あの日、海の向こうで

1日分を1ページに押し込む旅日記。画像大量。

シンガポールからクアンタンへ

2009年2月18日(水)・19日(木)

成田空港で時間つぶし

北国の港町、「ジャスコ」前から夜行バスに乗る。

朝の東京。ああこうして見ているとその後自分の身に起こることなんて全然想像もしていなかったなあ。当たり前だけど。

この頃は夜行バスで来て500円のシャワーを浴びるのがお決まりになっていた。

あまり使っている人はおらず、いつもすいていた。

引き締まる空気の中、シャトルバスで2タミへ向かう。

こんな季節だねえ。

これこれ!ウィルコムW-ZERO3。現地での連絡手段にはGSM携帯を、情報収集にはこのPHSを持つことにしていた。

今思えば物凄く画期的な機種だったと思う、キーボードまでついて、WordやExcelも使えて、本当に掌サイズのパソコンのようだった。(動きはなめらかとは言い難かったけれど・・・。)スマホよりずっと早く時代を先取りし過ぎた感のある元祖スマホ

ウィルコム W-ZERO3

参考記事

buzzap.jp

news.mynavi.jp

 

そしてこの時、KさんやYさん、Tさんと初めてご対面。皆さんの軽食に同席。

MHでKLへ向かう皆さんと再会を期して、お見送り。

1タミに戻ってきた。

私の便は夕方。まだまだ時間たっぷり。

マッサージ機を試したり。

フードコートのタイ料理屋「ジャイタイ」でお高めタイ料理でフライングアジア飯してみたり。

時間を潰し切れず出国。

贅沢にも「リフレッシュルーム」なる仮眠室を使ったりしていた。当時いくらくらいしたのかな。

2024.04.21追記

でも「贅沢にも」などと書いているが確か千円台の金額で、前泊することを考えればなんてことはないのだ。

そして、今夜の翼。

シンガポール

夕刻の搭乗。

ラッキー広い席~。

うっすら夕暮れを撮っている。

マレーシアのいろんなアーティストのオムニバス。

豪華なラインナップだったな。

塩っ気が美味しかったNWプレッツェル、懐かしい。

NWに乗ればはまっていたBejeweled。

NWの機内食は結構美味しかったと記憶している。特にカレー系。

ノースウエスト航空 機内食

チャンギで夜明かし

深夜のシンガポールに到着。

制限区域内の野宿が一番安全だけれど、預け入れ荷物があったから入国しないわけにはいかない。でも今更外に行って高い宿に泊まるのももったいない・・・長丁場に最適なのは出発ロビー。

2020.06.24追記

でも旅馴れていない当時だからそう思っていたけれど、今となっちゃチャンギほど寝泊まりして安全な空港もないよね。

とはいえそうそう爆睡できるものでもない。1タミロビーの隅っこにあったレストランでお粥。

チャンギ国際空港でお粥

エアコンがキツ過ぎて、ときどき外に体を温めに行ったり。

動き出したシャトルで2タミへ移動。

Coffee Beanでも体を温める。

コーズウェイ国境越え

そんなこんなで朝6時半。動き出そう。MRTでブギスを目指す。

まだ暗いタナメラ駅で乗り換え。シンガポールの朝は遅い。

ブギスにで地上に出る頃には朝になっていた。

クイーンストリートバスターミナルを目指す。

この頃はこの広い交差点を渡るのも緊張してたっけなぁ・・・。

Victoria StとOphir Rdの角にはマーケットがあって乾物なんかいっぱい売られていたっけなぁ。

ヴィクトリアストリート

インドハッカは東南アジアにいることを実感させてくれる大好きな鳥。

ブレたけれど、$2.40の切符を買ってCauseway Linkに乗り込んだ。

この道も数年後に、毎週のように居眠りしながら通うことになるとは・・・。

1時間弱、ウッドランズ到着。

下車→出国→またバスに乗り込む。

(毎回言ってるけど)国境ここ!

