起きたらここ数年で一番の二日酔いだった。胃は空っぽなのに吐き気が止まらず、本当は午前中昔の職場を訪ねたかったけれどやめにして、ギリギリまで寝ていた。
カメラを向けるのもしんどかった。
心の底から後悔しました。
ビザの受け取りは申請翌日の午後2時から3時までの1時間のみ。1時間半ほど早く着いてしまったのでファーイーストショッピングセンターへ行ってみた。
小さなメイド専門エージェンシーがたくさん入っている場末感の堪らないビル。きらびやかで華やかなオーチャード界隈はいけ好かなくて近づきませんでいたが、ここやラッキープラザだけはちょっと別でしたね。
当時このビルで開業していた美顔鍼に通った時期もありました。
客引きしていたおじさんたちがカタコト日本語で話しかけてくれた小さな店で、足+背中で1時間のマッサージを受けた。
隣の白人が絶叫していた。確かに痛かったがNO PAIN NO GAINと言われ我慢させられる。そうだ、サバーイサバーイなタイマッサージとは違うのだ・・・。
二日酔いが嘘のように引いてくれることを期待したがそんなはずもなく、でも少しラクになって大使館へ。
オーチャードロードは恒例のクリスマスイルミネーションで飾られていた。
昨日SGD100と引き換えにもらったピンクの券を返し、ビザが貼られてパスポートが帰ってきた。
返却は列の最後に並んでもものの10分で終わったのでMRTでも空港へ行けたが、立って乗る気力がなかったのでタクシーでチャンギまで行くことにした。
バンコクでDLして一度使ってみたものの誰も応えてくれなかったGrab Taxi(タクシーアプリ)を試してみたら10秒もしないうちに近くを走るドライバーさんが答えてくれた。
名前を呼ばれ、ドライバーさんにもThankyouと言われ・・・シンガポールにいると本当に会話が多い。私もタイ語を覚えたらこんな風にバンコクでも誰かと言葉を交わし合えるんだろうか。
PIEを走り空港へ。
帰りはScoot。
WiFiを返却したり、お土産に肉干を買ったり。
2タミの、以前コーヒービーンだったところにできていたカフェでゴートチーズのサンドを買って食べたが、途中でやっぱり気持ち悪くなり残してしまった。高かったのに・・・(笑)。
空港で彼氏と落ち合う予定のYちゃんと出国前に会うことができた。
搭乗。
さらば、シンガポール・・・。
涙の別離かと思ったが離陸まで寝入ってしまっていた。
ウビン島やテコン島の浮かぶジョホール水道をあっという間に越えて、シンガポールは後方に離れていった・・・。
旋回すると、ジョホール川に架かる長い橋が見えた。あの橋もドライブで渡ったことがあったな・・・。
かつてこの大好きな島国をほぼなんの不自由もなく縦横無尽に存分に歩き回っていた1年間があったことが遠い昔のことのように思えます。
復路も機内食(やっぱりナシルマ)を予約していたがこれに至ってはまったく食べられず。
LCCながら機体はB787。でも最新鋭機の誇るファシリティはすべて取り外されていて、唯一窓のスクリーンだけがやたらハイテク。
ボタンを押すとスクリーンがかかる。
しなやかな翼。
2時間みっちり寝て、もうバンコク上空。
なんだか初めてここを「HOME」と感じた気がする。諦めに似た部分もあるが・・・。そこがタイだとかバンコクとかそういうことではなく、住所のある場所だということでしょう。
到着はドンムアン空港。イミグレでだいぶ待った。
2年ぶりに利用するA1バスもすぐに見つかった。
車掌さんが謎の筒から繰り出す切符。
モーチット駅まで30バーツ。
某さんとKさんが雨宿りの食事中というのでプラカノンまで行った。
お酒は飲まず、たこわさときのこパスタだけいただいた。
■Stay:TZ302 SIN-DMK
SIN
DMK
Non-B Visa