最近タイ国内を見ていない・・・海も見ていない・・・だからって休みも取れないから遠出もできない・・・そうだ、ホアヒンに行こう。
ってわけでいつもよりも早起きしてMRTでフアランポーン駅へ向かう。
もうオンライン予約してプリントアウトもしているのでまっすぐ乗車できる。
やっぱりこの駅はいつ来ても旅情あるなぁ。
なお、タイ国鉄の公式サイトから飛べるこのページ(リンク切れ)だけが公式。ググると他にもオンライン予約サイトあるけれど、代理店なので手数料がかかる。公式の予約サイトが公式らしくないのでどうも違和感。
外に出ればさらに旅情ドドーンなこのドーム。
スラタニー行きは7番線。
まだ入線していなかったので売店へ行き水などを買う。
本物らしさを損なう例がこちら。
よく駅で見かけるワッフル屋台がいい香りだったので1個買った。チーズ味もあるって書いてあったけれどまだ作られていなかった。
ホームに戻ると列車が入ってきていた。
間違いなくスラタニー行き。
車体の清掃。でもこれ、片側だけだったので・・・私が座った左側の窓は汚れにうち曇り何も見えなかった涙。
乗り込むとキビキビした車掌さんが座席を示してくれた。自分の席へ行くと前に座った親子が派手にコーヒーをこぼしていて結構私の足元まで来ていた。お嬢ちゃんはハーフらしくお母さんも英語が話せる。すまなそうに「Sorry・・・」と言われるとこっちもしゃーないなって気になってしまう・・・。
が、清掃作業員が気づいたのかお母さんがお願いしたのか、不機嫌そうにモップ掛けしていってくれた。
ボロい車両ながらもフットレストつき。
車内が寒すぎる。ただでさえ汚い窓が外側で結露しているっぽかった。
扇風機のボタンがあるが誰も回している人はいない・・・。(と思ったら降車時に最前列の人が回していたのに気づいた。正気?)
発車したけれど・・・。
なんも見えん!
なお、乗車したのはこの列車、Special Express43号、8:05バンコク発スラタニー行き。
発車して10分程経って、検札。
この車掌さんがキビキビかっこいい。乗客が荷物を上げようとしているとさっと手伝ってくれる。
Eチケットは必ずプリントアウトするようにと書いてあります。
8時半頃、チャトゥチャック付近のバンスー駅。
たぶんチャトゥチャックの先、直角に曲がるところじゃないかな。
この車両にはキャビンアテンダントさんが来る。
ご挨拶代わりのおやつが配られた。その代わり車両販売はない。
載せるテーブルが汚くてね・・・。
この時別の車掌さんから何か長い訓示があったけれどタイ語でわからなかった。車内禁煙、駅でタバコが吸えるほどの停車時間があるというようなことは聞き取れた気がするけれど定かではない。
9時半頃、ナコンパトム駅。
10時も過ぎてラチャブリー県あたり。もう緑しか見えない。
10時半頃、車内食が配られた。
レーションかな?
マッサマンカレーの方は辛かったけれど結構いけた。
それでごはんを食べきってしまったので、チキンの黒コショウ炒めを開けたらしょっぱ過ぎて残してしまった・・・。
ペッチャブリー駅。10時47分、ほとんど遅れなし。
ペッチャブリーを出ると車掌さんが次はホアヒンだと告げて回った。ホアヒンまではあと45分ほど。
反対側の席からは石灰岩の岩山が見えているようだった。
うとうとしていたら車掌さんに声を掛けられた。乗客名簿を見ながら外国人らしき人には声を掛けてくれているようだった。全員に、ホアヒンまであと15分ほどとアナウンス。最後に「Next station, Hua Hin」と英語で言ってくれた。
降車準備。とはいえここで相当の人数が降りた。
列車はホアヒン駅へ滑り込む。
そうそう、ドアは半自動。ボタンで開閉。トイレはどんなだったかな・・・。
ホアヒン駅到着!ほとんど遅れなかった。
王族の保養地ホアヒン。こちらは王族専用の待合室だそうだ。
乗ってきた列車はこれからずっと南に向かう。
奥に機関車が。
さあ、駅を出てみよう。
駅のすぐ前に古い車両が置かれていたので近づいてみた。
この小さな広場にはにゃんこが住み着いている。車両の下に誰かが餌付けしている形跡が見えた。
車両の広場の脇には大きな祠。
海の方角へ歩いて行く。
駅を離れてすぐ、めっちゃ味のあるホアヒン消防署。
消防車は路駐。こりゃ年季入ってる。
観光地にありがちな、でもあんまり流行ってなさそうな飲食店の複合施設。
なんと肉骨茶屋が見える。気になったけれど、営業はしていないようだった・・・。
大きな交差点に出たら左折する。あのゲートをまっすぐ行けば海。
路地裏に今夜のお宿はあった。Tanawit Hotel & Spa。1,000バーツというお値段に期待の余地もなかったが、Agodaの評価は結構良かった。
また立地もなかなか良い。
ウェルカムドリンクとおしぼりがありがたい。
古いホテルらしい廊下。
お部屋は無駄に広い。
なんとなく湿っぽくうっすらとかび臭い。でも酷いホテルにある不快な感じではない。海辺のリゾートにありがちな臭いだ。
角部屋だったようで窓がいっぱい。
バスルームはやっぱりそれなり。
途端に侘しくなる。
見下ろすと結構広いプールが。しまった水着持ってくればよかった!
