あの日、海の向こうで

1日分を1ページに押し込む旅日記。画像大量。

2018年1月19日(金)【シンガポール】ベイエリアじゃらんじゃらん

目が覚めて窓を開けたらカランの新スタジアムが見えた。

身支度を整え出かける直前にもう一度。シンガポールの朝。

ホテルのロビー脇にあった「Heavenly Wang」でカヤトーストのセットをいただく。

・・・いただかなくても良かったんだけれど、やっぱり一食でも多くローカルフードを食べておきたい煩悩に勝てない。

店員さんは若いお兄さんだったけれど、駅前立地の通勤時間帯で立ち寄る人が多くワンオペで大変そうだった。

最近弱り気味の胃に、甘いコピとカヤジャムでダメージが・・・。

タクシーでオーチャードへ仕事場へ移動。

オーチャードのHoliday Innのレストラン「Window on the Park」でブッフェのランチ。

セルフサービスのポピア。

ロジャック。

ローカルフードが多くて楽しかった。

シンガポールラクサ。自分で具材を選んで茹でてもらう。

同席のマレーシア人さんたちが「カンポンの思い出!」と懐かしがったこのお菓子。セブンイレブンにはない、個人商店に昔は必ずブリキの缶に入って置いてあった、と・・・。

特にこのカラフルな小さいクッキーと、チキンの味のするクッキー。

カラフルなクッキーはIced Gem(糖霜饼干)というらしい。シンガポーリアンにとってもマレーシアンにとっても、小さい頃の駄菓子屋さんのイメージ。

午後はジュロンイーストへ移動する。

かつてジュロンイーストへ行くとなるとだいたい海沿いの高速(AYE)を通っていたので、今回のようにオーチャードから内陸を通ったことがなくどこを走っているかよくわからなかった。

通りの名前もよくわからないものばかり。

廟と・・・。

ここはなんだかいろんな宗教関連施設が集まっていて、まさにシンガポール

おっと高級住宅街。

その後PIEに乗ったところでうとうとしてしまい、目が覚めたら見覚えのある光景。

Toh Guan Rdはジュロンイーストの物流ハブで日系企業も多く、かつてここに営業に来たこともあったなあ。懐かしい。

さて、仕事も終わり今度はAYEをシティへ帰る。

雨が降りそう。

クラークキーのセントラルで降ろしてもらう予定・・・だが反対車線なので遠回りして戻ってこなければならない。そうしているうちに大雨に。

シティホールの辺りまで行って戻ってきた。

雨に煙るラッフルズプレイス。

セントラルで下車しMRT駅へ向かった。

あっ懐かしいなぁここ!

Yamakawaスーパー。たまに日本食材買ったっけ。

「Sticky」、この飴屋さんも懐かしい!以前ここで実演販売を見たっけ。

当時シンガポール国旗の金太郎飴があって、あったらまた買おうと思ったけれど残念ながら今回は見当たらなかった。

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クラークキー駅。「クラークキー」って響きがもうね・・・。

あっ、タイガーのラドラーの広告。今回飲みそびれた!

一駅、チャイナタウン駅到着。写真を撮りまくりたい衝動に駆られるもまずはチェックインして荷物を置こうと急ぐ。

あーでもこっからはもう我慢できん。大好きなKeong Saik Rd・・・。

かつて友達との旅でトランジットで立ち寄って、偶然通り掛かったこの通りにすっかり惚れ込んでしまったことがやがてシンガポールに住む遠因にもなっているんだと思う。

ピナクル、ちらっと見える。後のお楽しみ!

今夜はプライベートの宿泊なので安宿に移った。またAgoda先生のポイントのお陰で1/3くらいになったけれど、それでも775バーツ、2,500円程度払ってる。

趣のあるショップハウスを改装したホテル。

でも最安値のお部屋は窓がないどころか半分地下。独房かな?

