あの日、海の向こうで

1日分を1ページに押し込む旅日記。画像大量。

台北・旅のおわり(萬華名残り歩き)

2023年5月6日(土)

最後の朝。

今日も一足先に散策へ出た。

4日間愛で続けた艋舺服飾商圏の建物群、看板群。

艋舺服飾商圏

艋舺服飾商圏

艋舺服飾商圏

探索しきれなかった路地in建物。

石鹸ネットに、無断使用防止のための鍵。

服飾商圏の端っこでは何かイベントの準備中。

龍山寺前の大通り、和平西路三段。

騎楼をそぞろ歩き。

開いている飲食店は賑わっていた。

大通り沿いの建物。壁の風合いがつくづく良い。

つくづく良い。

檳榔の看板並んでちかちか。

もちろん路地も歩かねば。

道路の真ん中に立ちすくんでいるにゃんこがいた。

そっくりなにゃんこもいた。人懐っこい。

行く手に何かいる。

さっきにゃんこが凝視していたのはわんこだった。

ふと気づくと、廣州街観光夜市の見えるこの路地はなんとも夜の気配、朝の気だるさ。

夜市の行われる廣州街。

ちらほら開き、賑わっている飲食店を羨ましく眺める。

もちろん横路地覗きも忘れない。

龍山寺脇の仏具店街。騎楼を歩く。

線香立てのバリエーションに惹かれた。

台北 線香立て

台北 線香立て

グッピーかな?ベタかな?厳重に施錠。

味わい深い。

また路地へ。

二階にお堂の表示。そして「重建」とは建て替えのことだそう。萬華も代謝していくのか。

ビルの一階の廟でお祈りを捧げる人。扁額には「世花堂」と見える。

ここは龍山寺脇仏具通りの一本裏手。

ひっそり山海鎮(八卦鏡)。欲しいな。

山海鎮 八卦鏡

お廟・・・かな?

台北市警察局萬華風防大隊部 佛具博物館・・・と書いてあった。

屋台、朝の眠り。

夫と合流。小綺麗なお粥屋さんで朝食にする。

せっかくなので外の席。

お粥と、好きなおかずを選ぶスタイル。スープはご自由に。

茶色くなってしまった。

露出の多い酔っぱらいのお嬢ちゃんに絡まれた。一緒にいた派手めなお兄ちゃんが「そーりー」と言ってお嬢ちゃんを引っ張っていく。ちょっと夜遅そうな町の気怠い朝の一切れを見た。

見上げれば雑居ビルの表示。「純住宅」という言葉を知る。

あちらのお店でした。

夫お目当ての足マッサージ屋さんが開店するまで龍山寺へも少しだけご挨拶。鯉、めっちゃ水吐く。

さて、「大阪」養生會館。

開店と同時に入店。

ちょっと時間がもったいない気もするが、昔のように一日中歩き詰めることはもうできない。それに一人旅でもないし、その辺はね。

マッサージ後、元気になった足であと少し歩く。

アーケードのゲーセンを本当によく見た。それも子供ではなく、おじさん・おじいさん的年齢の方々が筐体に向かっていたのが印象的だった。

警備員のお父さんがスマホを向けていたので、つられて私も。

またその辺りをぶらぶら。

夜はいかがわし系通りになるのかな?

日本風に言えば龍山寺という古刹を背後に擁し、精進落とし?

線香立て。

建て込んだ路地で、艋舺興龍宮という廟に遭遇。

興龍宮

もう少し勇気(と語学力)があって、祭神をじっくり拝謁できたら・・・。

タイムズ。日本かな!?

あれ、この可愛いトラック昨日もどこかで見たぞ。

大通りの和平西路三段に戻ってきた。

人の出入りが絶えない「陳記腸蚵專業麵線」。

陳記腸蚵專業麵線

いただきますね。もちろんモツと牡蠣両方が入った綜合麺線で。

陳記腸蚵專業麵線

ニンニクと香草がガツンと効き、美味いのなんの・・・。

通りを眺めながらいただくのが良い。

この辺は騎楼の下が飲食店で結構賑わっている。

その近くの路地をちょっと覗いたら、清蓮宮という廟があった。

その先の路地も雰囲気が良い。

横路地の横路地。飲食店の裏手。

廟の壁画。

毒珈琲・・・(怖)。

では、ホテルへ戻りましょう。

艋舺服飾商圏のお祭りの準備が進んでいた。アーチには「艋舺復古著衣派對」と書いてある。Google翻訳先生に聞いたら「Vintage Dress Party」と訳された。

参考記事

www.cna.com.tw

 

もほうさん。

この街並みともお別れです。

この眺めともお別れです。

またいつか来ることができるだろうか。

チェックアウトは鍵をドロップするだけで済み、スーツケースを転がし台鐵萬華站へ。

基隆行き各停に一駅だけ乗る。

あっという間に台北車站到着。

台北駅は広い。10分ほど歩き桃園捷運へ乗り換え。大変混んでいたが、間もなく発車する列車に乗った。次の列車で座っていくことも考えたが、停車駅が少し多かった。

さらば台北・・・。

ドア前のスペースに立ちながら車窓を(音無しスマホで)ちょっと撮った。

あのコの字型に見えるお宅はいわゆる三合院という建築様式・・・かな?

中国南部にも共通する様式の屋根。

廟だろうか。

あちらも伝統様式。

すぐ近くに台北も桃園もありながら、この田園の風景・・・。

空港が近くなり極端に市街地になる。

ところで、往路の関空の情報と見間違えて、誤って第一ターミナルで下車してしまった。周囲の日本人誰も降りないからおかしいと思ったんだよな・・・。

乗客のほとんどいないシャトルで移動する。シャトル間移動するシチュエーションなんてないってことか。

さて、ようやく2タミに到着。ド派手なキティちゃんエバー航空ブースに迎えられる。

荷物を預け、さくっと出国。

フードコートで名残の一食。

定食をいただいた。私は今回食べそびれていた魯肉飯をここで。

ゲートへ。

搭乗。私の席は微妙に窓と窓の真ん中で景色が見づらかった。

さらば、台湾・・・。

台湾島を離れ、東シナ海へ・・・。

機内食はポークを選択。排骨飯。

夫はチキン。

機材は往路よりは新しく、IFEも機能していた。「A Holy Family 神人之家」というドキュメンタリー映画が堪らなく秀逸で、また観たいけれど今は視聴できるプラットフォームがなさそうだ・・・。(極度に深い信仰に囚われてしまった実家の家族と20年以上も疎遠に離れて暮らしていた監督が、久々に帰郷し家族と向き合うドキュメンタリーでした。)

夕暮れ迫る関空に帰ってきました。

お疲れ様でした。いつかまた行けるといいな。

■Flight:CI172 TPE-KIX

 

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