9時半近くにトンローを出て、10:10発のチャチュンサオ行きに間に合わないだろうなあと思っていたら間に合ってしまったので、乗る。
構内からの出発。
切符を買う時間はなかった。
シート的な客車は埋まってしまっていて、木の椅子の車両になってしまった。銀河鉄道かな?
出発を待つ間にもいろんな車両が行き交っておもしろい。
20バーツの「駅弁」を買った。
固いお肉の佃煮的なもの。
出発。
この6・7番線ホームにある大量のサボ(行先標)はきっと鉄道ファンにはたまらないだろうと思う。
私も鉄分高めなので萌える!(鉄分というより地理・地名系かな。)
せっかく定刻通りに出発したのに駅の敷地内で20分ほど停車していた。
特にアナウンスなど当然あるわけもなく、ただ待つ。
カチカチと改札鋏の音が。
窓口で買うと13バーツのところ、車掌さんから買ったら15バーツだった。(でもこの切符見る限り5バーツが2枚しかないなぁ。)
ようやく動き出す。
売り子のお母さんからマンゴーも買った。
本当は反対側に座って駅を眺めたかったが、あっちは陽射しをモロに受ける。
こっちはこっちで生活感の車窓が楽しい。
マッカサン駅近くの国鉄の施設。
Ban Thap Chang駅。
ラッカバーン駅。
だだっ広いPhra Chom Klao駅。
手動踏切。
Hua Takhe駅はキングモンクット工科大学の最寄駅。
Hua Takhe駅を過ぎると間もなくチャチュンサオ県に入り、車窓はのどか一辺倒。
運河をいくつもいくつも越える。運河という意味のKhlongがついた駅名もいっぱい。
バンコクを離れるといつも「ああこれこそがインドシナ半島なんだろうなあ」と思う。
Klong Udom Chonlajorn駅。
ああ~癒されるんじゃあ~。
Preng駅。チャチュンサオ手前では乗降客も多く比較的大きい気がする駅。
途中から乗ってきた男の子が可愛かった。
Klong Kwaeng Klan駅。
Khlong Bang Phra駅。次は一駅飛ばして終点チャチュンサオ・ジャンクション。
チャチュンサオへの入線は、打ち捨てられた貨車や台車たちが迎えてくれる。
タイ国鉄の固定資産台帳はガバガバ。
そして列車はチャチュンサオ駅に到着。
機関車はあっという間に切り離されてどこかへ行った。
さて、すぐさま駅前の大通りに停まっている黄色いラインのソンテウに乗り込んで、チャチュンサオの中心部(多分)を走る。
豊かな地方中核都市といった趣。
他の乗客は途中で降りてしまい、バーンマイ百年市場まで乗ってきたのは私一人。
降りしなに払う8バーツ。
さて、本当に久々(前回は6月に来たっきりだった・・・)のバーンマイ百年市場だったわけですが・・・。
「タラートバーンマイ」と書いてあるものの、なんか違うとこに来ちゃったんじゃないかと一瞬錯覚。
人がほとんどいない!
いつもは観光客で大賑わいなのに。
でもこれはこれで、趣深い。
この橋もいつもはセルフィー撮る人でいっぱい。ヘビ使いの人もいる。
Bang Pakong川は満水だった。上流で大雨でも降ったのかな・・・?
東屋には、釣り糸を垂らす人がいるばかり。
人がいないのでいつもより存分に注意深く建物や通りを眺めた。
私の認識が正しければ媽祖信仰の廟の一つ「復興宮」。
一般的に言われているように、バーンマイの華人さんたちもやっぱり潮州ルーツなんだろうか?媽祖は航海の安全を祈る神様だから、渡来した人たちは出身だけにとらわれず信仰しているだろうと思う。
人がいなくなった分、にゃんこ無双。
いつもは人通りが多くて、猫たちもこんなに寛げない。
【2023.08.22追記】そういえばこの時はまだこの人魚のことを知らなかったんですね。これはタイ版ラーマーヤナのラーマキエンに登場する、Suvannamacchaスワンナマッチャさんという人魚のお姫様だそう。このタペストリーは幸運のお守り。
参考記事
とはいえ、ちらほら売り物を並べている軒先もあった。
突き当たりのオープン食堂まで来た。
水量が多い。
いつもだとここにはタンブン用のシューターみたいな樋が架けてあるけれど今日はそれも外されていた。
さて、引き返す。
お手伝いしてえらいね。
【2023.08.22追記】泰山石敢當と書いてある。獅咬剣と八卦鏡の図案。とても愛らしい。
横ソイ?の突き当たりにあったレストランが営業していたので入ってみた。
カオパップー(カニチャーハン)60バーツ
カニの身だけではなく、ちゃんと(?)殻も混入していた。
鉄橋を貨物列車が通って行った。
市場の入り口でアイスを買った。
食べ終わってすぐ、黄色いラインのソンテウが来たので乗り込んだ。
チャチュンサオはムスリムが結構多い印象。イスラム銀行もあった。
順調に駅に戻る。
14:05発の切符を買い、乗り込む。
あの放置車両は物置にもなっているようだし、駅員さんの出入りが結構ある。部屋になってる?
出発。
Khlong Bang Phra駅。
その後順調に爆睡し、起きたのはHua Mak駅あたり。
今回はKhlong Tan駅で下車した。
ちなみにKhlong Tanがちゃんと通じるか心配だったので切符は次のアソーク駅まで買ってしまった。
ペッチャブリー通りを横断し少し歩く。
もうソイ55はすぐそこ。
赤バスで帰宅。大団円。
旅日記:百年市場