あの日、海の向こうで

1日分を1ページに押し込む旅日記。画像大量。

GW旅行、久しぶりの台北へ・・・取り急ぎ夜の萬華歩き

2023年5月3日(水)

久しぶりの台北

GW後半。

りんくうタウンへ車を置き、関空へ。

チェックインはTG・・・ではなくその向こうのCI。

バッグドロップだけなのに時間はかかったが、フライトの集中しない時間帯だったらしくサクっと出国。出発前の乾杯。

搭乗。

A330-300の中でも相当古そうだった。モニターの解像度は粗く、機内のアナウンスの音質も低かった。あのネットはもしかしてガラケー用スタンドだろうか、当時は便利だったに違いない。乗客さんたちはイヤホン入れにしていた。自分が旅を始めた頃の佇まいに懐かしさでいっぱいになった。

リモコンもなかなか効かず、夫の席のリモコンはボタンがめり込んでいた。(復路便は新しかったです。モニターはタッチパネルだし、USBで充電もできたし。)

離陸。

鳴門海峡

機内食はチキンかハンバーグ。二人ともチキンを選択。

入国書類。

3時間かからず着いてしまう台湾。近い。機窓に高い山が見えた。何処だろう。

到着!

私は7回目、夫は12回目(※ほとんど出張)だという台湾入国。

空港で両替も済まし、MRT駅へ向かう。

久しぶり過ぎてだいぶ勝手がわからなくなっていたが、便利な台湾、悠遊卡さえあれば移動に困ることは何もない。

実質始発駅のような1タミから乗るので幸いボックス席に座れたが、お向かいの日本人さんに遠慮しあまり車窓にカメラは向けなかった。

解像度的に見えないが、この商品には「益菌の革命」と書いてある。

桃園県ののどかな田園風景はあっという間に終わってしまい市街地が続く。

乗ったのはたまたまExpressだったようで、停車駅も少なく40分せず台北へ。

桃園捷運台北車站到着。

地下鉄駅へ向かうべく、台鐵駅を横切る。

松本清。(大阪でも観光地ではこの表記は併記されてます。)

地下鉄の板南線に乗り換える。

龍山寺站到着。サツドラって今まで気づかなかったな・・・。

龍山寺をはじめ萬華地区は下町的雰囲気がムンムンして楽しい。今回泊まれて嬉しい。

龍山寺站でも、龍山寺側ではなく今まで出たことがない台鐵萬華站側の出口から外へ。

龍山寺站から萬華站の間は艋舺服飾商圏と呼ばれる服飾街だった。同業者が並んでいる地区好きとしては堪らない。

Wikipedia先生引用。

参考記事

ja.wikipedia.org

万華は古くは台湾原住民平埔族ケタガラン族が住んでいたところで、ケタガラン語で丸木舟を意味する「ヴァンカア」が語源。山から切り出した木をこの地区を流れる川を伝って丸木舟で別の場所に運んだことから。台湾語音で艋舺(Báng-kah, バンカア、のちに一部で文甲)という漢字が宛てられた。台北で最も古い地域であり、現在の貴陽街と環河南路口付近の紗帽厨番社がその発祥である。1709年、陳頼章が福建居民を率いて舟で移住した。
1920年大正9年)の台湾総督府による行政改編のなかで、台北台北州が設置された際、艋舺も表記が改変された。「艋舺」に発音が類似した漢語のうち、「万年の繁栄」との願いを込めて萬華(まんくわ、新字体:万華 現代かな遣い:まんか)の漢字が選ばれた。なお、台湾語では旧称の艋舺(Báng-kah)が現在でも使用されており、幹線道路の名前にもなっている。

なるほど、萬華と艋舺が両方存在する理由がわかった。

服飾街の向こうに台鐵萬華站が見えてきた。

駅を通り回り込んだところが今夜からの宿の入り口だ。ホテル前の大通りを走る二輪の洪水がとても台北らしい光景で、台湾へ来た実感が湧いた。

今回のお宿は萬華站駅の上にあるシーザーメトロ台北。昔よく眺めていたツアーパンフ常連の大型ホテル。3月というギリギリの時期に予約したのに、結構お手頃な値段でAgodaで予約できたのだった。私一人ならどんなホテルでもいいが、夫には耐性がないので・・・。(本当は台北車站周辺のホテルが良かったが、空きがないまたは高かった。)

