あの日、海の向こうで

1日分を1ページに押し込む旅日記。画像大量。

2017年12月31日(日)年越しはKLで

晦日の朝。

BTSからA1バスへ。

最近A1バスではWiFiがつながる。(LINEはダメっぽいけど。)

めっちゃ混んでるドンムアン。あちこちから大声が聞こえる。そういえば入り口脇でも怒鳴り合っているご夫婦がいたけれど、なんと日本語だったなあ・・・。

そんな時はセルフチェックイン。そのために荷物も預けない。

さっくり出国、ざわつく制限区域内。

搭乗までそんなに時間もなかったので、サブウェイを買ってゲート前で食べる。

向こうのバンドン行き、搭乗に群がって何列にもなって・・・。

バスで運ばれる。

搭乗。

席は最後列窓側にした。

ビザ未確認の乗客がいたようで出発が微妙に遅れる。

隣はころころと太ったインド人の少年2人。おしゃべり好きでガンガン話し掛けてくる。バンガロールから来て、バンコク、KL、シンガポールと旅をするらしい。両親は通路を挟んで向こう側の席。微笑ましいけれど、やかましい。前の席の女性たちが不快そうにこっちを振り返るのがわかった。

スマホをフライトモードにしていたのさえも「スイッチ切らなきゃいけないんだぞ」と見咎められ、これじゃフライトモードにしながら音楽聴いたり写メ撮ったりしても厄介なことになりそうだと感じる。コンデジあってよかった。

昨夜よく眠れず、とにかく眠くてもう着陸態勢になる頃までしっかり爆睡。アナウンスで目を覚ますと少年たちの特に弟の方が飽きてしまったのが前の背もたれを叩いたりしていて、これまでの2時間前の女性は耐えていたのだろうかと思うと気の毒になった。

どの辺かな・・・こうやって地形でわかったらいいのに。

コンデジはズームできるからいいけれど、今回コンデジのズームレバーが調子悪いことに気づいた。買ったのは2014年、シンガポールのムスタファで。

着陸直前恒例の殺虫剤散布。あれ?これMHやTGでもやってたっけ?(マレーシアのルールだそうだからやってるんだろうけど・・・。)

今や東南アジアの観光業を支えるのは中国人だ・・・。

嬉しいな、これから数日ひたすらに自由な時間を過ごせる。

さあ、到着。

思えばプライベートでマレーシアに来るのは久しぶりだ・・・。

ペトロナスの「おかえり」が嬉しい。

マレーシアもクリスマスなのね。

最近ナシルマバーガーを出したというMarrybrownを探したのだけれど見当たらない。公式サイトにももう載っていない。昔のKLIA2というかLCCTにはあったのになぁ・・・。

というわけで「シアトル系」のようにここ10年ほど大興隆している「OLD TOWN系」のHOMETOWN HAINAN COFFEEへ。「コピティアム系」とも言えるか。

胃の調子が悪いので大人しく甘みのないお茶にする。

ご挨拶代わりのカヤトースト、ただしスチーム。

クリスマスだなぁ。

速やかにKLセントラルまでRM12。

ちなみに私の前の座席は背もたれが壊れていて、座った女性が勝手に背もたれが倒れるたびに「Oh my gosh!」と叫んで大爆笑しているのでついつられて笑ってしまった。(もちろん席は移動した。)

ツインタワーとKLタワー、KLの二大シンボルが見えるよ!

国立博物館脇。あれー、なんかこれまでとKLセントラルへの入り方が違うような。(おおかた工事したりして導線が変更になったのかもだけど。)

