あの日、海の向こうで

1日分を1ページに押し込む旅日記。画像大量。

2017年3月25日(土)バーンマイ百年市場とワット・ソートーン

遅く起きた朝は・・・家でのんびりも考えたのに気づいたらフワランポーン駅に来ていた。週末家で体を休めるか、外で体を休めるかの違いでしかない・・・時点でどこかバーサーカー状態のような気もするけれど、仕方ない。

12:10発チャチュンサオ行きの切符を辛抱強く窓口に並んで買う。この日はどの窓口もめっちゃ並んでいた。
そういえば、隣の窓口で日本人が「歩き方」片手に英語で先の日付の切符を買おうといろいろ窓口の人と話し込んでいた。後ろに並ぶタイ人さんたち、イライラMAXで舌打ちしたりして旅行者が気の毒だった・・・いわれのないイライラを爆発させられても損なので、今すぐ出る切符を買うわけではない外国人は正規窓口脇の外国人カウンターのある小部屋へ行った方がいいような気がしますよ。

さて、切符も買えたし乗車。

今日は7番線からの発車。

13バーツ。

結構混んでいて、窓際に座れたのは最前列まで行ってから。しかもほんとの最前列は行商?のお母さんたちの縄張りらしく、荷物やプラスチック椅子でブロックされている。

発車。

向かいの席に座っていた女の子がおばあちゃんに体を支えられながら外に手を振っていた。

たくさんの列車が無造作に停められている広い駅敷地を越える。

お向かいのお嬢ちゃんがなんとなく膝を触ったりしてくるので「来るかい?」と聞いたら膝に乗ってきた。

掌に手を置きたがった。可愛い甘えん坊さんだった。若いおばあちゃんが話し掛けてくれた。「タイ語わからない、ごめんなさい」と言うと、「うんうん」と頷いてくれてもやっぱりタイ語。ほんと申し訳ない。

そんなんだから今回は道中の写真はあまり撮らなかったな。

もうラッカバーン。

しばらくすると、野焼きの煙。ダイレクトに嗅げる。臭い!!

見てる分にはのどかなんだけど・・・。

どこの駅だったか。荷物を持ってあげる駅員さん。

一日に何本も走らない列車を迎える駅員さん・・・私の撮影に気づき「やばっ」と思ったけれど、ニコっとしてくれた。

そういえばこの列車では検札の車掌さんも、私の13バーツの切符(=外国人)に気づくとニコっと「Thank you!」と言ってくれた。優しい世界。

で、この辺から寝落ちした。途中顔を上にあげて口開いて寝ていた自覚があり、さぞや間抜け面だったろうと思うと・・・若いおばあちゃんに膝をポンとされて目が覚めたらもうチャチュンサオ到着直前。

打ち捨てられた貨物車両が現れればもうチャチュンサオ。この列車は終点。たまにカビンブリ行きやアランヤプラテート行きもあるけれど、寝過ごしたらオオゴトなので乗ったことはない。

駅前のシンボル、蒸気機関車

乗りたかった「黄色い帯のソンテウ」が満員だったので次を待つ。

次に「緑色の帯のソンテウ」が来たので、念のためバーンマイへ行くか聞いたら「イエローカラー」と言われた。そしてさらに念のためバスステーションには行くかと聞いたら、道の反対側を指さされた。

黄色ソンテウに乗車。敢えて外の枠部分(?)に立つ。

後ろ向き。

バンパコン川沿いも、運河が走る水郷である。

バーンマイ百年市場前でブザーを押して下車、8バーツ。

お気に入りのこのタラートロイピー(百年市場)、訪れたのはこれで4回目。

前回はお正月直前の、うっかり誰もいない時に行ってしまった。それはそれで味があって最高だったけれど、今日はいつも通り大勢の観光客がいる。

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新巻鮭を思い出す。

タンブン用の生き物たち。一日が終わったら逃がされていると信じたい。

バンパコン川に流れ込む支流。

楽しい。本当に楽しい。何もかもがちょっと古めかしくて素朴で、心から癒される。

カピかな?ナムプリックかな?

一口サイズの焼き菓子、てっぺんに卵黄が塗られている、よく見かけるお菓子が店頭で手作りされ、できたてがここではよく売れていた。

復興宮。

ここではいつも謎総菜と謎ドリンク(バイブアボックとか)が売られている。

サワガニ的な小さな川カニのから揚げを買った。35バーツ。

タイの人々の運河や川の扱いようを見ると、このカニたちもとんでもない水質の中で生きていたんだろうなと思うとなんとも言えないけれど・・・。

あ、5バーツアイスキャンディー。

あ、5バーツアイスキャンディー。

ベタ屋さん。以前あったかな?

