おはようございます。朝ごはんに出発!
記念撮影でもあるけれど、部屋番号をメモする意味もある。
街歩きは台南に詳しいNちゃんにお任せしまくる。なお私は予習ゼロである。まずはホテル前の成功路をてくてくと。
ヤクルトの自販機。
廟が見えてきた。
大観音亭という廟だった。
これは観寧街。この通りの反対側の出口を昨夜民族路二段で見た。なるほどこの観音堂につながっていたのか。
またあそこに廟の入り口。これまた昨夜反対側の入り口を公園路で見た、開基玉皇宮の参道。
おお!これは味わい深いお店!!
忠義路三段との大きな交差点。
忠義路三段、向こうに市場が見える。後で来るのだけれど、ここは鴨母寮市場の裏通り(裕民路34巷)だったらしい。
あ、またこの花輪だ!
どうやら花輪の発信源はあの廟のようだ。地図を見ると福徳正神とある。これも土地公。
昨夜花輪が出ていたのも小南天という土地公廟だったから、今何か土地公の縁日なのかな。アーチには「恭祝 福徳正神壽誕千秋」とあるので、土地公さんの誕生日のようだ。
以下のサイトさんによれば「每年農曆二初二日一般說為土地公的生日」とあり、農歴二の初二日というのは農歴カレンダーによれば2019年は3月8日なので辻褄も合う。なるほど・・・この時期はきっと台湾全土で土地公さんがお祭りされていたんだな。でもその後、土地公に限らず他の廟で華やかなお祭りを見掛けることになる。
参考記事
忠義路三段、ローカルな食堂がたくさんあってそそられる。
ちょっと萌えた横路地(崇安街)。
北忠街。(あ、この時既に立ち昇る煙が見えてたな・・・。)
北華街。奥には廟があるらしい。
公園南路の大通りに出た。
向こうの角にも何か神様の誕生日のお祝い告知があるようだ。
この交差点の角に目指すお店はあった。「阿憨鹹粥」。
ここではサバヒー粥がいただけるそう。
待っている間にくんたまの宣伝と試食。
どーん!
サバヒーもりもり入ってる。
牡蠣も入ってる。豪華!
生臭さなんかなく、結構しっかり味がついていて美味しかった。
さすが台湾、ちゃんとしている。
洗い牡蠣。
さて、食後同じ道を戻るのも無粋なので、裏路地に入り込んでみる。さっき見かけた無名豆花の裏手の細い路地。北忠街174巷、という名前らしい。突き当たりに廟があるみたいだ。
お参りしている人がいる。
福禄寿三星さん方。
額には「臺南白龍庵五霊堂」と書いてある。この辺りはストビューが来ておらず、今となっては現場を振り返ることができない。Googleマップを衛星写真で見ると小さな廟なのがわかる。
細い路地に聚宝炉らしきもの。
そばにもうひとつお堂があった。同じく白龍庵と書いてある。
近所のお宅の神棚。音が出ないのをいいことについ惹かれて撮ってしまった・・・。
これも同じ細い路地のどこかで撮ったはず・・・すみません。
五霊堂からの細路地、崇安街41巷を出たら目の前に味わい深いお宅(空き家?)があった。もう崩れてしまいそう。
首を巡らすと少し先に大きな廟。さっき見えていた煙はここから立ち昇っていた。
ドンシャンドンシャン音がして、明らかにお祭りの気配。行ってみる。
ここは昨日から何度か名前を見掛けていた開基玉皇宮だった。
これは紛れもなく祭事(廟會)!!いくつものグループがそれぞれの神輿を担ぎ、順番に廟の前で踊りを披露していた。
この女性が指揮を執っていた。彼女の合図で団体が廟の前に進み出る。
待機の列。
次の神輿が入っていく。
御神輿は廟の前を一巡りした後、何度か廟に向かって前進し後退し、最後は廟に突進する。
次のグループに号令がかかる。