やけに細長く多分一番低いグレードの部屋だろうけど、寝るだけなので構わない。古さもあったが十分だった。

バスルームの排水は微妙だったわね・・・古いホテルの宿命。

12階の眺望は龍山寺とは反対側。

夜の萬華歩き

夫とは外で待ち合わせ、私だけ先に外へ出る。

萬華站構内のファミマ。

いい感じに台湾らしさと日本がフュージョンしたラインナップ。いろいろ買って部屋で・・・と思ったものの、結局毎晩疲れ切って即寝していたためビールすら飲めなかった。

駅前にGOGOROというスマートバッテリーサービスのステーションがあった。そういえば今回の訪台、電気バイクが凄い勢いで普及していたのを感じたものだった。

先ほど通った服飾街。私のコンデジでは限界があるなぁ。明日また明るい時に通ろう。

こちら龍山寺站横というか上の古いモール。

道路を渡らず駅を潜る。このアートは前回も見た。

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駅の向こう、龍山寺の方まで地下街になっているとは知らなかった。

地上へ出るエスカレーターから地下街を振り返る。

夜の龍山寺界隈・青草巷

夜の龍山寺は初めてだ。

警備員さんの見上げる先に猫がいた。

龍山寺猫、観光客を見下ろす。

猫をもっと眺めたくもあるものの、山門の中へ。

なんと美しいことよ。境内図によると「前亭」らしい。

龍山寺

精緻な彫刻に見入るね。

夜遅くともまだまだ祈りの捧げられる本殿(円通宝殿というそうだ)。

多くの神様がいらっしゃる後拝殿。

後拝殿を回って本殿を一巡りする。

日本に帰って本格的に町歩きをするようになってから、いろいろ見るべきものが増えた。カラフル持ち送り。

龍山寺の東隣の通り、西昌街へ。ここも前回は朝来たところ。夜は観光夜市になっているそうだ。

ここ西昌街で前回特に心惹かれたのは、青草の類のお店が多かったことと、特にそういうお店がちまっとぎしりと集まった青草巷という細い路地。

夜の青草巷。

青草巷

夜も遅いのでほとんど閉まっていた。

その手前のお店で青草茶を1杯・・・青草茶すら発音できない体たらくだったが「ハーバルティー?」と聞き返された。

苦味などはなく、美味しい。

青草巷の向かいには艋舺地蔵王廟。

前回はちょっと覗き込んだだけだったが、今回はちょっとだけ足を踏み入れた。

大衆爺廟もお隣に。彷徨える魂を祀った廟が救済の仏様であるお地蔵様の隣にあるのも意義深そうな気がします。

西昌街夜市・艋舺夜市・華西街観光夜市

ところで、西昌街夜市は観光夜市と書いてあるものの、売られている品々や売り手さんの様子がとても観光客向けとは思えずちょっと面食らった。

怒られそうな気がしてあまり接近して撮らなかったが、電話の子機や古そうな携帯など一点ものが雑然と並べられており、なんともバンコクのパタヴィコーン市場を彷彿とさせる様相。海賊版A○も堂々と裸体を曝していたよ。(しかも日本の・・・)

パタヴィコーン市場の方にはA〇はなかったと思うが・・・。(捕まるし。)

