チャチュンサオはお寺のワンダーランドだと勝手に思っている。「Chachoengsao wat」でググっていたら、凄いお寺を見つけてしまったのでかねてから行きたいと思っていた。こんな感じで。
でもそこはいつも行くチャチュンサオ駅からはだいぶ離れており、どう行ったらいいのか皆目見当がつかない。
好奇心旺盛な若者3人と飲んでいる時にこの話をしたら、みんなで行くことになった。
まずは「Praram9 Gai Yang」で腹ごしらえ。
味がしっかりガイヤーン。
キノコのラープ。
このエビが美味!たっぷりのエビ汁跳ね飛ばしで袖が汚れてしまった。
日中だし人多過ぎなせいか前回とは違い猫の姿をあまり見られず残念。この子は大変おとなしく、私が抱えてもじっとしていたので卓まで持ち帰った。
駐車場脇に・・・。
Tさん車ありがとう!
普段滅多に走らないラマ9世通り。
Motorwayへ。
チャチュンサオに入り、304号線へ向かう馴染みの道を走る。懐かしいな・・・。
右折した3005号線はとてものどかな田舎道。でも有名なスプリングメーカーの工場があったりもした。
バンパコン川を渡ったら、橋のたもとにカラフルなお寺が見えたのでびっくりして寄ってみることにした。
Wat Sanam Chanというようだ。
カラフルで、デカい。
バンパコン川へ行ってみた。
たゆたい流れるホテイアオイ。
他に参拝しているような人は二組ほど、お坊さんもお寺の家族たちも突然の闖入者が気になったようだ。
向こうにも大きな像が一体。
派手なのに、猛暑の中にゆらゆらゆらめくような静かなお寺でした。
Wat Samnam Chanの先すぐ右折でより一層田舎道へ。こりゃ来たくてもこられないわ。
Google Mapに従い原っぱの中の小道に入り、突き当たりのお寺の門をくぐって・・・ついに対面した!
Wat Ban Pho。
やっぱり凄い迫力だ。
私のカメラは顔認識して勝手にトリミング版を保存するのだけれど、このお顔もトリミングしてしまっている。
お顔は、これから台座や体を造って載せるという壮大な計画があるようだった・・・。
ネットで写真を見た時は、タイに多い「おいふざけていませんか」的な、お金いっぱい使っちゃった的なお寺の一つかと思っていたけれど、来てみたら違った。別に観光客を呼びこむ風でもなく、特段参拝する人もなく、近所の人なのかお寺の人なのか、お供えの花を作ったり、お坊さんはのんびりスマホを見ていたり。
テントの中におばさんや子供たちがいた。
私たちも20バーツのお花と線香を買ってお供えした。
なぜかリポDがいっぱい・・・。
バイクでお参りに来た若い親子3人。
実はこのお坊さんは、タイに住んでいると肖像をよく見かける。高齢のためもあってか猫背気味に座禅した姿の写真が店舗やバス内に貼られていたりする。
この方はLuang Pu Thuat僧というアユタヤ時代のお坊さんだそうだ。このお坊さんの終焉の地はマレーシアのペラ州の小さなカンポンだそうで、今もそこにはこのお坊さんのためのお寺があるそうだ。
こんなに言葉が違うのに、行き来があった時代があったんだなあ・・・もっともこの頃はこの辺りはまだシャムだったらしいけど。ググると彼についての伝説がいくつか読める。こちらのサイトさんが詳しい。
参考記事
とにかくのどかで穏やかだった。
門の外には小さな食堂があって飲み物なんかも売っていた。
通りから少し奥まっている。
華美さなんかまったくない、田舎の実直さが至る所に見られたお寺だった。
お坊さんたち出動。まとまった人数だから法事などのタンブンかな?
お寺のおばさんが身振り手振りで裏手に行くと台座があると教えてくれた。
犬が吠えまくって降りられなかったけれど、川に面して大きな台座の建設が始まっていた。でも、重機もなく手作り感があって街で見かけるような工事とは違う。何年かかるんだろう・・・。
さて、バンコクへ帰ろう。
ラッカバーン付近、大雨。
Tさん、運転ありがとう!