私たちが廟前に来た時に目の前で待っていた一団の番になった。
さらに次の一団。大事そうに抱えているのも神具なんだろうか。神様だろうか。
重そうな幟を振るお兄さん。
全御神輿が廟に入ったらしい。合図のお姉さんに続き人々が廟の中に入って行った。
結構な音をたてて遠くを軍用機が飛んでいた。
偶然ふらっと来てしまったので慌てて位置を確認する。
春の佳き日に、良いものを見ました。
廟を離れ、佑民街という車一台ほどの細い路地を歩く。
「製作所」と書いてある。財神龜爺 錢龜・米包龜というのは縁起物か何かかなと軽い気持ちでググったらまさかのFBのページがすんなりヒットした。住所は違うけれど電話番号は同じなのでこちらの製作所のページなんだろうと思う。赤い扉に赤い春聯がいかにも縁起を呼んでいていい。
車通りの少ない路地は風情がある。
またまた春聯、廟かと思って遠目に覗くも一般家庭のようだった。
路地の出口に牌楼があった。
出たところは今回の旅で何度も歩いた成功路、出た途端にまたまた廟會を目撃する。
人だかりの方へ行ってみると祭事の主はさっき前を通った大観音亭だった。
御神輿を担ぐいくつものグループが廟の前で成功路を渡り、行進して離れていく。
干支だろうか、動物の着ぐるみの人たちが見える。
(ふと気になってしまった自転車。)
行進についていく格好になった。
でも行進はその先の公園路を曲がって行ってしまった。
私たちも道路を渡る。
ここで行進とはお別れし、10時のおやつにすることにした。
交差点にあった仏様。「阿弥陀仏身金色」と書いてある。
大音量で廟で流れているような音楽を流す車がUターンしていった。
角にあった「台北永和豆漿」で小吃おやつにする。
愛くるしい小吃の群れ。
このおかずクレープみたいなのにした。皮は米粉かな。
一休みを終えて外に出る。
辻を守る金色の阿弥陀様。
御神輿の行進は別の道を通り廟前に戻ってきていた。
獅子がいる。
御神輿の一種だろうか。
神様たちも戻ってきた。
次の御神輿が来る。
雰囲気を撮った。御神輿が動き始めた時には腕が疲れてしまって肝心なアクションが撮れてない。
廟の前を前進し後退し、最後は廟に突入していった。
すぐさま次の御神輿が来る。
次の御神輿も待っている。
最後の御神輿は何か御神輿らしくないもう一つの御神輿との競演だった。
この船のような御神輿が入っていくと、御神輿の奉納は終わりのようだった。
最後の御神輿について凄い数の人々がどっと廟に入っていく。
人々が廟に入って行ったあと、さっきまで舞っていたであろう御神輿が全部出てきた。
さっきの神様たちも並んでいる。
また豊かな気持ちになってしまった。
では、私たちも廟を離れましょう。
人が群がっていた屋台。
廟の隣のタピオカドリンクのお店「待って」。
やってきたのはさっきも前を通った裕民街34巷、鴨母寮市場の裏を走る路地がまんま市場だった。
「の」だけじゃなく「すし」も認知される日も近そうだ。
この衣類屋さんはスピーカーを使っての演説が名調子な感じでお客さんも集まっていた。
将太の寿司は台南にありました。
あの二階はもしかして廟・・・?
大通りに突き当たって市場通りは終わり。
市場を引き返す。反対側を見なきゃだからね。
なんだか巨大なレンブだったな・・・。
このパイナップル屋さんのわんこが可愛かったなぁ。このわんこの可愛さに免じて、またNちゃんは台南パイナップルへの絶大なる信頼により、カットパイナップルを買う。
この通りの中ほどから市場の方へ向かう細い路地にバンが入ろうとしている。ってか入るんかい!