ブリックフィールズのあたり。

この後KLセントラル駅地下に入ったけれど、バスターミナル構内が悪臭に満ち満ちていて弱った。どうもnuあたりのモールのゴミ集積場がターミナルの脇にあるようだった。

KLセントラル駅到着。

LRTでPasar Seni駅へ。

旧KL中央駅舎。

奥は国鉄本社屋。

国立モスク、まだ近づけたことがなくて残念。

下車。

今夜のお宿はここ、「Hotel GEO」。安くて多少古いけれど、駅に近くてとても便利。そして何よりチャイナタウンにあるのが嬉しい。

チェックインして、お邪魔しまーす。

シャワールームの形状は旧式で決してピカピカというわけではないけれども、まあ気にしない。今回はAgodaのポイントも貯まっていてほぼタダで泊まれるし。

部屋からはスリ・マハマリアマン寺院のゴープラムが見えた。

じゃあ、外に出てみよう。

エレベーターホールから見えたクラン川。

暮れなずむチャイナタウンへ繰り出す。

これ、狭い路地の両側に車を停められてしまっていて、奥でトラックが激おこクラクションの図。なんてことだ・・・マレーシアは大好きだけれど、交通マナーはタイの足元に遥かに及ばない、残念な点。

関帝廟はもう閉まっていた。

ずっと入りたかった肉骨茶やフィッシュヘッドスープのお店「大口仔(Big Mouth)」。夜しかやっていなくて機会を逃していた。

エアコンの効いた屋内もあるけれど、私は敢えて外で。

奥は日中はウェットマーケット。夜はネズミの大運動場。

出たっ!

おおーっ湯葉たっぷり。油条頼まなくてよかった。

いろんな部位に、白菜たっぷり。

白菜たっぷりなのはバンコクのヤワラートの「義肉骨茶」を思い出す。

満足して外に出たらはす向かいのスリ・マハマリアマン寺院が眩しい。

引き返す。

関帝廟に灯りがともっていた。

さて、チャイナタウンをちょっと歩く。

Jl. Hang Lekirが一部停電。

電気が復旧したら商店の人たちから歓声があがった。

店が出ていたらつい食べてしまう牛肉粉のお店。近くにある人気の「新九如」と同じ幟を掲げている。「夜市」と書いてあって、夜だけ出る屋台で同じ店だろうと思う。

この牛肉の薄切りはさっと湯通しするだけなんだけれど、温度管理とか大丈夫なんだろうか・・・まぁ大丈夫なんだろうなあ。南国には南国のセオリーがあるのかもしれない。

ぶら下がっている黄色いのはハチノス?

牛肉オンリーなので隣ではムスリムのグループも食べていた。

まだほんのり赤い牛肉、その他にいろんな部位や肉団子も入る。肉鬆的な粉末もかかっている。

一旦ホテルへ戻ろう。

ただいま。

部屋で少し休むも、することもないので結局すぐにまた出かけてしまう。

9時半頃。今思えば動くの早過ぎ、もっと遅くても良かった。

これからあそこに向かう。

車内は凄い乗車率。これまでKLのLRTでこんなに混んだ車両に乗ったことはなかった。車内でドイツ人が「トーキョーみたいだ」と言っていた。

KLCC駅、溢れるホーム、乗れないエスカレーター。

地上に出たらやかましくてびっくり。

ラッパやスナックがあちこちで売られていた。

凄い人だ。もう10時も過ぎちゃってSuria KLCCも閉まってしまったし、近くで休める場所は見込めないだろうなあ・・・。

ああそれにしてもやっぱりツインタワーは美しい。

こっち側でずっとカウントダウンまで待つか、それともKLCCパークへ行くかちょっと迷った。正しい花火の打ち上げ場所をちゃんとググるんだった。なんとスマホのスペアバッテリーもパワーバンクも全部忘れてきていて・・・USBもないからスタバがあっても充電できない。