そして突き当たり、市場の端っこはバンパコン川に臨む。

美味しそう・・・。

卵のお菓子。

カピかな?

かぼちゃプリン

たこ焼き器で焼くうずらの卵。

器が可愛い、お菓子。

生プー(カニ)各種。

一軒の食堂に入った。

川沿いに陣取った。

轟音響かせて貨物列車が通っていった。

バミーナームは塩味。ひき肉がたっぷりかかって美味しい。

支流脇の東屋に入った。

さっき買ったカニをつまむ。

入り口から入ってわりとすぐにあるこのカフェ。

電飾でキラキラしたご先祖様の遺影や神棚をはじめ、暮らしや歴史が息づいていて本当に好き。

店員さん(家族かな?)がいつもフレンドリーで親切。英語で話し掛けてくれたり、今回は日本語で話し掛けてくれた女の子がいた。毎回頼むのはカフェローン(ホットコーヒー)、甘さ控え目も沈殿する練乳。

飲み終わったらお茶を自由に飲んでいい。

出口へ向かい、市場を後にする。

さて、遅くにバンコクを出たわりにはまだ時間が早い。

市場前に待機していたトゥクトゥクに恐る恐る話し掛けてみる。「ワットソートーンへ行きたい」とGoogleマップを見せてもなかなか通じない。「ワット、ヤイヤイ、スィーカーオ(白い)」とカタコトで戦ったら、どうやら通じたらしい・・・お値段を聞くと100バーツ。あれ?そんなもん?

ありがたく乗せてもらう。私、自力で1人でトゥクトゥク乗るの初めてです。

生活感の中を走り、バンパコン川沿いに出た。地図によるとThanon Maruphongという通りだったよう。

目的地の標識が出ている。

軍関係の施設に突き当たり、右折。

遂にあのお寺が見えてきた!

304号線を通る時いつもちらっと見えていた白い大きな寺院。いつか来たいなと思っていた。

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ワット・ソートーン Wat Sothon Wararam Worawihan。

荘厳!周囲を巡ってみた。

なんでも願いごとが叶うそうですが、今回は寺院内には入らず。あまり宗教施設に入ることのない私。(でも入ったら多分興味深い光景がいっぱい見られたかと・・・ゆで卵を奉納するしきたりだとか。)

寺院脇にもお店群。

道路を渡ると、門前町的にタラート(市場)が。

奥にも何か白い建物があるなあ。

黄色いソンテウが来た。優しそうな女性ドライバーさんに「バスステーションまで行きますか?」と聞くと行くというので乗った。

見納め、ワット・ソートーン。

さて、Googleマップで「Chachoengsao Bus Station」と表示されたところを目指す。

その地点でブザーを鳴らし、ドライバーさんに8バーツを払いに行くと「あれっ・・・?」と怪訝な顔をされたけれど、私はそこがバスステーションだと信じているので笑顔でお別れ。

でもバスターミナルらしきものはなく、Big C脇にだだっ広い空き地があるだけ。

いろいろググったら、どうやら本物は下図にマークしたところらしい。

折悪しく雨もぱらついてきたところでまた黄色いソンテウが来たので、腕を上げて停まってもらう。

今度は大丈夫。チャチュンサオ駅前で乗客が私だけになりまた不安になったが、ソンテウは無事バスターミナルへ。

ありがとう!

一瞬わかりづらかったけれど、ソンテウを降りて左手(こういう建物群とは逆側)へ行くとバスターミナルがあった。

エカマイ行きと書いてある窓口で購入。

99バーツ。

飲酒運転撲滅キャンペーン。

乗車。

スタンドで給油休憩、安全のため全員降ろされるのはロットゥーあるある。

途中こんなバス停から乗ったお客さんも。ある程度時間通り運行してるってことだよなぁ。

途中からバンナー方面へ、見慣れた高速。

ほぼみんなメガバンナー辺りで下車。最後の一人になり、私もバンチャークで降りた。

夕餉前に賑わうソイ95へ。

5バーツムーピンと・・・

いつものナムプリック。

明るいうちに買ったのが初めてだったので気づかなかったが、日中はハエぶんぶんなのね・・・。

今日も食べる「プラートゥー」。肉厚でアジとサバの中間ぽい食感で美味しい。首は調理時(?)に折られているんだそう。
【2021.02.23追記】調理時ではなく、販売時にもう折られています。

そして、ナムプリック屋のお母さんが、私が果たして食べられるのかといつも心配するパッチョム。

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