結局まともに寝た記憶がない。うとうとしたような感じもない。どうも自分はシートが垂直の方が眠れるらしい。VIPなナコンチャイエアはシートが最初から微妙に倒れていて、それが良くないんだと思う。
そんな感じで5時半頃、ウドンタニーを通過した。
ウドンタニーの中心部を離れ、またのどかな風景に。
6時前、おめざのラクタソイが配られた。
おめざのクッキーも配られた。
ウドンタニーを出て北隣のノンカイ県にやってくると途中下車する乗客が増えて来た。
お隣のおばあちゃんとお孫さんも途中で降りた。
ノンカイ県のお役所。
ここはもう結構国境に近いモール前。トゥクトゥクがバスの乗客を待ち構えている。
踏切を渡った。この線路は遥かバンコクからやってきて、ノンカイ駅を越えてラオスまで続いているけれど、この辺はもう運行はしていないはず。国境を越える列車はない。
【2019.10.17.追記】国境越えの列車ってあるみたい・・・ですね。
一番下、ビエンチャンって書いてある。
まあでも、まだタイの普通の地方都市だね。
すると進行方向に見えてきた、友好橋のタイ側のたもと。
一旦先まで進み、Uターンする。
ラオスへと続く線路。
一旦国境エリアを離れ、バスターミナルへ。
もうすぐ終点、お疲れ様でした。
バスターミナルは国境から少し東にある。
到着!これはナコンチャイエアの専用の待合室。
すぐ奥に、一般のノンカイバスターミナル。
ビエンチャン行きの国際バスのカウンターはすぐ手前にあった。
パスポートを提示して、7時半発のチケットをゲット。座席は指定。
こちらが乗車予定のバス。
ビエンチャンの先、バンビエンまで行くらしい?
この時はまだバンビエンという地名を知らなかった。
トゥクトゥクの客引きが多い。国境・・・は越えられないだろうけど、さっきの国境手前まではきっと行ってくれるんだろう。
料金表があった。
まだ少し時間があったので水を買ったり、お手洗いに行ったり。
戻ってきたら、トゥクトゥクのお姉さん運転手さんが私を探していた。なんとさっきパスポートを出し入れした時に、ワーパミを落としていたらしい。顔写真を見ながら私を探してくれていた・・・なんて優しい国なんだろうタイは!!そして、寝不足注意。
まだ出発まで30分ほどあったけれど、乗車タイム。
車内で入国書類が配られた。始めて入る国はワクワクする。
座席番号・・・。
さっき来た道を国境方面へ戻る。
さっきも見かけた廟。
ノンカイ県の県庁。
使われることのない(であろう)踏切を再び渡って・・・。
【2019.10.17.追記】国境越えの列車ってあるみたい・・・ですね。)
再び国境。今度は停まらずに走り抜ける。
チェックポイント到着。
下車。
イミグレは撮影禁止というのが常識だから私は自重していたけれど、大丈夫か!?ってくらい堂々と記念撮影している人が結構いた。
さくっと出国。バスは待っていてくれる。
乗り込んで、国境の友好橋を渡る。
うん、まだタイ語だな。
母なるメコン。
タイ国旗。
中心点かな!?
そしてラオス国旗になった。
未だになんて地名かわからないんだけれど、ラオス側のチェックポイントに到着。
下車。
イミグレで入国印を貰った後、一旦手前のブースに戻りこういうカードを買う。(入国印を貰う前でも大丈夫だった。)
イミグレの先に自動ゲートがあるので、そこにカードを入れる。
イミグレ通過後、振り返って撮影。
もちろんバスは待っていてくれる。でもここで降りる人も結構いる。
遂にラオス初入国!