ここはもうマレー半島の始まり部分と呼んで差し支えないだろう。マレー半島は南下するほど山がちになっていって目に豊か。
お山の中腹に寺院が見える。
汽笛が鳴って、次の南行き列車(途中で追い抜いてきたのかもしれないけど)が到着したのが木立の間にちらっと見えた。
ずっと風邪をこじらせていて油断するとすぐ微熱が出てだるくなる。移動の疲れもあってもったいないながらも寝落ちしてしまった。
起きたら雨は上がってめっちゃ晴れていた。
海までは徒歩10分ほど。
小腹がすいている・・・海へ辿り着く手前にあった屋台に座った。
ソムタムの壺があったしガイヤーンも焼いていたのでオーソドックスなイサーン屋台だということはわかっていた。
そのソムタム(タイ)とガイヤーン・・・ここ数ヶ月ないくらいのコテコテなタイ料理チョイスになってしまった。
タイ料理は嫌いじゃないしむしろ好きだけれど、どうも他の国と違ってメニューの幅が狭いと思う。インドネシアなんて行くたびに大量の未知の料理の洪水で迷いまくるし、マレーシアやシンガポールでも民族ごとに違うものが食べられるけれど、その点インドシナ半島は県程度の規模だとあまり食べ物のバリエーションを感じない。
昼食を終えていよいよ海へ。
ホアヒンの海。タイランド湾を挟んで、パタヤのほぼ対岸になる。
王室御用達の保養地だけあって派手なマリンスポーツはないそうだ。
さっきまでの雨もありいつもよりは濁っているかもしれない。
向こうに小高い山が見える。
カブトガニが打ち上げられていた・・・。
パタヤほどではないがビーチチェアー屋が並んでいる。
そのうちの一つに陣取った。席代は確か50バーツだったと思う。
時折体験乗馬の観光客が通り過ぎていく。
物売りの人の数は少なかったけれど、一人妙にしつこいおばさんがいた。そうだ、ビーチに座っていると毎回鬱陶しいなって思うんだった。後悔してもうやめようって思うのにまたやってしまう。
なお、パタヤでは物売りはいっぱい回ってくるけれどしつこくはないのであまり不快な印象はない。
だいぶ陽も傾いてきたので一旦ホテルに戻ることにする。
ビーチ近くにあるホアヒン警察署。
ホテル近くの大通りPhet Kasem通りには大きな寺院があった。道路が広過ぎて行かなかったけれど、ワット・ホアヒンというお寺らしい。
部屋に戻ってお手洗いなど済ましていると陽が沈んだ。山に沈む太陽はいいなぁ。
お目当てはホアヒンナイトマーケット。
さすが海の街、シーフードレストランが多い。
なんだろう、山を背負ったナイトマーケットっていい感じ!
鳥たちも寝床へ帰っていく・・・。
線路沿いのPrapokklao Rdに突き当たってマーケットは終わる。
突き当たりにはRailway Bar。
引き返して、振り返る。山あり海あり、安らぐ土地だホアヒンは。
あまり混んでいない、でも空き過ぎてもいない一軒に入った。確かホアヒンシーフードっていう名前だったような・・・。
駆けつけ一本。
頼んだのはこれ。
エビのタマリンドソースがけ。
軽めのつまみにと頼んだミドリイガイは19個も入っていた。
お会計を済ませたらおまけのデザート。
満足してまた屋台を眺めつつ帰る。
これは何か小さな仏像の屋台。本当に小さくて可愛らしく買いたくなった。
すっかり夜。
ロテイ屋台が多く一つ買ってみることにした。
欲望に負けてチョコレート&チーズなんていうのにしてしまった。
これは人をダメにする味だ!
このお店だけがそうなのか、バンコクで食べるのと違い表面はかなりクリスピーだった。
ナイトマーケットの途中にあって見逃しそうな、もう一つのマーケットへの入り口。
こちらはChatsila Night Marketというらしい。手前のナイトマーケットと違いローカルに自然発生感てのは少ないけれど、ちょっと小奇麗でおしゃれなマーケットを目指した広場みたい。
■Stay:Tanawit Hotel&Spa