Rahman通りをウォーターフロントへ向かう。

あのレストランはーっ!!

・・・かつては「Khatulistiwa(赤道)」という素敵な名前のレストランだったけれど、名前が変わってしまっていた。

川岸はライトアップされていてとてもきれい。10年前私は夜はもうホテルから離れなかったから当時の夜の様子はわからないけれど、きっとだいぶ明るくなったんだろうと思う。

州の議事堂。10年前はまだ建設中だった。

ウォーターフロントにはぽつぽつと食堂や屋台が出ている。

あっ、この猫たち!!

こんなのあったかな。奥の噴水はHornbill Fountainというらしい。ボルネオのシンボル、サイチョウ

Jl. Tunku Abdul Rahmanを離れてTemple Stを、グリーンヒルの坂道を登る感じで。

大伯公。

ああっ、MEDAN PELITA!!

10年ぶりの再会。

そしてさっきもちらっと見掛けたGreen Hill Corner!!もう遅くて閉まっているけれど、健在で嬉しい!(さっき通過した時はまだ開いていた。)

そうそう、ホーカー内が全部緑で統一されていてね・・・。

満足して引き返す。もう遅いからあまり深追いはしない。

ここから先は名前を変えてJl. Main Bazaar。

この建物も覚えてる!華族歴史文物館。

もう廃止されたかと思ったら、いた!サンパン!

だゆんだゆん

10年前もこの光景を見ていた。

そして10年前にはなかったあの橋。

この東屋はなんだか見た覚えがある。

なんだか美味しそうな焼きクエ屋さん。賑わっていた。

大通りにちょっと戻ってショップハウス街を眺めたり。

議事堂の正面まで来た。

キラキラの観光ボート。

橋はひっきりなしに色を変えている。

もう一度大通りへ。

あの先、チャイナタウンがありそう・・・でもこの時間あの暗い路地に行くのは躊躇われた。

後で調べるとBishopgateという小さな史跡のある通りだったらしい。(結局翌日通るけれど。)

もう一度ウォーターフロントに戻り、議事堂に別れを告げて引き返す。橋へは行かずじまい。(結局翌日行くけれど。)

釣れるのかな?

ストリートミュージシャンも何組かいた。

サンパンが対岸へ渡っていく。

また再びここに来られた感激を胸に、ホテルへ。

おやすみなさい。

■Flight:MH785 BKK-KUL/MH2528 KUL-KCH

■Stay:Grand Margherita Hotel