朝5:45。お宿の外に出たらお宿のわんわんが寝そべっていた。
Nちゃんはお腹の調子が悪くて残念ながらお休み。私だけYちゃんと合流しに行く。
昨日ナイトマーケットで賑わっていた通りは早朝は托鉢の通りになる。
ずっと見ていられる。でもぐんぐん明るくなる!!
朝のチェンカーン、この托鉢が有名だけれど、冬に差し掛かるこの時期、近くのプートックという山に登り雲海に昇る朝日を見るという魅力的な体験ができるのだという。Yちゃんと二人プートックまで行ってくれるトゥクトゥクを探した。もっといっぱい待ち構えていると思ったら案外探すのに難儀した。みんな前日のうちに押さえておくらしい・・・。
というわけで、後ろ髪引かれる思いでチェンカーンの通りを後にする。
いくらだったかな。往復200とかだったかな・・・忘れちゃった・・・。
そして冬のイサーンは・・・朝晩寒い!!
目指すプートックはあの雲の中。ということは、てっぺんから見たら雲海ではないか。麓にいる限りは空はただの曇り空に見えて、本当に美しい朝日が見えるんだろうかと心配にもなるけれど。
というわけで、てっぺん・・・ではなく途中でこの先トゥクトゥクは入れなくなる。
早朝6時。朝っぱらからテンション高いタラート状態。どこからこんなに、いつの間に・・・と、昨日ナイトマーケットで見かけたピーターコーン少年がいた。
屋台の先に、今度はソンテウに乗り換える行列があった。
行列に躊躇したものの回転は早く、あっという間に私たちの番も来た。
牛さんたちに見送られ。
プートックPhu Thok山頂に着いたぞー。
あああああ゛~~~~~!!!!!
わりとなんでも簡単に感動するので全体的に感動が薄い私、これには心の底から感嘆の声が出た。
すごい人で大変だけれど、プートック山頂はそこにいる全員がしばし雲海を見晴るかせるくらいの余裕を見せてくれる。
インスタ用かな?なブランコにわんわん。
少しずつ場所を変えてたくさん写真を撮った。
山頂の祠。しっかりお祈りを捧げる方々。
日の出とは逆の方。雲の切れ間に街が見える。チェンカーンかな。
だいぶ明るくなった。また太陽を拝む。
チェンカーンにこんなところがあったなんて。Yちゃん提案してくれてありがとう!
満足した後はまた大行列のソンテウ待ち。
荷台からあぶれて助手席に乗せてもらった。
途中で観ている人もいるんだ。
今から登ってくる人もいる。
下の方はまだ霧の中。
ソンテウを降りて、屋台街を戻る。
卵分多そうで美味しそうなカオチー。
買った。
あれ、トゥクトゥクどうやって見つけたんだっけ。電話?ナンバー?
カオチー齧りながら帰る。
下界に降りたらすっかり朝だった。
黄金のソムタム。
托鉢は見事にきれいさっぱり終わってしまっていた。チェンカーンは・・・2泊必要なんだな涙。
朝のメコン川にご挨拶を、と川岸にいたら、私たちの日本語に気づき日本人男性に声を掛けられた。
なんとその男性はこれからカヤックでノンカイ、ナコンパノムとメコン川を下って行かれるのだという!確か10日くらい見積もっていらっしゃったと思う。こんな外国人観光客のいないところでまさか日本人に会うなんて!と驚かれたけれど、私たちの方がびっくりした。チェンカーンを起点にしようと思ったのはほんとにほんとの直感のようだった。去年は石垣島から2日かけて台湾まで渡ったというからホンモノの冒険家である・・・。
15分ほどお話し、旅の無事を祈りお別れした。
夜ほどではないけれど、動き出す街。
私たちも朝ごはんを求めて昨日のイサーン料理屋さんに向かった。
托鉢の名残。観たかったなぁ・・・。
猫が多い町はいいなぁ。
昨日の記憶を辿り来てみたもののお店は寸分たりとも開いていなかった。カオピヤック食べたかったのに・・・。
さて、どうしよう。そのままそのソイの奥というか表の大通りまで行ってみる。
あ、このお店なんかいい感じ・・・。
大通りに出た。このにゃんこの写メを撮ったらお店の人が「お金払え」とか言ってたらしい。冗談なのか本当かわからないから困る。
結局これと言ったものがなく2つ隣のソイを戻った。
広い敷地のお寺だった。
可愛い邂逅。
結局、私が以前泊まった宿の1階のクイティアオ屋さんに入ることに。
そしたら、ここにもカオピヤックが置いてあったね!