ぶち壊れたスマホをせめて保護しようと、エカマイのゲートウェイで降ろしてもらい300バーツのテンパーガラスフィルムを買った。バスに乗ったもののふらっとプラカノンで降りてみた。駅からオンヌット寄りに歩くとこんな大都会の真ん中にとてもローカルな市場が広がっている。
特筆すべきは、猫の多さである!
もう夕方近くて閉まったお店も多く、そんなところは猫タイムになっている。
スクンビット通りに近く、かつ運河に近い奥まったところにひときわ猫だまりがあった。
起こしてごめんね。
ずっとスマホだったけれど、我慢できずカメラ投入。
人懐っこくてみんな寄ってきてしまうからピントが合わない。
この猫だまりの猫たちはこの周辺の屋台やお宅の猫のようだった。後片付けをし炊事中らしいお母さんから「Japan?」と話し掛けられた。私がまだ気づかないところにいた猫を指さして教えてくれたりした。
その場を離れ大通りの方に戻ろうとするもやっぱりいっぱいいる。
楽しい市場だった、スクンビットへ戻ろう。
この先、運河を越えるとオンヌット。
市場の表側、スクンビットに面したところにも古めかしいお店がいっぱいあって、猫もいる。
モタサイのベスト屋さんが2軒続けてある。
車道下。
ここは妙に床屋さんが多い。
一旦車道に上がる。
プラカノン運河を越える。
振り返るとプラカノン市場はあの辺。
ちょうど運河ボートが到着したところだった。以前一度乗ったことがある。
ちょうどBTSも通った。
なんの工事をしているんだろう。
また階段を下りる。
運河を渡ってすぐはなんだかユニークな店が多い気がする。こちら国旗と郵便受け屋さん。
ウィッグに貸衣装。
ベタをはじめとした観賞魚や小鳥を売るペットショップもいくつかまとまっている。
楽器に。
国旗。
ソイドッグらしからぬわんわんが来たと思ったら向こうから飼い主さんも慌てて追いかけてくる。
不自然な動きをするゴミ袋があると思ったら、大量のネズミがドブから出てきて袋に潜入を試みていたのだった。
あまりに可愛くてしばらく観察してしまった。
おまけに動画まで撮ってしまった。
君たちの逞しさを愛す。
帰りにセブンイレブンに入ったら、齋食習慣向けの商品が出ていた。もうあれから一年経つのか・・・。あまり季節の移ろいを感じない南国だけれど、季節の行事の巡りは1年の歳月を思い起こさせる。
Snack Jack(ビーノのバッタモン)にも齋バージョンあるの?
あと、ジャイアントコーンが売られていてびっくりした。
ところで、少し前からいろんなところで耳にする曲がありました。ちょっと日本でいう演歌調で、のびのび牧歌的で優しい曲調。どこか懐かしい感じ。でもタイ語は他のアルファベット(かつ声調なし)言語と違って、聴き取った歌詞で検索することができない、そもそも聴き取れない! iPhoneの聴かせるアプリもDLしてみたけれど、タイの楽曲は対応していないのか音源が悪いのか・・・
さっきまたバスの中でFMから流れていたこの曲。こうして聴かされれば聴かされるほどどうしても突き止めたくなる・・・
ということで「タイ ヒット 2017」でGoogle先生に聞いてみたところ、こちらのブログ様がHITした。
タイのポップスランキング!視聴2億回以上の人気ベスト5はこれだ(Another Info 様)
こちらで紹介されている曲を一つずつ聴いていくと、この曲がよく似ている。特にサビ部分の哀調はまさに同じジャンルと思われる。
どうやらこういう曲調は「ルークトゥン・モーラム」というジャンルで、イサーンの音楽らしい。
次にYouTubeでこの曲を聴き、関連動画を一つずつ聴いてみることにした。似ている曲調だから絶対にこのジャンル好きがいろいろ聴いていて関連動画になっていると思ったのだ。
そしたら・・・もう2曲目で見つかりましたよね。แซ็ค ชุมแพ(セック・チュムペー)さんの「คำแพง(カムペーン)」という曲だそう。
この哀調がいい!とってもいい!!
もっと南の国なら自力で辞書引くけれどタイ語は無理なのでググったらこちらのブログ様に訳詞が掲載されていたのでありがたく拝見致します。
参考記事