あの日、海の向こうで

1日分を1ページに押し込む旅日記。画像大量。

2017年11月3日(金)【チェンマイ】夜空を流れる天の川

今日は出張の代休を取っていた。そして、私にとって3度目のロイクラトン。もう3回目かあ!!いつまでも渡泰して日が浅いなんて言っていられないんだな・・・。

アパートの神棚にも特別なお供え物。

土地神様にも。

これまでロイクラトンは2回見ている。この光のお祭りが大好きだ。

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毎年違う想いを持って灯りを見ていた。今年もまた去年とは全然違う環境と心境で夜を迎えることになる。

なんの花だろう。

平日午前に近所を歩くなんて新鮮だ。何を食べたらいいか迷い過ぎてまったく決められず結局たまに寄るSoi97のナムトックのクイティアオ屋にした。

ナムトックは苦手なんだけれど、ここは醤油っぽくて大丈夫。

お店の前ののんびりした雰囲気。めっきり涼しくなって爽やか。

コンビニに入り、気になった「どうぞ」。

ハッピーターン(いやむしろ味しらべか)みたいなお菓子。

さあ、出かけよう。

アパートの池にもクラトンぷかぷか。

バスはプラカノンで降りた。歩道橋を渡りSoi71(プラカノン通り)へ。

結構渋滞していたので、バスは危険と判断。モタサイでラムカムヘン駅まで行く。最初ラムカムヘンまでと言ったらソイいくつだと聞かれてしまった。ちゃんと駅って言わなきゃね。

Masjid Hidayatul Islam Sam-In。

ビバンダム

ラムカムヘン駅到着。カフェスタンドでタピオカ入りタイティー(ブラック)を。久々にこういう飲み物を飲む。でも出来上がるのに意外に時間がかかり列車の時間が来ちゃったので持って行って空港で飲んだ。(駅・車内は飲食禁止。)

エアポートレールリンクの駅を出てすぐの売店?の冷蔵庫。なんかいろんなクラフトビールがある!(あとで無事再会する。)

やっと飲めた。あーあまた糖分摂っちゃって・・・。

スワンナプーム

少し前に気まぐれにググっていて見つけたVietJetというLCC。ロイクラトンの時期だというのにそんなに高くなく、衝動的に予約し衝動的に代休もぶつけていた。

有名なイーペンフェスティバルのチケットなんて当然持っていないけれど、チェンマイ市内のロイクラトン(イーペン)だけでも見られたらなぁと思って。

荷物検査の先、国内線ゲートへ。

初乗りエアラインはいつもワクワク。

待っている間結構寝落ちしてしまった。そして何事もなかったように搭乗も30分くらい遅れた。

搭乗。

窓際にしとけばよかったかなぁ。でもまあさくっと降りられるしなー。

CAさんのコスチュームがめっちゃ可愛かった。猛烈に容姿重視で採用されているような気もした。

隣の席の白人の女の子たち・・・CAさんにスマホの電源切るように言われて結構抵抗していた。フライトモードでもイヤホンしていても徹底して許さないのは他社に比べて厳しい気もするけどこの子たちも素直に従っておけばいいのに・・・ロイクラトンのためもあってか機内は8割がた白人で、あちこちでこのスマホの電源の件に結構抵抗している人がいた。

ところでVietJetの機内、降機の時(搭乗もだったかな)にこの曲が流れる。


この曲に一目惚れならぬ一聴惚れしちゃった。「I can fly, I’m proud that I can fly・・・」この歌詞にほんとグっと来る。そうだ、飛べるんだ!って。結構古い歌らしいんだけど、神チョイスだわ。

到着。

ああ、久しぶりだなぁ。やっぱり山はいいなぁ。

到着ロビーではランタンが迎えてくれる。

イクラトンと言ってきたけれどチェンマイに来たら「イーペン」かな。「コムローイ祭り」かな。

特になんの手段も講じる気もなく前回と同じくタクシーにする。

前回より10バーツ安くなっている・・・。

これを渡される。支払いは後。

出発。

と思ったら空港から街への大通りではなく、左折して空軍の敷地内を走った。

渋滞する大通りを横目に・・・「Special for you!」はありがたいんだけどそんな特権がこのタクシーに?

日本が好きなドライバーさんで、最初おそらく初音ミクの曲を流してくれた。その次にこの曲。でも残念なことに私は最近のJ-POPに疎い。いい曲だなと思ってアプリに聞いた結果。

すっかりショートカットして、旧市街の南の辺のBumrung Buri通りへ。

旧市街、結構渋滞している。

あ、軒先にランタン。

Bumrung Buriマーケット。あれ?前回存在に気づかなかったな、通ったと思うんだけど・・・。

渋滞のため、ターペー門近くで下車を推奨された。

今夜の宿はターペー門のすぐ近くの「Central Guesthouse」。

超便利。

 

平均的ゲストハウス。でもこんな便利な立地の宿が空いていて良かった。予約したの結構ギリギリ。

ドライヤーがあってちょっとびっくり。

部屋の近くにささやかなルーフトップスペースがあった。

フロントを通らずにここから階段を降りれる。奥はキックボクシングの道場らしい。

ホテルを後にして、街に出てみよう。

ターペー門に沿って、素焼きのロウソク皿が転がっていた。

ターペー門脇のお濠のほとりにクラトンの屋台。

門の「外」に出た。

大きなランタン。

ターペー通りの向こうに満月!