一路ビエンチャンへ向かいましょう。
隣にいたローカルバス。京都市から寄贈されたとのことで有名。
【2023.05.31追記】これは誤り。この白緑カラーのバスはODAで製造されたものでした。京都市から寄贈されたバスは京都市バスのカラーリングそのままです。
ビエンチャンに向けて北上開始。
そういえば、バスに両替おばちゃんが乗っていた。タイ人さんたちがこぞって両替しているので私も1,000バーツ両替してもらった。
でもぶっちゃけ、タイの地方都市の風景と今のところさほど変わりはない。
ただ、やたらにビアラオ提供の飲食店の看板がいっぱいある。
窓が汚かったので写真はこんな感じ。
というわけで、30分ほどでビエンチャンのクアディン市場近くのバスターミナルに到着した。
バスのドアが開くと群がってくるトゥクトゥクおいちゃんたちに圧倒される。
バスターミナルのすぐ前、道路を渡ったところにも屋台が並んでいて、特にカオチーの屋台が目立った。
ベトナムのバインミーに似た「カオチー」。これにすっかりハマってしまった・・・。
ところで、これ何だろう・・・?
何軒も並ぶカオチー屋さんの中で、作り置きしていない回転の速いお店から買った。
5,000キップ。
その場で齧ってみた。うっまい!!
通り沿いにいるとトゥクトゥクの客引きが結構煩わしい。
小さな路地を、地図で見るとクアディン市場と書いてある方へ入っていった。
建物全体が巨大な衣類市場だった。
この時、別の建物まで行けばウェットマーケットがあったことにはまだ気づかなかった。
伝統的な衣装なのかな。それにしても同じようなお店が並ぶなぁ・・・。
大通りのNongbone Rdに出る路地は食べ物屋台が並んでいた。
あっ、虫。
まぁイサーンは目と鼻の先だしなぁ。
Nongbone Rd。
その大通りを渡る。
ちゃんと信号待ちができるわんわん。
こちらはタラートサオショッピングモールの一角だったらしい。でもこのモール、見る角度によって雰囲気が全然違って実際同じ建物だったのかもこの時はわからなかった。
結局この時はバスターミナルの向かい辺りの、家電などお堅いものばかり売っているエリアしか見なかった。
さて、タラートサオの脇の大通りを歩く。
このKhouvieng Rdには、薬草のようなものを売るお母さんたちがたくさんいた。
あ、また日本国旗のバス。
ベトナム料理屋があった。
その付近、何かお守りを売っているような、占いをしているような女性たちがいる一角もあった。
ラオスもタイ同様お坊さんがたくさんいるけれど、タイより身近というか、普通な感じの扱いをされているようだった。
Lane Xang通り。向こうにカシコン銀行が。
続いてSCB。ここはタイの銀行銀座だ。
ブルーのクルンタイ銀行。
暑い中を歩いて行く・・・。
この通りの終わりにWat Sisaketというお寺があった。
タイと違って参拝者があまりいない印象。ゼロではないけれど、とても少ない。
交差点。
突き当たりは大統領官邸だった。
振り返ると遥か遠くにパトゥーサイという塔が見えた。
大統領官邸脇を歩いて行く。Setthathilath通りという通りだった。
全体的に車は歩行者に優しくないけれど、道路を渡ろうとしているお坊さんにも誰も停まってくれなくて、ここにもタイとの違いを感じた。
こんなところでブルネイ大使館に出会うなんて。
この通りは新しくて整っていてあまり面白味はない。
何か、レストラン街。
「HOKKAIDO」だって。
こちらは「TOKYO SUSHI」。
でも、タイほど日本語には溢れていない。
その先はカフェやレストランがちらほら。
true coffeeあった。