私たちもそのバンが入った路地に入った。
賑わっていたお店。旗魚羹と蝦仁肉圓の幟。
どちらも注文。こちらは蝦仁肉圓。
旗魚羹。旗魚はカジキのことだそう。どちらもめっちゃ美味しい。
この先は市場。
魚の竜田揚げを味見をさせてもらったお店。
美味しくて買ってしまった。
𩵚魠魚はサワラのことだそう。
美味しそうなものありすぎ!!
このお店は日本具合がすごい。
市場にはつきものの、市場食堂。
このお店はほんと美味しそうだったな。
市場を後に、成功路を戻る。
先程の大観音亭の前では、団体客が見送られつつ観光バスで去っていくところだった。しかもかなりの台数。
今振り返っても物凄く歩いてるな、私たち。この後ホテルに戻って休む。休んでいる間に大雨になってしまった。
雨も上がり再び外に出たのは4時頃。写真はないけれど部屋ではパイナップル食べたりサワラの竜田揚げ食べたりとお腹はすいていない。でもやっぱり台湾では一食でも多く台湾メシを食べたい!
成功路を歩き・・・。
廣慈街。特にお店などがあるわけではない塀の多い通りだけれど、向こうに廟が見える(慎徳堂)。
こっちにも廟がある。
通りの名前にもなっている廣慈院。
横路地、慈恩街。
また公園路に出た。
横路地に惹かれつつ。
ショップハウスみたいだね。台湾南部には時々南洋の気配を感じる。
そしてまたまた民族路二段。昨夜も見た大観音亭の参道の裏口。
建物の奥に見えるのは小南天土地公廟。
鶏屋さん。
昨夜夕飯を食べた赤崁擔仔麵。
赤崁楼まで来た。
この辺は食堂がいっぱいだ。
路地の奥に人が集まっているから食堂かと思っていってみたら集会所だった。
可愛らしい祠だ。
【2023.07.12追記】とはいえこちらも大衆廟・・・無縁の死者を祀る祠のようだ。
その路地のすぐそばにあったこのお店「阿浚師魯麵」に入ることに。
魯麺じゃなく魯飯の方にした。肉焿飯という文字になんとなく魯肉飯タイプの料理を連想したんだと思う。
でも出てきた容貌は全く違って、けんちん汁か豚汁かしっぽくか、という具沢山の、少しとろみのついたスープのおじやみたい。具沢山で、日本人好みの醤油味でこりゃ美味しい!
Nちゃんは魚丸湯。
屋外席もいい感じだった。
お店の向かいに見えた台南廣安宮。
そこからすぐ細い路地を大天后宮の方へ。
隣(手前)にあった大雄寶殿。
そして大天后宮。天后宮を見ると「南」を感じる。(福建・台湾辺りから東南アジアで信仰されているから。)
廟の前はちょっとした広場のようになっていた。
細い路地をそのまま歩いていった。
また民族路二段に戻った。
豆花のお店(茂記黒豆花)。
西門円環という大きなロータリーに出た。
下駄?
