あの日、海の向こうで

1日分を1ページに押し込む旅日記。画像大量。

2018年1月2日(火)【KL】チョウキットとカンポンバル三昧

おはようございます。

中国で、外国からの資源ごみの輸入を禁止するというニュース。相変わらず即断即決な国だ。

昨日スレンバンの「芙蓉焼包城」で買った豚肉の焼きパオ、残していた1個を食べる。

さくっとパサールスニ駅。

ツインタワー、雲をまとった姿も美しい。

カンポンバル Kampung Baru駅到着。

長いエスカレーターを昇って外へ出る。

また人懐っこい猫がいたもんだ。そんな目で見ないでおくれ・・・。

駅前に生贄の牛の広告。マレーカンポンならでは。Qorban(korban)はたまにラブソングにも出てくる「犠牲」という単語。

私がカンポンバルと聞いて思い浮かぶ言葉は「OLD AND NEW(LAMA DAN BARU)」。これだけKL中心地にありながら古いカンポンが残り、先進的な摩天楼を背景にした伝統家屋の写真をこれまで何度か見たけれど、どこに行けばそういう光景が見られるのかわからない。そして昔と違って、旅の前の綿密な下調べを一切しなくなってしまった。歳だな。(昔が綿密過ぎたというのもあるが・・・。)

でもそのせいでせっかくのフォトジェニックな風景を逃したとしても地団駄踏まなくなった。今なかなかまとまった休みが取れず(取れたら日本に帰ってしまう)、一期一会の場所になかなか行けず安近短の場所にしか来られないので、頑張ればまた来られるという意識があるからかもしれない。特にKLは。なんて贅沢なことだろう。もちろん、こんな状況も永遠ではないから本当は旅の一回一回大事にしなきゃいけないのだけれど。

にゃーん。

でもこの工事の防壁ってばなんだろう。

KLの変化は目覚ましい。バンコク以上だ。

駅前に建つ、これは公団?

1階がちょっとした商業施設や飲食店なのがシンガポールのHDBみたいできゅんきゅんする。

地図で、とりあえずカンポンバルモスク Masjid Jamek Kampung Baruとその先チョウキットマーケットを目指すことにした。

いきなりクエが並ぶお店に惹かれるも、朝食後にしようと思う。(結局朝食で満タンになってしまったが。)

ビルを背景に伝統的な高床式の家屋が

のび~っ。

あっ、Nasi Lemak Antarabangsa、Nちゃんが言っていたお店だ。

ご挨拶代わりに初カンポンバルナシルマをいただく。

うまい!

おねだり猫多数。

おっ、なんだなんだ。

カンポンバルのPintu(門)でした。

門の向こうの大通りを行ってもモスクには行けるけれど、せっかくなのでJl. Daudという小さな路地を。

角にあった可愛らしいおうち。

 

猫だまりのお宅があった。

お母さんかな?オッドアイ

こちらも親子か兄弟か。

みゃあ~。

あ、ここにもいた。

路地の出口角のお店はチェンドルを売るようだったが、まだ準備中のようだった。

この向かいに緑のクエを並べたお店があり、惹かれるもお腹がキツい。

モスクに到着。

Masjid Jamek Kampung Baru。

カンポンバルはここでおしまい。ツインタワーが遠くなる。

大通りを渡って振り返る。モスクの前にはお馴染み白とブルーの制服を着た女の子たち。

チョウキットマーケットへは、このJl. Raja Alangをまっすぐ行くだけ。

振り返ると、ツインタワーとKLタワーがちょっとずつ見えた。

モスクを振り返る。

この通りにはドリアン屋台が多かった。

そんな中、一軒のお店が気になる。

積極的なおねだり猫のいるお店。

出てきた。確かkecil(小)でRM6。

ああ、ドリアンってこんなに美味しかったんだなぁということを思い出した。

なんだろう、高級なビターチョコレートみたいな味わいで、こってり濃厚

歩みを進めると市場の気配。

シーク教寺院があった。

振り返るとすっかり遠いカンポンバル。あのコンド邪魔だな・・・でもあそこに住んだら眺めいいだろうなぁ・・・。

マーケット本体の建物かな?

一番手前(というか裏手か)はお肉ゾーン。

鮮度良く見せるための赤いライト。(赤いパラソルを使うタイと同様的発想。)

そして魚介ゾーン。

入ってみたけれど、足元がお悪い。サンダルなんかで来てしまうから、床の汚水のはねっ返しが・・・。

でもやっぱり市場は楽しい。旅行者でいる限り買い物はなかなかできないのが歯痒いけれど・・・。

カメラに気づいたお兄ちゃんがプライスレスなスマイルをくれました。

おおーっ。

そして最後(というか一番表側)は果物。

向かいにも果物屋台。

ここ、向かいはリージェンシーというホテルだったんだけど、泊まったら楽しそうだなぁ。

あら、そんなところに座っちゃって・・・。

賑わうマーケットを出て、Jl. Tunku Abdul Rahmanへ。

道路を渡ってショップハウス見物。

とりあえずモノレールのチョウキット駅にでも向かおうかね。

Pasar Baru Chow Kitと書いてあった。

モノレールに乗ってもチャイナタウン方面へはまっすぐ帰れない。さてどうしたものか・・・。

観察していると、通り掛かるRapidKLバスはどれも行き先表示にLbh Ampangと書いてある。Lbh Ampangってあそこじゃん。というわけでそのバスに乗れば少なくともマスジッドジャメ駅までは行けるのは間違いない。道路を渡り直してバス停へ来た。