ビエンチャンも電線なかなか凄いな。
とはいうもののその先は少し建物が古い。
Wat Mixai。
この角を曲がればホテルはもうすぐ。
ホテルは最近改名したのか、Googleマップでは探せなかった。
ホテルに着いたものの、停電でチェックインも何もできないという。電源のない夜行バスで来て、充電を当てにしていたのに・・・。
仕方ないのでロビーでひとやすみ。
初ビアラオをいただいた。
さっき買ったカオチーの半分をここで食べた。美味しいなぁ。
イヤなことに気づく。スマホ用のケーブルを1本残らず忘れてきていた。AndroidとiPhone両方使っていて、両方とも充電されないとは詰んでしまうじゃないか・・・。
ホテル前のトゥクトゥクは50,000キップだという。その後何度か乗ったけれど毎回50,000キップだったから外国人向けに口火を切る相場なのかもしれない。
よその車の排気ガス・・・。
ってわけでさっき汗を拭き拭き歩いてきた道を逆戻りした。
またバスターミナルへ。
日本からの贈り物。
これがバスターミナルの本体的な。中で国際バスの切符とか買える。
その向かい、タラートサオのモールに来た。
モールのバスターミナル側は家電やら、携帯端末やらのショップだった。スマホよりGSM携帯(ガラケーって言っていいんだろうか)の方が多い。
再び、タラートサオモールの脇を歩く。
さっきも通った、漢方薬?というか薬草とか薬木を売る人々の通り。
これはきっとお供え物。木を祀るのはタイと同じ。こういう風景が好き。
さっきは歩いたLane Xang通りを渡った。角にカシコンがある。
Khouvieng通り。大きな木。
火炎樹だった。
そこからPhai Nam通り。
女性たちが甲斐甲斐しく働くカオピヤック屋さんに入った。
とてもとても優しい、でもしっかり味のカオピヤック。
太い米麺。
この時は気づかなかったけれど、タイ(イサーン?)のクイジャップに似ていると思った。
そしてこの時は気づかなかったけれど、ここは「カオピヤック・タートダム」という名の知れたお店だったらしい。確かに混んでいた。
タイ語で通してしまったけれど、なんか笑われた気がする。
ここ。
お店を出てすぐ左手に大きなチェディが。
近づいてみた。そこはチェディを囲んでラウンドアバウトになっていた。
タートダムという塔だった。ダムはタイ語と同じ「シーダム」の「黒」だそう。飾り立てられることもなくまるで打ち捨てられたかのように草むした感じがとっても良い。ちょっとラピュタ的。
図らずも観光ができた。観光地の少ないビエンチャンで目立つポイントだったらしい。
Phai Nam通りを歩く。
火炎樹。
Pangkham通り。
ちょっと大きなKhun Bu Lom通りに出た。植木市的な一角に遭遇。
おお、ボウリング場なんかあるよ。
お昼だし、閑散。
向かいにはレストランが多そうな商業施設が見える。
結構立派なバス停・・・バスは滅多に見掛けないけど。
そしてATM銀座。
おお・・・LAO-JAPAN BUDO CENTER。
ちょっと覗いてみた。
道着を着た子がいたよ。
ずいぶん遠回りしてしまった。暑い・・・。
なんかすごい大きな建物が遠くに見えた。後で調べたらCultural Hallだったみたいだ。
やっとホテル前の通りに戻ってきたよ。
途中のお寺が気になった。
木立の中に塔があった。
このお寺だったと思う。
そして向かいのお寺も気になった。
でも道路は渡るのが結構大変だ。
あのトゥクトゥク、サバーイだなぁ。
境内を工事していた。
このお寺。
さっきのトゥクトゥクwithハンモック。
売り物・・・・かな?