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黄色い提灯に癒しを覚える。

夜市の端っこには飲食屋台が数点出ていた。大変短い通り。

桂林路という車通りを歩いて行った先にあった近代建築、中山女醫婦産科さん。こりゃ明日の朝また来なければ。

そこから龍山寺へ戻るため歩いた西園路一段は、龍山寺に近づくにつれて神具・仏具街となった。同業のお店が並ぶ通りが大好物の私には嬉しい。ここも朝にまた来たい。

さて、龍山寺まで戻ったらお次はすぐ近くの艋舺夜市へ。この一帯に夜来たことがなかったので、こんなに夜市密集地帯だとは知らなかった。

艋舺夜市の方は健全であった。

この夜市の途中から、華西街観光夜市という別の夜市が始まっていた。本当に夜市地帯だ。

アーケード商店街のような観光夜市だった。足マッサージ屋さんが多い。

蛇料理屋さん。日本でも蛇や朝鮮人参など体に良さげな食材は門前町で見かけることが多い。

入り口まで戻ってきた。入り口には関東煮の屋台が出ている。

夫と合流し、再度華西街観光夜市を最後まで歩く。

あら~。むっちり柴わんこは暑そうね。

一旦桂林路で途切れもう少し続く。

最後のエリアには結構飲食店があったが、だいぶ夜遅いのでもう店じまいしたお店も多かった。

アーケードが途切れた先にも飲食屋台がいくつかあった。

有應公的な神様の祭壇と予想。

檳榔看板のほのかな灯り。

突き当りを右(東)へ曲がると通りの先にパステルなランタンが見えた。

通りの名前は貴陽街二段。先の方は灯りが入っている。

カラフルランタンは廟の印だった。

艋舺青山宮。

青山宮の先にまた麗しい近代建築。朝北醫院という文字が見える。修復中でしょうか。まさか解体ではないですよね。

朝北醫院

Wikipedia先生曰く、「朝北醫院,為日治時期的一座醫院,為當時萬華地區的著名醫院」とのこと。

zh.wikipedia.org

 

この辺り、渋みを感じる建物が点在していた。今回も再訪しようと思っている剝皮寮歴史街区を連想させるような煉瓦の壁も見られた。後で地図を見たらこの辺りは「艋舺老街」と呼ばれているようだった。

結局また西昌街を戻る。

直興市場。こんな市場もあったとは。少し先には新富市場もあるし、この辺りは夜市だけではなく市場も多いのか・・・。

先ほどのやや退廃的雰囲気漂う西昌街観光夜市を再び通った。

寧夏観光夜市

結局この辺りでは夕飯にピンと来ず(夫が)、移動することにした。我が家は夫の方がメニューから雰囲気に至るまで食の選択の幅が狭いため、夫に任すことにしている。

捷運を乗り継ぎ雙連站下車、寧夏夜市を目指すことにした。

久々寧夏夜市。こんなサインは以前(2019年)は無かったな。

超メジャーな観光地へはあまり行かないはずの自分なのに、台湾では同じところばかり繰り返し行ってしまうのは我ながら不思議だ。数少ない訪台の機会ではあまり冒険する余裕はないので、勝手知ったるところで十分に楽しみたいという気持ちが働くのかもしれない。

 

なんにせよ、夜市はいい。

「蓬莱國民小學」と書いてあった。

屋台では言葉の壁も心配だし、何より大変混んでいる・・・。市場脇の騎楼に牛肉麺の文字を見て、入ってみた。

飄香牛肉麵館。

夫は普通の牛肉麺、私は臓物いろいろの満漢牛肉麺

飄香牛肉麵館

臓物ブリブリ、大変美味しい。味も、これまで食べた醤油系の牛肉麺とは少し違う、何か八角の風味も感じる。

飄香牛肉麵館

寧夏夜市の端っこ辺りから捷運の中山站を目指す。宵闇に古い建物が見える。

学校の前に、由緒ありそうな南国の樹木。何か人形(子供の像のようなもの)も飾ってあった。

再び華西観光夜市(で足マッサージ)

龍山寺站へ戻り、まっすぐ宿へは帰らず華西観光夜市へ戻り、こちらで足マッサージ40分間。最初の10分くらい肩も揉んでくれてありがたい。

マッサージを終えて夜市を眺めながら宿へ戻る。

日付も変わる頃の、艋舺服飾商圏。

飲み物などを求め入ったコンビニで見た可愛いペットフード。「おばあちゃんが飼ってる」。

肉骨茶・・・。

シブいトラック。

このようなものを買い揃えてみたものの、疲れ切って「分解茶」しか飲めなかった。

■Flight:CI153 KIX-TPE

■Stay:Caesar Metro Hotel Taipei

 

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