このバス停。

それにしても・・・バス停でタクシーの客待ちってどうなの・・・(溜め息)。タイではまずあり得ないね。停まっていたとしても端っこに控え目に停まってる。

持ってて良かったRapidKL。これなら乗降時にタッチするだけ。

乗ってすぐ、なんだかぽっかり空いた空間にツインタワーが見えたところがあったような気がした。が、その時はスマホを手にしておらずどこだったか覚えていない。

モノレールはKLCCの方に離れて行った。

パサールの夢の跡・・・どう頑張ればこんだけ汚せるんだ・・・。

そうだ、チョウキットと言えばテクスタイル。

もちろんとばかりに君臨する名古屋(マレーシアではメジャーなテクスタイル屋)。ですよねー。

参考記事

www.nagoyatextiles.com.my

そういえばなんで名古屋なのか疑問にも思わないまま10年以上の歳月が経っていた。(今初めてググってみたけれどわからなかった。)

このテクスタイル通りを歩いてもおもしろかったなぁ。

あっという間に独立広場前を過ぎ・・・。

チャイナタウン側に左折して、Medan Pasar前で全員降りた。

便利!

一旦部屋に戻ったら掃除も終わっていないし、やっぱりもう一度外へ。

どこへ行こうか・・・。GOKL(無料巡回バス)で適当に行こうか・・・。

チョウキットは確かガイドブックには治安が云々書いてあったと思うけれど、KL内の他の街と変わらなかった。強盗みたいな重大犯罪が特別起こりそうなわけでもないし、スリやひったくりの可能性は何もチョウキットに限ったことではなくKLでも(バンコクだって)どこでも気を付けなきゃいけない最低限のラインだ。そんなチョウキット辺りからバスでひとっ飛びしてしまったので心残りだった。

もう一度カンポンバル駅から、チョウキットまで歩こうか・・・。それもちょっと疲れるな。

KLセントラル駅からモノレールに乗って、どこか思いつけばそこで降りればいいし、そのままチョウキットまで行ってもいいし、などなど考えつつ・・・。

ティモテ生存確認。

あれ、あそこってCAFE COFFEE DAYだっけ?ってかCAFE COFFEE DAYってマレーシアにもあるの!インドだけかと思ってた。

モノレール駅から見下ろすブリックフィールズのリトルインディア。

出発。

結局ぐるーっと半円を描いてMedan Tunku駅まで来てしまった。

ここには以前泊まったTune Hotelがある。有名なパンミーのお店「Kin Kin」もある。

関連記事

kenanganlama.hatenadiary.jp

道路を渡ってから、向こう側だったことに気づく。

あのナシカンダー屋さんめっちゃ行列してる。

ちゃんと横断歩道を戻ってきた。

そうそう、ここだ。駐車場。ここもいずれ開発されてしまうんだろうな。

驚いたのはMedan Tunku駅前にでっかくできてた「Quil」というモール。その下にAEONとも書いてある。

そうそう、この一角。

ここのパンミー、大好きだよ。

では、さっきバスで通った道を歩いていってみよう。

チョウキットのそごうってここだったんだ。

 

さっそくテクスタイル街へ。

道路の向こう側もそう。

横路地も。

ちょっと小さな路地を覗いたら奥に豪快なお店が。

「MEGA SILK」。

このお店の前、一本裏通りに当たるこの通りも整備が進んでいた。KL凄いな・・・。

この先少し歩いたら、もうマスジッドインディアの近くに来ていた。でもまだ、さっきバスで見かけた風景を見ていない・・・逆だったのかな。

そんなわけで、運動も兼ねて引き返してみることにした。一度見たはずの風景にまた会えないのは何か悔しい。

大きなモニターで可愛らしいトドンの巻き方を伝授。

この色合い好き。

一度歩いてしまった道というのは展開が早い。もうTune Hotelまで戻ってきてしまった。

チョウキットマーケットの方へ。

このお店も繁盛していた。

おっ、あった。

ぽっかり空いた空間は、このカーペット屋さんの裏手。


チョウキットマーケットの駐車場のようだった。

チョウキットマーケットまで戻ってきた。

手前の大きなぶつぶつした果物はなんだろう・・・?