また来たよJB!

ああもうこの時は新イミグレのBangunan Sultan Iskandarできていたんだねえ。そういえば急に覚えのない方向へバスが走って行き焦った記憶が今蘇ってきた。

バスを降り、イミグレへ。

入国したらまたバスへ。

思い出した、この時近くでおじいさんが転倒し、起こそうにも持ち上がらず係員のあんちゃんたちに助けを求めたっけ。

もう一度Causeway Linkの黄色いバスに乗り、ラーキンバスターミナルを目指す。

ラーキンバスターミナルでバス待ち

ラーキンバスターミナル到着。

ラーキンといえば「ジョホールバルの歓喜」で有名になったラーキンスタジアムがある。

バスターミナル内のローカルな雰囲気が好き。

とりあえずGSM携帯用のSIMカードを買う。

端っこの方はウェットマーケットっぽい。

ラーキンバスターミナルの市場

バスターミナルの裏手にはいつも賑わっている食堂が何軒かあり、そこでミースプとマイロのごはん。

ごはんだけではなく店先のクエも人気。

買った。

ターミナル内には結構猫がいる。

バスターミナルの様子。

ウブだったなぁ、この時カウンターではなく、外にいる人からチケットを買ってしまった。金額は忘れたけれど、事前に調べたより高かった気がする。

おまけに、乗せられたバスは一向に発車しない。

ただ他にもこのバスに乗っている人はいて、それが正常性バイアスとなったか結局我慢した。私とその数人だけが高い運賃を払ったのか、それとも単に他のバス会社を使わないよう早めにブロックされただけなのか、今となってはもうわからない。

ようやく北上開始

11時近く、発車。

まずは南北ハイウェイを北上。

どこだろうなぁ・・・。

「Restoran Jaya」でこの辺検索するとアイルヒタムに一ヶ所あるなぁ。

で、どうやらヨンペン Yong Peng辺りで進路を北東に変えた模様。

今みたいにGoogleマップの現在地スクショなんかない。その代わりこんな写真が残っているから。

こうやって車窓を何枚も撮ってしまうのも、ここに何枚も貼ってしまうのも昔も今も変わらない。

なんの変哲もない風景でも、私にとっては一生に一度きり遭遇する特別な風景だ。

Masjid Jamek Yong Peng。

ヨンペンを過ぎて、道はプランテーションの中。

ときどき、え、こんなところで!?というところで下車する乗客がいる。

2020.06.24追記

マレーシアにはFELDAという機関により開発された開拓村が、幹線道路から離れた森やプランテーションの中に点在する。

下校の時刻かな?学校近いのかな?

学校ここだった。

黒糖かヤシ糖(グラムラカ)が、ラーキンで買ったういろうのようなクエを一つ食べた。

Taman Industri Chaahだって。

ここだった。まだジョホール州の掌のうち。広いなあ。

学校かな?手前のカフェは24時間営業と書いてある。田舎なのに凄い。

ここでもう一つのクエを食べる。

Kueh Talamで合ってるかな。

ちょっとした街に入った気配。

線路もやってきた。

確かここはLabis。

そしてまた郊外。

時折マレー鉄道と並走する。

並走したまままたちょっとした街に突入。

Segamat(スガマッ)だった。

小さくて愛らしいKTMスガマッ駅。

一方お向かいのバスターミナルは大きかった。

スガマッバスターミナル

スガマッを離れる。

ここから進路を北東に変えてR12を走る。

削られて、プランテーションになっていく。

マレー半島のプランテーション

このバス窓枠が高くて・・・頭をしたたかにぶつけた。

小さなカンポンのバスターミナル。

ムアザムシャー

地図を見るとムアザムシャー(Muadzam Shah)という街らしい。

大通り沿いには民家や商店がほとんどなく、学校がいくつかあったのでとても整備されている印象を持った。

もうパハン州に入っていた。

大きな中州のあるパハン川を越えた。

パハン川

バスは故障した

橋を渡り切ったところでバスが停まってしまった。運転士さんが工具を探す。

みんな降ろされた。

運転士さん、上着を脱いでエンジンルームへ。

こういうことがあるから、なんらかの通信手段は持っておきたかった。

(今はスマホに安いローミングプラン、いい時代だなぁ。こんなハプニングがあったらすぐに写メってツイッターかFBにポストだね。)

