あの日、海の向こうで

1日分を1ページに押し込む旅日記。画像大量。

【マレーシア】サラワク1号線バスの旅/ビントゥルじゃらんじゃらん

2007年11月2日(金)

シブの朝

この頃は夜もあまり外に出ず早く寝ていたので、起床もやたら早い。

二度寝して起きたら朝が近づいていた。

シブの朝

上空にはツバメがたくさん飛んでいた。アナツバメだろうか?

ホテル(右)の隣(中央)は食堂だった。

シブ 食堂

シブの食堂

入ってみた。

オーダーしたお粥がことこと煮えている。

シブで食べた朝のお粥

若い女将さんが、「日本人はこれが好きでしょ?」とネギを振りかけてくれた。

美人さん。

またセントラルマーケットへ行ってみた。やっぱり朝は活気がある。

シブのセントラルマーケット

シブのセントラルマーケット

何度見ても凄い鶏の包装スタイル。

でも、マレーシアの食を最も支えているのは鶏たちなのだ。感謝・・・。

サワラク州の鶏包装スタイル

シブのセントラルマーケット

シブのセントラルマーケット

シブのセントラルマーケット

マーケット裏手。晴れた朝のラジャン川は昨日と全然違って見える。

サラワク州シブ ラジャン川

サラワク州シブ ラジャン川

サラワク州シブ ラジャン川

7 Storey Pagodaとウィスマサンヤン、シブの2大ランドマーク。

サラワク州シブ

この川はサラワクの奥の奥につながっている。懐深いボルネオの熱帯雨林に点在する町にとって、川は貴重な交通インフラ。

サラワク州シブ

サラワク縦断1号線

昨日食べきれなかったロンガンをホテルのスタッフさんに献上し、チェックアウト。ちょうどホテル前にいたタクシーに乗り、バスターミナルへ向かう。

Jl. Kampung Nyaborに合流したところにあった広場。

20分くらい乗ったかな。シブバスターミナルに到着。

ここでは子供たちの客引き攻勢が凄かった。行き先を告げると自分のカウンターに連れていこうと必死になる。

シブバスターミナル

ビントゥルBintulu行きが直近で2本あり、より出発が早い方を選んだ。

あれ、8:30だって。私結構早起きしたんだな。

シブ発ビントゥル行きバス

チケット。やがて下のバーコード部分はもぎられた。

車内に売りに来た人から水を買った。

さらに、フルーツを買った。これなんだろうなぁ、ハニーデュー?

この時ふりかけられた酸っぱ甘い粉・・・酸梅粉との出会い。

最前列席を確保し、一路ビントゥルへ。

この時コンデジを新調したんだけれど、当時画期的な10倍ズームは嬉しかったものの、バスの窓には遮光フィルム、オートのシャッター速度が遅くて流れるものをうまく写せなかったのが心残り・・・。

シブの街を出るか出ないかで給油。

シブの街を出たら、1号線をひたすら東へ。ビントゥルまでは200km。

ただただ続く一本道。交通量も少ない。

途中道の整備が遅れているところがあったり。

とにかく人里離れた緑の中を走る。

サラワク州にはイバン族やビダユ族といったプロトマレー系の少数民族が暮らしていることでも有名だが、彼らの多くは今なおロングハウスという伝統様式の家屋で集団生活をしているそう。

(これはロングハウスじゃなくてリンクハウスかな・・・?正確にはわからない。)

1時間程走った頃、車窓にちらちらと水田が。

半島側のような広い広い水田地帯ではなく、日本の山村にも通じるものがあるような、山間のスペースをかろうじて確保したというようないびつな形の素朴な水田だった。

1時間半経過、スランガウSelangauという町というか村のドライブインのようなところに停まる。

スランガウSelangau

トイレに入ったら手桶で水を汲むスタイルだった。この時このスタイル初遭遇。

スランガウSelangau

バスのチケットも売られていて、しっかりとこの小さな村のバスターミナルとして君臨していた。

スランガウSelangau

イスラム圏ではほとんど見ないわんこ。ご主人がイスラム教徒ではないことを示している。(実際、ボルネオ側ではイスラム教徒は多数派とは言えないようだ。)

おやつと飲み物を買った。

塩味の卵黄が美味しかった。

スランガウ出発。道路補修中。

この道はサラワク州民の大動脈。

あ!ロングハウス!