早世した伝説の歌手スディルマンのトリビュートコンサートの案内。

では、またバスでチャイナタウンまで戻りましょう。

お、KLの3つの交通機関そろい踏み。

またLebuh Ampang行きのバスに乗ってMedan Pasarまで帰ってきた。

セントラルマーケット内を通ってホテルへ戻る。

とても気になった竹筒のお菓子。

やっぱこういうのが見てて楽しい。

この旅、ジーンズのお腹周りがキツ過ぎて、食欲がなくて困っていた(笑)のでRM30のワンピースを買った。

南下してきていたNちゃんたちがKLに着いたとのこと。しかもカンポンバルに投宿という。カンポンバルにホテルなんかあったんだ???・・・と思いつつ手土産にとさっきの竹筒クエを買いに行く。

緑の筒状クエは一瞬クエダダールのようだと思ったけれど、製造過程がまったく違う。

蒸し上がったものにココナッツフレークまぶし。

Putu Bambooというらしい。

あと、クロポッともう一つの揚げ物も買った。揚げ物の正体がわからず尋ねるとSayur(野菜)とのことだった。

わかりやすいよう一旦ホテル前に戻り、Grab Taxiを使う。一通だらけのチャイナタウンだけど、ちゃんと細い路地を通ってホテルのタクシードロップまで来てくれた。

アプリだとRM16との表示。メーターより安いと思う。

こちらの人のお定まり、いろいろ根掘り葉掘り聞かれる。Kahwin(結婚)してるかどうかはもう常套句やね。

久々の再会となったNちゃんとはじめましてのHさんの泊まっている部屋がとんでもない!!

なんだこりゃあああ!!

ツインタワーと・・・。

KLタワーが・・・!愛らしいカンポンバルの向こうに!!

ここはデベロッパーが宿泊用に貸し出しているコンドの部屋だそうで、この風景のせいでなかなか売れないのではないかとの推察だった。確かに・・・大都市のコンドに投資する土地鑑のない外国人、たとえばシンガポーリアンなんかはこの光景にはちょっとびっくりするかもしれない。いくら背後に摩天楼がそびえていても、手前が赤いトタン屋根、夜は暗いだろうし・・・。私は大好きだけどね!この味わいがわからんとは、情緒の損失だと思うよ!次はここに泊まりたい!

さっき歩いたカンポンバルのモスクが見える。

コンドだからホテルと違ってバルコニーがある。お茶を淹れてもらって、クエをつまむ。

見よ、この贅沢な光景を!!

他愛もない話で爆笑し、真面目な話で盛り上がる。

ときどき風景に目をやり、観察する。

あの一帯はなんだろうと後で地図を見たら墓地だった。

煙が。あんな街のど真ん中で何を燃しているんだろう。

だんだん暗くなっていく。あの銀行悪目立ちだなぁ。

この頃だったかな?街じゅうのモスクからアザーンが響いた。近くからも遠くからもよく聴こえる。2人は録画しているようだった。

カンポンバルのモスクが意外なほどハイテクなイルミネーションを装備していてちょっとびっくりした。

ミナレットを常に光の輪が下から上に昇っているし、ドームの光の輪の色も刻々と変化する。

タワーたちにも灯がともる。

カンポンバルのゲートも光っていた。

どんな構図でも主役を食ってくるPublic Bankさん。

眼下の家々にも暮らしの灯り。

ただただもう見惚れるばかり。Nちゃん、Hさん、こんな光景を分けてもらってありがとう。

夕飯を食べようと地上に降りてきた。

振り返るとレジデンス。私も次KL来るならここに泊まりたい。

そしてさっそく、民家の向こうにツインタワー、な構図。

ポツン・・・とお留守のバーガー屋さんが情緒たっぷりで・・・。

スクンビットというタイ料理屋さんにいきなり現実に引き戻される。

いやいやまだだ!

歩みを進めては、ツインタワーが見えるたびに写真を撮らずにはいられなかった。

テンション高いちゃりんこ坊主がこっちをチラチラ気にしながら爆走している。

お兄ちゃんらしき子と横路地に消えていった。

Public Bank先生、ついに重なってしまう。部分日食かな?

にゃんこたち。

もう動かない。

ちょっとだけお店の並ぶ通り。2人について歩いて写真も撮りまくっていたからなんて通りだったかわからなくなっちゃったな。

でも多分最終的には朝ごはんを食べたのと同じ通りだったと思う。

東海岸のごはんがそろい踏みしたお店に連れてきてもらった。

Nちゃんはナシクラブ、Hさんはナシダガン、私はナシミニャッという贅沢構成でお送りします。

ナシクラブの青色鮮やか!

ナシミニャッには牛肉のしぐれ煮的なお惣菜もつけてもらった。

美味しくて楽しくて、私はカンポンバルが大好きになってしまった。

お店を出たところに、オタオタ。

2人にさよならをして、駅へ向かった。

今朝も会ったにゃんこか・・・?

ネズミを仕留めた瞬間だった。

しかも仕留めておいて興味を失っていた。おい!

LRTであっという間に帰ってきた。

またBNEが参上してしまったか。

今回はお酒を口にする欲求はほとんどなかったけれど、ホテルそばの便利商店で1本だけ買った。バンコクでは見ないからね。

ああ、もう旅も終わっちゃうなぁ・・・楽しければ楽しいほど、終わりがつらい。

■Stay:Hotel GEO