あの日、海の向こうで

1日分を1ページに押し込む旅日記。画像大量。

【マレーシア】ミリじゃらんじゃらん

2007年11月3日(土)

搭乗予定の便、消滅してた

まだ真っ暗なうちにチェックアウトし、タクシーを呼んでもらった。

ケメナ川を越えて、空港は結構遠い。

6時前ちょっと前、空はまだまだ暗い。

空港内も驚きの暗さ。人っ子一人いないレベル。

ビントゥル空港

ビントゥル空港

フライト1時間前。

空港はまだ寝ている。

ビントゥル空港

空が白んできた。

ビントゥル空港

人っ子一人いないとはこのこと。

Eチケットの日付とフライト時刻を何度も確認しましたよね、ええ。支払いも済んでいる。

すっかり明るくなってやんの。

ビントゥル空港

小心者で心配性の私があまり次の手も考えずぼーっと待っていたことが今となっては不思議でならない。

やっっっっと開いたカウンターに駆け込むと、「この飛行機は先月で終わり。ノーモア」と言われた。さすがにちょっとびっくりしましたね。なんで予約できたし。

結局、ミリ行きのマレーシア航空MH3440便は先月でオペレーションを終えており、代わりにMASWingsのフライトを2つもらった。昨日滞在したシブに戻り、シブ発ミリ行きに乗るというルートだった。

MASWings チケット

謎が解けたので空港内で朝食にすることにした。

ミースプと、もらったキャンディ。

ビントゥル空港

結局1時間遅れた出発を待つ。

イミグレでサラワクを出る人と間違われてうっかり出境してしまった。

VOIDされた。

また元FAX機に出会った。

Fly Asian Express

Fly Asian Express

Fokker50初搭乗

そして私たちのMH3461便。

MASWings

MASWings初搭乗。Fokker50にも初搭乗!

MASWings Fokker50

シートは1C、最前列。

そういえばチケットの後ろに「この人をよろしく」みたいなタイプ打ちのレターがついていた。

ビーっと音を立ててビントゥル上空に駆け上がるターボプロップ機。

旋回し、進路を西へ。

MASWings サラワク州上空

あの山脈の向こうはインドネシアなのかな。

ほどなくして、ミロ配布。

ボルネオの森らしい、蛇行した川。

もしかして昨日の1号線かな?

深いはずの森も結構開発が進んでいて痛々しい。

サラワク州 森林 プランテーション

シブ・トランジット

一昨日降り立ったシブ空港再び。

シブ空港

雨が降っていたのでよく見なかったけれど、こんな風になってたんだ。

あ、そういえば私は荷物がミリまでスルーだった。

到着口から急いで搭乗口へ。

到着から次の離陸まで約20分。

もう一度搭乗。さっき乗ってきた便の折り返し。

CAさんに「Welcome back」と言われる。

今度は後ろの方のシートだった。タキシング開始。

飛び上がった視界の彼方にウィスマサンヤンとシブの市街地が見えた。

シブ上空

またミロが配られた。

MASWingsのミロ

海岸線。

今になって地図を見ると、ビントゥルの少し手前で南シナ海に出ている。この川はBatang Tatau。

しばし、海上

シブ発ミリ行きはすいていた。

そしてまた陸地へ。

ほどなくしてミリ空港に到着。

大好き、Fokker50。

MASWings Fokker50

ミリ空港にはMASWingsの小型機がいっぱい。サラワクの奥地へ行くのでしょう・・・。

Adorableツインオッター。MarudiとかBelagaとか、まだ見ぬ地の名前に心が躍る。

MASWings ツインオッター

荷物を待っていたらターンベルトの上を鶏の詰まった箱が流れてきたのには驚いた。箱に開いた穴からみんな顔を出していた・・・。

ミリ市街地へ

タクシーで、ロンプラで見つけた安宿に向かってもらう。

と、その前にちょっと寄り道をお願いする。

ミリ中心部の背後にあり、市街地を見下ろす小高い丘カナダヒルにある石油博物館Muzium Petroleum。

ここに立つのがグランドオールドレディ、産油の地ミリで最初の油井だそう。

ミリ グランドオールドレディー

あ、飛行機。

ここでミリの市街地を俯瞰。

ミリ市街地

ブルネイはすぐそこ。

カナダヒルを下りる。

だいぶ辺りを歩き回り、やっと見つけたお宿「Fairland Inn」はショップハウスに埋もれていた。

部屋も確保できた。

狭いお部屋。

部屋を占有するベッド。

侘しさ満点!