真正面へ来た。

撮影スポットとあって凄い人だ。

AmBankビルに新年お祝いメッセージ。

ここで立ちすくんでいるわけにもいかないのでツインタワー周囲を時計と反対回りに公園の方へ。

タイでもシンガポールでも定番の、お祭りの場所にいる風船売り。ここにも。

この先マンダリンオリエンタルKL脇から公園へ出るも、凄い人。

なんとか公園側へ来た。

タワーが綺麗に見えるところを求めて公園内の丘へ。スリアKLCC前のシンフォニー湖のほとりではカウントダウンライブが行われているようだ。

めちゃめちゃ真正面に美しいツインタワー。この丘の上にも人がいっぱいいて、道路の脇にシートを敷いて座っている。

もうこの時私のスマホバッテリーは瀕死で、この後予想される帰宅ラッシュ大混乱に備えてわずかなバッテリーは残しておきたくてスマホは触らずにいた。結論から言えばカウントダウン花火は公園内から見てもあまり意味がない。ちゃんと調べればよかった・・・。だいたい常識で考えて、こんなタワー脇で上げるわけもないわな。この時、過去にネットで見かけたトレーダースホテル辺りでの花火鑑賞情報を一瞬だけ思い出したりもしたのだけれど、そっちまで行ったら駅に戻ってくるまでにどんだけ時間がかかるんだろう、Googleマップももう見られないしどこをどう行ったらいいかもわからないし、事前にNew Straits TimesでAM2時まではLRTが走るという記事を見たけれど、それにも間に合わなかったら困るだろうしと優柔不断が働いて公園を離れるのは怖かった。

光のショーとカウントダウンライブ。なぜか日本語の歌まで聴こえた。

(水平取れてない・・・。)

少し場所をずらして、木の根っこが椅子のようになっているところに座った。スマホを見るわけにもいかないし、ただもう木によりかかってぼんやりしていた。

あと30分ほど。

本当に、なんて美しいタワーだろう。

コンデジでズームMAXにしてみた。ブレたけど。

そんなわけでグラビアをどうぞ。

カウントダウンコンサートもたけなわ?

その瞬間を待つ皆さん。

12:59、カウントダウンが始まりラッパの音が響き渡る。

花火が上がり、周囲の人に驚きとがっかりの叫びが沸き起こる(笑)。

後ろやんけ!!!

周囲の人が「ええーっ」とかがっかりしたり、それでも花火を見上げている中私は速やかに右手右手へ移動。

移動しつつも写真は撮った。

アンパン側というか、公園を時計回りに回るようにタワーからだいぶ離れてきた。

花火を見上げる皆さん。自分のこと棚に上げてなんだけれど、皆さんも事前にベストポジションをググったりはしなかったのかな?別に花火さえ見られれば、花火とタワーが一度に見られる場所じゃなくてもいいのかな?

また脇の方から花火があがり、だいぶフレーム内に一緒に収まるようになってきた。

花火が10分ほど続くからできたこと。

おっ、もう少し。

もうこの辺で歩くのはやめた。不完全だけれど、花火とツインタワーを一つのフレームに入れることができた。

エンディング。

ひと際大きな花火が一発あがり、周囲から歓声と拍手。カウントダウン花火が終わった。

さて、ここからが問題だ。

ずいぶんアンパン方向に来てしまっている。

しかも普通に公園方向に戻ろうと思ったけれど人が凄い。とにかく公園から出るようにした。

この辺こそが撮影ポイントだったんだろうなあ。

一旦公園から出て、公園の外周の道をKLCC駅を目指す。

Masjid Asy-Syakirinではお祈りが響いていた。キリスト教でいう年越しのミサを彷彿とさせられた。

KLCC前は人が凄くて全然動けない。人垣のせいで駅の場所もわからないし、どのみちこの人の数では駅になんか入れないだろう・・・。

というわけでそこから10分弱、一駅戻ったアンパンパーク駅まで歩いた。

持っててよかったプリペイドカード。

ホーム。乗れるかな・・・一本回送列車が通過していった。その後この駅にも回送列車がやってきた。無人の列車の到着を見て乗客から歓声と拍手が上がった。みんな不安だったのね・・・。

KLCC駅ではほとんど誰も乗れなかったけれどホームで待っている人も殺人的というほどではなかったので、さっきの回送電車で結構乗れたんだろう。満員の車内ではまた英語を話す華人さん(シンガポーリアン?)が「日本みたいだ」と言っていた。

マスジッドジャメ駅で降りていく皆さん。

パサールスニ駅でも結構な人が降りた。

LRT駅からMRT駅の方へ去っていく皆さん。

帰り着いた・・・1時半。

■Flight:FD313 DMK-KUL

■Stay:Hotel GEO