時刻は午後4時頃。

クアンタンまではまだ52kmもあるようだ。

少し先に歩いてみた。

売店?がある。

今ならスナックでも買っちゃうところだが当時は躊躇していたなぁ・・・。

この辺だった。

あんまり離れて突然発車されても困るので戻る。

クアンタン到着

1時間半近く過ぎた頃に、別のバスが来て乗るように言われた。

クアンタンまでの道のり、何がきっかけだったかこのムアザムシャーの学生さんが私が日本人だということに気づき話し掛けてきてきた。なので車窓の写真がほとんどない。

夕刻、クアンタンのバスターミナルに到着。以前やむなく通過して以来やっと来られた。

結構街ナカにあったこの「Terminal Makmur」は2013年頃に閉鎖になりバスターミナル機能は郊外に移転してしまったそう。マレーシアのトレンドだね。不便になるけど。

街ナカとはいえ多少はずれにあるためタクシーでホテルへ。

美しいモスク、あとで見に来よう。

この頃はまだ宿は飛び込みで泊まっていた。Agodaのような便利なものの存在を知り使い始めたのはいつだろう?クアンタン川に程近い「Classic Hotel Kuantan」。

その名の通りクラシックなホテルだったけれど、廊下に吹き込む川風が心地良く、居心地は良かった記憶がある。

私の部屋は廊下に囲まれたような形で、窓を開け放って川を望むということはできなかった。

川とは反対側の廊下から見えるJl. Besarの風情ある夕暮れ。古いショップハウス。

クアンタンのショップハウス群

クアンタン夕刻

ホテル前に出てみた。

よく整っているし、ショップハウスも可愛らしい。

クアンタンのショップハウス

さっき見た美しいモスクまで歩いていってみた。

モスクそばのJl. Mahkotaだと思う。

クアンタンの誇るMasjid Sultan Ahmad Shah Ⅰ。

Masjid Sultan Ahmad Shah Ⅰ

モスク前の広場はPadang MPKと地図には載っているけれど、ムルデカ広場じゃなかったっけ?

前を通った時アザーンが聴こえてとても感動したのを覚えている。

Masjid Sultan Ahmad Shah Ⅰ

確かここはJl. Mahkotaを広場に沿って歩いてみたのだと思う。本当に愛らしいショップハウスの通りで歩くのが楽しかった。

クアンタン夕暮れのショップハウス

何しに戻ったんだか一旦部屋へ。

外はもうすっかり暗い。

ここはお隣メガビューホテル。

こちらのホテルの方がグレードも高く、川近い。

テロッチェンペダTeluk Chempedak

ここでKさんたちに再会した。マレーシア人女性1人を含む7名の大所帯だ。KLからクアンタン入り。

Kさんのご友人の車で郊外へ。

どこか、海岸だった。

かすかにKFCが見切れている。テロッチェンペダTeluk Chempedakというクアンタン郊外の人気のビーチだったと思う。

「Selera Warisan」でググったらちゃんと現存していて、テロッチェンペダに間違いなかった。

トムヤムと書いてあるだけに、タイ風シーフード料理店だ。マレーシアにはこの手のお店が多い。

テロッチェンペダのタイ風チャイニーズ

食後のビーチ散歩。

途中どの辺だったのか、でも結構市街の中心部だったと思う。大きなナイトマーケットに寄ってからホテルへ帰った。

私だけは皆さんと別れ隣のクラシックなホテルへ。

前世代スマホWiFiにつながる。

■Flight:NW19 NRT-SIN

■Stay:Hotel Classic Kuantan

(2017.10.03作成)