お、おう・・・。

でも、テレビもある。

TV3ではまた戦隊モノ。前回タイピンでも見た「グランセイザー」。

関連記事

kenanganlama.hatenadiary.jp

 

小さな窓から見える路地。

ミリじゃらんじゃらん

じゃらんじゃらんを始めてみる。

数少ないビルの一つ、Wisma Pelita。

Wisma Pelita

入ってみる。

Wisma Pelita

なんだか気だるい昼下がり、な雰囲気。

確かここでネットカフェに入った・・・かもしれない。

ホテル周りは同様の形のショップハウスが建て込んでいて、碁盤の目なため余計に地理がちょっと把握しづらかった。

市場があった。

「TAMU LAMA(Old Market)」と書いてある。

TAMU LAMA(Old Market)

市場やショップハウスが入り組んだ辺りを出ると、やっぱりここにも太伯公Tua Pek Kongがあった。

太伯公Tua Pek Kong

商業地に背を向けて建っていたので回り込んだ。

太伯公Tua Pek Kong

太伯公Tua Pek Kong

太伯公Tua Pek Kong

太伯公の向こうは水路で、海との間には距離があった。

この辺り海際水路際の地形は、当時のロンプラも「地球の歩き方」も情報が古いのかまったく違っていて参考にならなかった。

どこかで海は見えないかなと太伯公から西側へ歩いていったけれど、新しい現代風ショップハウスが規則正しく並んでいるだけだった。

その中の一軒のナシチャンポー屋に入る。

ちょっと欲張り過ぎたかな。7リンギくらいした気がする。

Nasi Campur

中心街の方向へ引き返した。太伯公の東隣は魚市場だった。

そのままJl. Bendaharaを歩いて行った。途中喉が渇いてパパイヤを買った。

足元をネズミが走った。

あの建物はメガホテル。

この辺りで一本海際の道路に出てみた。

コの字型の商業施設。

ミリの街はビルが多いわけでもなく素朴だけれどなんとなく街が新しくて小奇麗だ。オイルの街ゆえ?

水路かと思ったがSungai Baongという川だったらしい。

河口はすぐそこのはずなのに海が見えなくて歯痒い。

もう少し歩みを進めていくとカンポンアイルが見えてきた。

海は気配がするだけ。

I LOVE カンポンアイル・・・。

繁華街に戻りJl. Merbauを歩く。Masjid Jamek Miri Lama。

多分メガホテルのベース部分だと思うんだけれど、涼みに入ってみた。

丸窓ショップハウス群が印象的。

やたらランブータンの殻があちこちに落ちている・・・。

Jl. Cythulaから見える屋根付きホーカー。

ふと、カナダヒルがちらっと見えることに気が付いた。

さっき行ってきたグランドオールドレディも見えた。

これは観光案内所かなんかじゃなかったかな。

ホテルを通り過ぎ、Jl. Bendaharaをもう一度太伯公の向こう、新しいショップハウス状商業施設の方へ歩いていってみた。

肉骨茶屋とIpoh White Coffee、この二店舗は今ストビュー見ても確認できるなあ。

やっぱり海を見るには至らず引き返す。ただひたすらに空は青い。

南シナ海

諦めずに、ホテル前のタクシー詰め所からタクシーに乗り、Taman Seleraへ行ってもらうことにした。

10分弱乗ったかな?

遂に海に出た。

クチン、シブ、ビントゥルとやってきて、サラワク州の東端で南シナ海に出会った。

右側にも左側にも長い桟橋が延びている。

ミリ Taman Selera

Miri Taman Selera

あ、このスポーツサンダルは長い間旅の相棒だったなぁ・・・。

外海の波は荒かった。

写真を撮っていた時には気づかなかった砂の落書きに後で気づいた。

満足して、ホテルへ帰還。

夕暮れのミリ

歩き疲れて部屋で休み、夕方もう一度外へ出た。

Twilight Timeの美しい空に惹かれてただただ闇雲に歩き回った。

太伯公前。

太伯公 Tua Pek Kong Temple

Wisma Pelitaあたり。

夕暮れのミリ

夕暮れのミリ

夕空に導かれ、さらに夕飯の場所を求めてまた太伯公の先の新興商業地へ。

こんな時海が見えたらいいのいなぁ。でも遠いので諦める。

目ぼしい飲食店に出会えず、戻る。

ホテルから程近いJl. High Streetがホーカーとちょっとしたパサールマラム(夜市)になっていた。

Miri Pasar Malam

一人肉骨茶。ご飯が思いのほか多い。

ミリで食べた肉骨茶

レタスも入ってなかなか豪華。

ミリで食べた肉骨茶

帰りに同じ通りでランブータンを買った。

ランブータン

冷えてはいないけれど、みずみずしくて美味しい。

ランブータン

■Flight:MH3461 BTU-SBW / MH3652 SBW-MYY

■Stay:Fairland Inn

(2016.07.10作成)