あの日、海の向こうで

1日分を1ページに押し込む旅日記。画像大量。

シンガポール経由ティオマン島

2008年2月28日(木)・29日(金)

風待ち成田空港

寒い北国の港町からバスで向かう東京。

この時は上野だったか東京だったか・・・成田まで行くバスではなかったような。どうだったかな。

冬の朝の成田空港。

この時はもう500円シャワーの存在に気づいていたかもしれない。

朝食。旅先で食べる朝マックは無性にウマい。

午後、Hちゃんが成田空港に遊びに来てくれた。

フードコートにある「ジャイタイ」で東南アジア気分を盛り上げる。

Hちゃんのはパッタイだったけれど今思えば私のはなんだ・・・?

トムヤムのクイティアオにも思えるけれどカレーにも見える白濁はなんだろう。ココナッツミルク?それじゃラクサやがな。

冬の関東は乾燥している。

Hちゃんに見送ってもらい、出国。

今夜の翼。

朝早く成田に着いたのにがっつり1日空港で過ごす。

搭乗。深夜便なので通路側へ。

いってきます・・・また旅立てることの喜びよ。

美味しいNWプレッツェル(にはもう会えない)。

機内食

さすがだなぁ、IFEにマレーシアの楽曲が。

安宿でビバーク

日付変わって深夜のチャンギに到着。

ほんといろいろ親切。

ただしタクシーqueueは長い。

シンガポールフライヤーが見えた。ECPを通ってブギスへ。

今は無きNew 7th Storey Hotelにチェックイン。ドミなのでバストイレは共同ですよ・・・。

この時うっかり混合ドミに泊まってしまった。初ドミ体験の不安よりむしろ深夜に着いてごそごそする申し訳なさの方が強かったが。

朝になって、他の宿泊者はみんなヒッピー風貌の若者だったことに気づいた。

朝のロビー。

ネットもできた(有料)。

7階(6階か)のパティオに上がった。

おはようブギス!向こうにラッフルズプレイス界隈も見える。

この時隣にはDHLのバルーンがあった。

朝のブギス

朝の散歩に出た模様。

本当に最強の立地だったのになぁ・・・最強過ぎてここはブギス駅が拡張されてしまった。

DHLバルーンを下から。

まだ人もいない静かなアラブストリート界隈を。

シンガポール アラブストリート

スルタンモスクに来た。

スルタンモスク シンガポール

猫の写真を撮ろうとしたら近くのおじさんが無理矢理振り向かせてくれようとした・・・。

ブギスの猫

Arab St.

数年後この界隈で仕事上がりにビール飲んだりベリーダンス見たりするとか、人生ってわからないね・・・。

ブギスを出てクイーンストリートへ向かう。

そうそう、この頃Victoria St.とOphir Rd.にかけては天幕の張られた問屋街というか雑貨屋街というか、そんなマーケットが広がっていて、乾物の匂いが漂っていた。

このローチョーセンターRochor Centreも2016年末の退去が決まっている・・・。

クイーンストリートの聖母教会。

クイーンストリート 聖母教会

なんか・・・結構遠回りをしている。

Albert Centreを覗いて・・・

有名な観音様のいるWaterloo St.を冷やかして・・・

Waterloo St.

みんなが触る布袋様のお腹。

おっとこれはいけません。

偽ミッキー

観音堂Kwan Im Thong。

隣にはSri Krishnan Temple。中国寺院とヒンドゥー寺院がお隣同士、ここもハーモニーストリート。

華人さんはここでも一緒にお祈りを捧げている。

どこをどう歩いたか覚えてないんだよねぇ・・・Fortune Centreだと思うんだけれど。

そこにあった(と思われる)ヤクンで朝ごはん。

ヤクン・カヤトースト

可愛いポスト。

コーズウェイ徒歩越え再び

ホテルに戻り、荷物をまとめる。古めかしいエレベーターにお別れ、チェックアウト。

Ophir Rd.の乾物卸の天幕街を通り・・・

クイーンストリートバスターミナルへ。

赤の星柔快車に乗る。

当時はまだSGD2.40だったなあ。(2014年現在SGD2.50になった。)

懐かしいなあ、BKE。

イミグレを越えて、また今回もコーズウェイを歩く。

ジョホールはこっち、の標識に従って歩いていく。

トンネルを抜けると・・・

2年ぶりに歩くコーズウェイ。(今は徒歩通行は原則禁止なはずです。)