心を打つ光景に出会った。

その後もいくつかロングハウスの脇を通った。

コンデジ、フジから買い替えて浮気するんじゃなかった・・・。(座席の窓に遮光フィルムが貼られているせいも多分にあるけれど。)

写真には写っていないが、道路標識に「Rumah ××」というのもちらほら見かけた。「××さん家」だと思う。

いらいらエスティマ

シブを出発して3時間半、片側二車線になった。街が近い。

Selamat Datang ke BINTULU。

Selamat Datang ke bintulu

製材所に見えた。合っているなら、熱帯雨林を控えた町らしく。

一気に標高を下げていく。向こうには海が。

ビントゥル到着

ビントゥルバスターミナルに到着した。

ビントゥルバスターミナル

ビントゥルバスターミナル

タクシーで市街地へ。

当時バスターミナルは、ビントゥル中心部から見て結構広大な旧空港跡の向こうにあった。

タクシーに連れてきてもらったのはロンプラに乗っていたHoover Hotel

予約はしていなかったが、部屋は空いていた。しかもまだお昼頃だったのに快くチェックインさせてもらえた。

ベッドでかい。

古めかしい。

この手桶は何に・・・?

窓から見えた裏通り。

ビントゥルじゃらんじゃらん

じゃらんじゃらん開始。

ビントゥル市街地

ビントゥル市街地

もしかしてネットカフェでも探していたのか、それとも単に歩道橋でもあったのか、高い位置から。主にホテル周辺を闇雲に歩いている。

Jl. Abang Galauは川沿いの大通り。

ビントゥル市街地

大通り沿いにあるEsplanade Bintuluの、Pasar Utamaというマーケット。

エスプラネードと向かい合う太伯公Tua Pek Kong。サラワクの旅ではどの街でも太伯公に会っているような。

太伯公Tua Pek Kong

太伯公Tua Pek Kong

太伯公Tua Pek Kong

太伯公前で大通りを渡った。

太伯公Tua Pek Kong

エスプラネードから川沿いに道が整備されている。

ここでもまた大きな川に出会った。ケメナ川Batang Kemena。

batang Kemena

干潮なのか堆積が多いのか、川は浅かった。そういえばこの先はすぐ海だ。この時一度も海を見に行こうという発想が湧かなかった気がする。我ながら珍しい・・・。(遠く感じて諦めたのかな。)

エスプラネードの先にあるテント状の建物はマーケットのPasar Utama。

Pasar Utama Bintulu

多分この写真で合っていると思うが、Pasar Utamaの向こうにもう一つマーケット、「Pasar Tamu」。

Pasar Utama Bintulu

ブルネイと同じ「tamu」。半島では聞いたことがない。昔、会うという意味の「bertemu」からの派生だと何かで読んだ記憶がうっすらと。

多分以下の写真もタムの方だったと思う。

さて、引き返しホテル前のJl. Keppel。

センターポイント。

ロティチャナイとサラワクラクサ

そこから裏通りというか旧空港の方向へ。Jl. Sommervilleには郵便局があった。ここからペナンのSさんに小包を送る。本当は成田で送りたかったのに送りそびれてここまで一緒に旅をしてきてしまった。
その近くにあった「Famous Mama Cafe」。

Famous Mama Cafe

ロンプラにロティチャナイが美味しいお店と紹介されていた。

Famous Mama Cafe

Famous Mama Cafe

そのロティチャナイにありつけた。

今となっちゃ大好物のロティチャナイ・・・。バンコクで食べられなくて悲しい。

Famous Mama Cafe

ホテル裏手。

ホテルの隣というか、1階に組み込まれていたというか、そういう食堂に入った。

キャロットススと、クチンで食べてすっかり気に入ってしまったサラワクラクサ

キャロットススとサラワクラクサ

このお母さんが、たくさん話し掛けてくれた。

部屋で少し休む。コミカルな演技が可愛いNoorkhiriahちゃんがドラマに出ていた。

Noorkhiriah

雨上がり。あれ、また郵便局まで来ている。

ネットカフェに入った。

ビントゥルのネットカフェ

ホテル前。

ネットカフェもまさにホテル前のビルの2階だった。今はどうしているだろう・・・。

雨がまた強まって、部屋で休んだ。NHKが映ってびっくりした。

窓の外。

さっきセンターポイントで買ったドラゴンボール。Mutiaraは宝石とか真珠、Nagaは竜(サンスクリット由来だと思う)。

雨が止むのを待つ。

NHKニュース7をビントゥルで観る不思議。

ビントゥルの夕餉

雨が止んだので外へ出た。

てんこ盛りのツバメに驚く。

ホテルそば、飲食店がいくつか並んでいる。

そのうちの一軒に入った。

お店のお嬢さんが人懐っこかった。

まだオープンしたてのお店だそう。

ナシチャンポー。

可愛かった。こういう経験があると一人旅の寂しい夜も温かい気持ちで過ごせる。

定番の寝酒をお供に・・・明日は早い。フロントで早朝チェックアウトを予告して就寝。

■Stay:Hoover Hotel

(2016.07.05作成)