履物屋さん多いな。
敢えての細い路地、西門路二段333巷というらしい。
こんなところにひっそりと廟。
その細い路地の先に永楽市場はあった。ここは凄い!ここだけで台南グルメは網羅できそう。日数も胃袋も足りない!!とりあえず通りを一通り眺める。眺めているだけでも楽しい。
Nちゃんによるとこの辺に素敵なカフェがあるらしいとのことで、探す。
市場を構成している建物の2階にそのカフェはあった。
「秘氏珈琲」。
(漢字って素晴らしい・・・。)
コーヒーだけでなく紅茶も美味しそう。「」「茉莉情人」とか素敵な名前がついている。
私たちが座った窓際のカウンターにはサバトラの可愛い子がいた。
蒸し暑い台南もこの日は夕方になってしとしと小雨で肌寒さを感じ、この子も卓上の裸電球で暖を取っていたようだ。
でも尻尾はずっと動いている。
窓際のカウンター。隣のお宅の玄関先が見える。
店内。こういう風に無造作に置いているようでいて整うのって才能か何か?ハンギングには出前一丁が一袋入ってるよ。私が真似してもただガラクタに見えちゃうんですけど・・・。
御手洗いに立った先客のお嬢さん。洋書を読み耽っていた。
入口。
寡黙な若きマスター氏がゆっくり珈琲を淹れてくれる。
私はボードの最初に書いてあった「琲走」というコーヒーをいただいた。「煉奶」がご覧の通り。
寒がりにゃんこは美容院でパーマ中の人みたいになっている。
こりゃ落ち着いて寝られんと思ったか、カウンターへ移動。
その頃合いで私たちもおいとました。
一軒雑居ビルかと思いきやこのビルはショップハウスだ。2階から上は普通に住居だ。(このカフェの方がむしろ例外。)
住んでいる方の寛ぎスペース。さっきまで人の気配がしていた。隣のカフェに日々お客さんがやってきてもそんなことは気にしていなそうな大らかさが、個人主義・パーソナルスペース・プライバシーなどの意識が富士山より高くなってしまった日本から来た身に眩しく見える。
カフェの奥にも生活の気配。
通りに下りてきた。
奥に廟があるんだろうか?通りからは見えなかった。
看板わんこのいる牛肉湯のお店。
第一夕飯はここに決めた。「潘家牛肉湯」。
浅く茹でた牛肉ががっさり入ったスープ。
お店のお姉さんから針生姜と酢を入れてねとアドバイス。
看板わんこはおとなしい。
永樂市場は終わってしまっても、同じ通り(國華街三段)を歩いていった。
子供用の飯台かな?一休さんに教わるアルファベット、数字・・・。
横路地、和平街。この奥にも廟があるようだ。
國華街三段をずーっと歩いていったら、地下に掘り込んだ複合施設が左手に現れた。飲食や雑貨の、若者向けのお店が入っているようだった。地図には「西門淺草青春新天地」と書いてある。
その青春新天地の脇に細い路地に挟まれたアーケード商店街があった。
そこで目に留まった一軒のお店「鄭記𩵚魠魚焿」。
𩵚魠魚米粉。一つしか頼まないのを咎められたら何か追加注文を・・・なんて思ったけれど、お店の人は親切にもレンゲを2つ、お椀をひとつつけてくれた。
やっぱり日本人好みする醤油のあんがビーフンとサワラによく絡む。
またまたお腹がいっぱいになってしまった。
(向かいのお店のシャッターにあったエコな布ポスター。)
中正路に出た。
中正路を駅方面に歩いていく。
あちこちで見る度小月とは違うやたらいい感じの度小月発見。
レトロなデザインを凝らし、客層を限定したこれはまさにコンセプト度小月。
実際この直後日本人の団体さんが来てこの円卓3つは埋まったのでした。
台南の夜の〆に行った、担仔麺と魯肉飯。
そして度小月の豆花。
もう食べられない。笑
あとは街を眺めつつホテルへ帰るだけ。
お、こんなお店があるよ。
日本的な感じがする。
Nちゃんは探していたパイナップルパンをやっと見つけた模様。
このお店もどことなく日本的だったな・・・。
大きなロータリー。
ロータリーの先、中山路の細い路地から見える開隆宮。
この路地には味わい深い古い建物が並んでいた。
一旦ホテルに戻ったものの、私だけ傘を差してファミマへ出かけた。
雨は結構激しい。
日本のグミだらけだ!
酸梅湯とか梅トマトジュースとか惹かれるんですけど。
お酒。
お目当てはこれ、茶葉蛋。
どうやって買うんだろうと思ったら、袋があったよ。
というわけで台南ラストナイトはこれ。
ちょっと煮込み時間が足りなかったかな。
この日は二人とも疲れて早々に消灯。
■Stay:Tainan Hotel