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車が脇をびゅんびゅん通る道をてくてく歩いていく。

コーズウェイ

コーズウェイ

シンガポール側。

国境線が見えてきた。

コーズウェイ 国境

このタワーがまさに国境。

コーズウェイ マレーシア国境

こんな掘っ立て小屋しかないけれど・・・。

前回はなんだか怖くて立ち止まれなかったけれど、今回はじっくりしげしげと国境を眺めることができた。

国境小屋 コーズウェイ

JBはもうすぐ。

ちゃんと歩行者表示が。

コーズウェイ 徒歩

コーズウェイ 徒歩

あと少しでイミグレというところで、急に道路を横断させられたのを覚えている。

信号はあったものの、諸車諸バイクがイミグレ目掛けて突っ込んでくる中を何車線も跨ぐので怖い。歩行者のことはほとんど想定にないようだ。

イミグレを出た先で自分の乗る番号のバスを待つ。私は星柔快車で来ているので、星柔快車を待つ。

すぐに170番が来た。このバスも同じくラーキンへ行く。星柔快車を待たずに実費でこれに乗った。

当時はまだろくに降り立ったことのない街、JB。ガイドブックの注意に気圧されて、怖い街というイメージをがっつり持っていた。

こんな緑地が見えればラーキンはもうすぐ。

マレー半島北上のゲートウェイ、みんな大好きラーキンバスターミナル。

ラーキンバスターミナル

ターミナル内も楽しい。例によってここでSIM購入。

(でもそういえばこの後時公衆電話から、今晩お会いするAikoさんへ電話を掛けた記憶がうっすらと。)

ラーキンバスターミナル

市場もある。

余裕ぶっこき食事もする。

ラーキンバスターミナル

ナシルマなんかも買っちゃう。

ティオマン島

この辺りの時系列の記憶があやふやなのですが、余裕ぶっこき過ぎて、このままではメルシン発の最終のフェリーに間に合わないという事態になってしまった。

多分大して確かめずにチケットカウンターで「メルシンまで」って言ったら渡されたのがコレ。1本目はもう出た後。しかもしばらくことの重大さに気づかなかった。

買ったバスは捨てた。

ちょうどそこにいたコタティンギKota Tinggi行きのローカルバスに乗る。

40分くらいで、中継地ウルティラムUlu Tiram。

ウルティラム Ulu Tiram

ウルティラム Ulu Tiram

バス停も橋も4年に一度の総選挙一色だね。

そしてこの川を渡ればコタティンギの街。ウルティラムから30分ほど。

コタティンギは後年仲間たちとホタルを見に来た。

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バスを降り、すぐそばで客待ちをしていたジョホール州特有の水色タクシーの一台に声を掛けると、快くメルシンまで行ってくれるとのこと。お値段も問題なかった気がする。

出発は午後3時頃。メルシンまでは約90㎞。

日本の中古タクシー!

プランテーションの中の一本道3号線をひたすら北上。

寡黙な運転手さんが「Monkey」と。

当時はスマホなんて持っていないし現在位置はわからなかったけれど、ポツポツと民家や看板が現れメルシンに近いことを知る。

約1時間強でメルシンの市街地へ入った。

結局余裕で間に合った。ドキドキしたけど。

メルシンのジェティ。

メルシンのジェティ

メルシン

ティオマン行きのチケット。今はいくらくらいなんだろうねえ。

ティオマン行きのチケット

私たちのフェリー、BLUE WATER。

メルシン河口の様子。なんだか癒された。

乗船前にナシルマを食べた。船酔いが怖くなかったんだろうか・・・。(センパア飲んでたから安心してたかもしれない。)

そして、出航。

河口付近はそうでもなかったけれど、沖に行くにつれて雨季終わりかけの海は波が荒かった。

別の島へ向かう小さなボート。

メルシン沖にはティオマンの他にも小さな島々がたくさんあり、それぞれ美しいビーチとサンゴをたたえているそうだけれど、キャパがそんなにないマイナーな島々だけに行くのもそれなりにハードルが高いようだ。

40分ほどで、他の島々とは明らかに違うスケールのボス的サイズの島が目の前に。ティオマン島だ。

ティオマン島

思いの外切り立っていてびっくりする。これはドラゴンですわ。(ドラゴン伝説があるらしい。)

ティオマン島

東海岸随一の盟主的リゾート島とはいえ宿などはほんの海岸線だけにあるそうで、島のほとんどは手つかずのジャングルのようだ。

ティオマン島

ティオマン島

宿も大規模なものはほとんどない。

ティオマン島

島の南側からアプローチし、途中いくつかのジェティに寄った。

ティオマン島

珍しく大きなリゾート。

中心地テケッ。空港が見える。

少しだけ、雲の切れ目から夕陽が。

そしていよいよ今夜の目的地、ABCに到着。お宿はAikoさんに予約していただいていたサウスパシフィックシャレーSouth Pacific Chalets。

一番手前のこのシャレーが今夜の寝床。

早速猫が多い。

宿の周囲。

またちょっとだけ夕陽が見えた。

ティオマン島

海に流れ込む細い川は綺麗だ。

背負う森は深そうだ。

部屋の前にやたら人懐っこい猫が来た。

今回ティオマンへはBLUE HEAVEN DIVERSのAikoさんにお目にかかるために来た。
ご夫妻と、Mawar Beach Restaurantへ。

私はナシパプリを。

2023.01.17追記

ナシパプリッ Nasi Paprik・・・今ならわかる、これはタイ語由来だと。

Nasi Paprik

お二人とお別れして、静かな宿の前。

また別の猫が来た。やっぱり人懐っこい。

テレビもなく、当時はスマホもなく、波の音を聴きながら蚊帳の中で就寝。

■Flight:NW5 NRT-SIN

■Stay:South Pacific Chalets

(2016.07.24作成)