これでも2,400バーツなんだよね・・・。

ただ、今はカプセルホテルでもこのくらいするので、せめてトイレシャワーが占有できるだけでもありがたいってもの。というかトイレシャワーつきで個室でこの値段はむしろ破格の安さ。しかも市内ど真ん中で。

スタッフさんも丁寧だし、立地はいいし、最低限揃ってる。

でもさすがに窓のない地下の独房は気が滅入るので早々に外に出る。

スコールも上がった。

Keong Saik Rdの大好きなアングル、ショップハウスの通りの向こうにそびえるピナクルが借景に。

と、Keong Saik通りは後の楽しみにしてチャイナタウンへ戻る。

まだ少し雨がぱらついてくる。

Smith St、久しぶり。

そっか、もう春節も近い。

今年は戌年だった。

Temple St、久しぶり。

ロビンソンロード方面を借景に・・・。

そしてメインのPagoda St。

赤いランタンの向こうに摩天楼・・・。

日本人のストリートミュージシャンがいた。

外国人がボランティアで何かスポーツを教えたりすることさえ厳しいシンガポールで、外国人旅行者がこういう寄付を貰う活動をするのはNG。外国では自分は外国人だってこと自覚して行動しないとリスクだね。

Eu Tong Sen Stを渡る。

People’s Park前、なかなかの混雑。

雨にも関わらずたっくさんの人で賑わっている。やっぱ最近の新しいフードコートと違ってこういう昔からあるホーカーの集客力凄い。

一軒のお店に目が留まる。

ニラ入り肉まんを買うことにしたが英語なのに通じない・・・。

でもお姉さんの問いに日本と答えると「アリガトー」と言ってくれた。

ニラ肉まんっていうと塩味かと思ったらちょっと醤油味だった。

この大きさで1.50ドルなんて破格の安さ。というか今シンガポールのストリートフードで1ドル台で食べられるものなんてあるんだろうか?

ちょっと大きすぎたな・・・すっかり満腹になってしまった。

さて、雑踏を離れ移動開始。

旅のお供はコレ。1日乗車券を2日分買った。26ドル払って、10ドルのデポジット。1日8ドルでMRTとバスが乗り放題だ。

クラークキー駅では売ってなくて、チャイナタウン駅で買った。

駅に入って何気なく路線図を見てびっくり。いつの間にこんなに延伸したんだろう!

かつて都心の盲腸みたいに開業したダウンタウン線が東はExpo、西(北)はなんとブキッパンジャンまで!

Bayfront駅に到着。海湾舫、という漢字名萌え。

この発想力・・・!イーストコースト沖を埋め尽くすタンカーや商船の姿は、のんびりしているはずの熱帯の海に似つかわしくないシンガポールのある意味よくない象徴かもしれないけれど(※私は大好き)、そんなさまを逆手に取ったこの壁画に感動した。

シンガポーリアンにとっては、これがふるさとの海なのだ。

駅から地上に出て、マリーナベイサンズを背にベイエリアの方に歩いて行ったら移動遊園地みたいなのがあった。

クレーンみたいなアトラクション。

ぐるぐる回っていた。

こんなオブジェも。

そして・・・この光景!!

溜め息しか出ない。かつてこの光の中で暮らした1年間があった。

あそこにもテンポラリー的な遊園地が。

また水辺を一周することにした。

対岸のマーライオン

エスプラネードがカラフル。

マリーナベイサンズを望む、一番好きなアングル。

こちらの移動遊園地も摩天楼をバックに楽しそう。

青みを増した。

狙ったわけではなかったけれど、ちょうど午後8時のショーが始まるところだった。

噴水たちもパフォーマンス。

なおも海辺を歩きフラトンベイ。

また何か新しい建物ができているなあ。

荘厳、フラトンホテル。

ワンフラトン。

そういえば以前はこのアングルから撮るとシンガポールフライヤーの辺りに強烈な投光器のようなものがあったんだった。(F1?)