最初はカイカタだけ食べようかと思ったのだけれど、Yちゃんが食べているカオピヤックが美味しそうで結局注文してしまった。
なかなか人気のお店。女将さんが優しかった。コンイープンコンイープン言われているのが聴こえまくった。
カイカタ焼いてくれた女の子が可愛くて可愛くて・・・!!
部屋に戻るとNちゃんも復調してきていた。荷物をまとめてチェックアウト。
食堂スペースに置いてあった朝食。トーストとか軽いものがいただけたらしいけれど、私は満腹だった。
宿のわんわんが足にまとわりついてきて離さず困った。犬が苦手なNちゃんには寄っていかなかったので、やっぱり犬って凄いと思う。
その後Yちゃんのお宿に行くと、Yちゃんチェックアウト時に女将さんが、「バス?9時のバスはもう行っちゃったわよ」と言う。飛行機の時刻を告げると、もう間に合わないんじゃないか、昨日のうちになんで予約しておかなかったんだというようなことを言われてしまった。
とりあえず3人で10分ほど歩きバスターミナルへ行ったが、本当に次のバスは11時半頃までなく、これではフライトに間に合わない・・・じゃあ乗り合いソンテウが通るはずだと思ったのに、なぜかこんな時に限って1台も通らない!
今回は2人とも、早く帰らなければならない私に合わせて早い便にしてくれていた。そして私の下調べ不足でこんなことに。なんてこったい!!ヒッチハイクも考えたが、そこでタイ語ペラペラNちゃんが、通りがかりのトゥクトゥクのおいちゃんに、「誰かルーイまで行ってくれる知り合いはいないか」と頼んでくれたのだった。
最初はそんなんいるかいなだったおいちゃんも知り合いに電話を掛けてくれ、1,000バーツで行ってくれるという人を見つけてくれたのだった。払う!私が払いますっ!!
というわけで、どこか表通りからしばらく中に入ったこのガイヤーン屋さんに到着した。
乗せていってくれたのはこのお嬢さんのお父さんらしき方だった。
お父さんは寡黙だったけれどフライトに遅れちゃ大変とばかりに相当飛ばしてくれた。私たちがバスターミナルを離れた間に通過したらしいソンテウも当然さくっと交わし、私たちと同じフライトに接続すると思われるエアアジアのバン(City Transferというオプション)も華麗に追い抜いていった。
Nちゃんは途中「ゆっくりでいいんですよ」って何度か言ってた・・・。
ルーイ市街で信号に捕まるたびに信号に文句を言っていた。
韋駄天お父さんのお陰で必要以上に早く着いてしまった。でもルーイ空港は外にも中にも何もない。
ってわけでちょっと空港の外へ。
少し離れたところに食堂が2つほど。Nちゃんがここでクイティアオの朝ごはん。
私はコーヒー。
セキュリティの先は何もない待合所。
そして搭乗。
飛んできていたのはレスターのラッピング便。まさにこの前日、レスターのタイ人のオーナーさんがヘリの事故で亡くなっていた日で、待合所のテレビでも観ていたのだけれど、不思議と脳内でこの2つの出来事が結びつかなかった。
昔の私だったら不吉だと恐れ戦いていたかもしれない。
今はもうそういう発想にならない。サポーターに愛されたというオーナーウィチャイさんのご冥福をお祈りします。
ルーイよ、さらば・・・また来たい。日本に帰る前にもう一度チェンカーンには来たい!
帰りは通路側の席に当たり、うとうと・・・としているうちにドンムアン到着。バスでターミナルに運ばれる。
ドンムアンも国内線なら文句ない。さくっと出ておしまい。
若者2人はバスとBTSで帰るとのこと。オバチャンは疲れたのでGrabで帰りましたとさ。
最後バタバタと心配かけてごめん・・・2人ともほんとにありがとう!
で、だ。
部屋で夜までゴロゴロした後はスワンナプームへ。
搭乗口はまたバスで運ばれる系。
時間があるのでゲートC近くのラウンジへ。
生ハムサンドと、自作のレッドアイ。(そういえば最近ラウンジ行ったらこの生ハム置いてなかった。なくなったらがっかりだな。)
搭乗の時は優先搭乗とかシカトしまくるインド人さんたちとの攻防と、インド人さん相手だとオペレーションも諦めムードのタイ人地上職員への苛立ちとで沸点高い私も不機嫌極まりなくなる。
はい、機内食。失敗したベジにすりゃ良かった・・・。
■Flight:FD3543 LOE-DMK/TG325 BKK-BLR