さて、ホテルに戻ると13時のチェックインまであと少し待ってと言われて、2本目のビアラオ。
早目にチェックインできたお部屋はなかなかシャビーで侘しい気持ちになった。
Agodaの評価は7.6なんだけどな・・・立地だけかな。
古いホテルの年季入ったクローゼットは正直怖い。
せめて窓の外がいい感じなら気分も違うのに・・・。
こりゃいかん。
おまけにエアコンのスイッチが入らない。キッツいなと思いフロントにチェックをお願いしたら、夜は部屋交換になった。
さて、出かけよう。
もうKさんがバンコクから飛んできて、ホテルにチェックインしている。私もホテルを出て、ソイの奥、というか川の方へ歩いて行った。
なんとフジレストラン発見。
川沿い近い道に出た。あそこはナイトマーケットになるらしい。
またATMがいっぱい。
お寺があった。名前はわからない。
大きいお寺だけれど、人もいなくてとても静か。
大きな一方通行の道の向こうにはマーケットエリア、その先にもう一本一方通行の道があり、メコン川がある。
ラオスと中国の関係。
あ、Cafe Amazon。懐かしい気分に。
このソイにあるLao Orchid HotelにKさんを訪ねてやってきた。
向かいはさっきの大きなお寺。
Lao Orchid Hotelのはす向かいくらいにある小さな路地に入る。ちゃんと見ないと見逃してしまう、「HERBAL SAUNA」の文字。
生活感しかないような路地を行く。
突き当たりの雑貨屋さんを道なりに右へ。
こちらです。
この佇まいに圧倒される旅人は多そう。
可愛いわんわんがお出迎え。このサウナには飼い犬が何頭もいるようだった。
基本料金安いでござる・・・20,000キップ。
カウンターにそっとお供え物。
サロンを借りる。ロッカーの鍵を渡される。
Kさんアドバイスで、顔に塗るためのオプションをいくつか購入。
コーヒースクラブ、ヨーグルトにタマリンド。
基本は男性も女性も一緒の空間、唯一脱衣所とサウナ本体だけが別々。
即ちここは男女共有の広場。
Kさんブレンド。
これを体中に塗ってサウナに入る。
こちらがハーブティー。
あちら、女性のロッカールーム。
上には多分マッサージ用の部屋とかあるんだと思う。
サウナの後は冷水で。
サウナルームは激アツなのでそうそう長時間は入っていられない。出ては冷やし、休みを繰り返す。
3時間近くのんびりし、帰り際。このわんわんはくずかごからヨーグルトの空き容器をくすねるのが実にうまかった。
触ったらめっちゃ臭かった・・・笑。
こうして初めてのビエンチャン薬草サウナ(知る人ぞ知る)体験、終了。このローカルな雰囲気が実によい。
表通りに戻る。途中の雑貨屋さんの佇まいも良し。
Kさんのホテルなかなかいい。次ビエンチャンに来る時はここに泊まることに決めた。サウナも近いし。
部屋からメコン川が見える。川の向こうはノンカイ県だ。
部屋を出て、川の方へ。もはやすっぴん。
川沿いの道には屋台が出ていた。
イサーンソーセージっぽい。
ナイトマーケットも始まっているようだった。
私のホテルのソイに戻ってきた。
「Banlao」というレストランが目に入った。
入ってみる。
ファランの旦那さんとラオス人奥さんと思われるご夫婦のお店だった。
ご挨拶代わりのビアラオ。
ラオスのラープ。タイのラープほど複雑な味ではない。バジルが大振りに入っていて、シンプルな味。辛くもない。
ラオスのソムタム。これは一緒かな。
やっぱりカオニャオ。
ラオスソーセージ。イサーンだな。
タイ料理ほどには刺激が少なく食べやすかった。
暗くなったのでおいとまする。
食後、また川の方へ。
ナイトマーケットそぞろ歩き。
山岳民族かな?おそらく有料の写真撮影。
川への上がり口に「SAMURAI PIZZA」。お好み焼き屋さんだったかもしれない。
メコン川のほとりに出た。
夕涼みしている人がたくさんいる。
あちらはタイ、ノンカイ県。こちら一国の首都だけど、あまり変わらない感じ。
エアロビしている人がいる。国力は別にして、みんな幸せそうだ。
マーケットを通って川沿いを後にする。
Kさんのホテル前の通りをぶらぶら。
どうもこの向かい合った二軒がお買い物の中心地らしい。
Kさんは飲む方ではないし私も徹夜バス明けで疲れているので、最後はビールではなくラオスコーヒーで〆ようということになった。
Cafe Sinouk、ビエンチャン市内でときどき見かけたシアトル系オマージュのようなロゴのチェーン。
店内結構オシャレ。
テーブルにコーヒー豆をあしらう。
Kさんと別れ、自分のホテルへぶらぶらと。
部屋に戻ったら結局エアコンは直っておらず、部屋が交換になった。
同じく古いけれどこっちの方がシャビー度が低くて嬉しい。
窓も大きい。
窓を開けたら、ホテル前の通り。普通の暮らしを送る人々を垣間見ながら、就寝。
■Stay:New Lao Silk Hotel