そして、ここまで歩いてきた。マーライオン・・・。

世界三大がっかりとか言われたって、私はマーライオンが大好きだ。ウォーキングでたまーにここまで歩いてきた思い出。

前もこんなだったっけ?マーライオンの周囲が階段になっていて至近距離まで近づけるし、そのまま水辺まで降りられる。

エスプラネードブリッジのスロープから見渡せるシンガポールの二大シンボル。

そして背後に光る摩天楼。

マーライオンパークからエスプラネード通りをくぐり、普通だと自然とボートキーの方に歩いて行くのだけれど、なぜか今回無意識に歩いて行ったらボートキーの対岸に出てしまった。ほとんど来たことがなく風景に馴染みがない。この辺は「Civic District」というようで、美術館などの公共の建物が立ち並んでいるらしい。

そのまま道なりに進んで行くと・・・なんだありゃあ!

Victoria Theatreという建物だったらしい。

白亜の建物のファサード部分にいろいろな光のショーを映している。

さらに進んで右奥のNational Gallery Singaporeも。

Straits Timesに記事があった。1/28までのショーらしい。

川の方へ向かうと、こちらの建物も。「The Arts House」。

すっごく自分の好みのアートというわけではないけれど、期間限定だしええもん見れた!という感じ。

そしてラッフルズ卿上陸地へ。

思えば私、これまでこのラッフルズ卿の像をちゃんと見たことがあったかなぁ?

対岸のラッフルズプレイスの摩天楼。

そしてボートキー。週末の人々の笑顔で溢れる。

私にも、一日の疲れをあそこで癒した一年があったなぁ

そのまま上流の方へ歩き、North Bridge Rdに架かる橋。

私の働いていた会社は私が帰った後リパブリックプラザに引っ越してたんだっけ。今はもうなくなってしまったけど。

そのままバスでチャイナタウンまで帰っても良かったけれど、結局クラークキー駅まで歩いた。

ヒルストリート警察署。

New Bridge Rdに出た。ERPのガントリーに胸がぐっとなる。もう私には関係のないものだけれど、かつてシンガポール人の友人たちとネタにして笑ったこともあったなぁ。

ちょうどバスも来たので乗った。

賑やかなチャイナタウン。ここで「年越し」を迎えたこともあったっけ。

Smith Stかな?

通り過ぎてふと気づく。道端に腰かけている男性。

もしかしてこの緻密なショップハウスは、あの方ではないだろうか。

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この画家さんを以前見かけた気がするのです。

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結構気に入って何度も泊まった、定宿と言っていいSanta Grand Hotel Lai Chun Yuenは「Opera House Hotel Lai Chun Yuen」と名前を変えてしまったようだ。

私の感傷なんてまったく関係なく、シンガポールはどんどん変わっていく。

Smith Stの美食街で福建麺でも食べようと思ったが、相変わらず胃の調子が悪く諦めた。

Keong Saik Rdに戻ってきた。

お気に入りの眺め。

ピナクルの居候先にお邪魔することも考えたが、心身共に疲れ切っていてその気力がなかった。

(水平が取れていないな・・・。)

Neil Rdとの角にあるフードコート。

食欲はなかったけれど喉が渇いていて1本飲んだ。

道行くタクシードライバーさんとふと目が合うとにっこりしてくれた。昨日からこんなことが多い。シンガポール、もともと優しい国だけれど、ここまで愛想のいい国だったろうか。

飲んだ後は路地を覗きながらホテルまで帰る。

Neil Rdまで出てみたりした。この通りも好きだ。

とはいえNeil Rdはバー街で落ち着くホーカーなどはないので引き返してきた。

そのままNew Bridge Rdまで彷徨ってきた。角の有名なお粥屋さんに入りたい気持ちもあるもののやっぱりそこまでの食欲がない。

クレタアイルのHDB。古いけれどこの辺のHDBに住めるなんて便利だろうなぁ。

結局ホテルまで戻った。

寄る辺なく彷徨ってしまった・・・疲れて即寝た。テレビも消し忘れつつ。

■Stay:Park 22 Hotel Chinatown