風のある日で、程なく流れてきた雲に隠れてしまった。

満月の方へ向かってターペー通りを歩く。

Wat Mahamanが見えてきた。

塔に群がる大量の鳥。

寺院内もたくさんの人で賑わっていて、お坊さんからお供えの燈明を買っていた。

クルンタイ銀行は青いランタンを。

タナチャート銀行はオレンジのランタンを。

なんの入り口だろう。

(レンズに細かい傷がついちゃって、街灯の光がスパーク状態・・・😢)

また大きなお寺、Wat Buppharam。

境内に入ってみる。

人の列はピン川を目指しターペー通りを流れる。

小腹がすいたけれどお店に入る時間はもったいない。というわけでバーガー屋台。

撮影用に据え置いていただいてしまった。いいんですお父さん、ありのままを撮らせてもらいたいので!

ダブルチーズバーガー。素朴で美味しかった。マレーシアのラムリーバーガーを思い出す。

結構野菜も挟んである。

さっきから小さな光がポツポツと空を横切っていく。最初ヘリでも飛んでいるのかなと思ったけれど、あれは完全に暗くなるのを待たずして放たれたフライングコムローイ。

Wat Upakhut。

この辺から人の流れが停滞し始める。

コムローイを買う皆さん。

上空を流れるコムローイ。

やっぱりフェスティバルじゃなく、街ナカならこの程度なのかなぁとちょっとがっかりしていた。(この時点では。)

のろのろした人の流れに身を任せていたら、いつの間にかピン川に架かるナラワット橋 Sapaan Narawatに来ていた。

満月に再会。ズームレンズがあればよかったなぁ。

コムローイを揚げている人たちがいた。1人の機動力を生かし近くに潜入する。

この先はもう夢中。ふわーっと上がっていくコムローイ、周囲の人の温かい拍手、全部が感動。

ただし、電飾や電線、木に引っかかったりして燃えてしまうコムローイもあった。

載せている油が垂れて下の人は悲鳴をあげて逃げる。結構危ない。

私は橋の下流側歩道にいたが、上流側からもどんどんコムローイが揚げられ、だんだん空に浮かぶコムローイが増えていく。風があるのでみんな下流側に流れていく。

美しい!・・・のに電飾邪魔っ!!笑

上流下流両側の歩道とも、コムローイを揚げたい人、歩行者で膨らみまくり、そのわずかな隙間を車がなんとか抜けていくカオス。

その混雑の中からもどんどんコムローイが揚がる。

橋を越えた。空を流れるコムローイをもっとよく見たくて、川沿いの道を下流へ歩いて行く。

クラトンや食べ物の屋台が並んでいて堤防には行きづらい。

川と一緒に、コムローイも南の方へ流れていく。

ナラワット橋からは次々とコムローイが揚がる。

ひたすらに息を呑む。

歩いていると今度はレック橋 Sapaan Lekに行きついた。

この橋の周辺でもたくさんのコムローイが揚がる。

橋のたもとの堤防に一ヶ所隙間があり、そこに立って眺めることにした。

天の川が空を流れていくみたい。

観光客:タイ人、半々くらい。でもこれは確かに、体験してみたくなる。

動画まとめ。

Lek橋を渡って旧市街方向へ戻ることにした。

ナラワット橋からどんどん飛んでくるコムローイ。

橋の終点は物凄い混雑で身動きが取れない。

Loi Koh通りを帰る。頭上を流れるコムローイの天の川。

シャッター速度を最高にして、満月。

ハイズームのコンデジがあるとよかった・・・。

 

廟があった。

ストリートビューからはチェンマイ華人コミュニティ云々と書いてあるのが見えたけれど、Googleマップでは「チャンマイ・サマキー・チャリティー財団」と日本語が出た。

廟からもコムローイが揚がった。

川へ向かう人の流れに逆らう。

ハードロックカフェなんかあるんだ。

交差するChang Klan通りはナイトマーケットらしい。

時々振り返っては川の方を眺めた。小さな光が音もなくふわふわと流れていく様子は本当に美しい。言葉が出ない。息を呑む。

庭先の小さな祠。

旧市街のお濠に戻ってきた。

お濠に浮かぶクラトンの数はそんなに多くない。

やっぱりチェンマイではコムローイがメインなんだろうな。

お祈り。

ターペー門前の宿に戻ってきた。

近くの屋台に腰かけてバミーキアオ(ワンタン)で遅い夕食。

お祭りは一晩中続くと宿の人は言っていた。

ロティ屋台でつまみを。

宿の1階はレストランバーで、大人気でいつも満席。そこでいろんなクラフトビールが売られていたので、2本ほど買ってルーフトップで飲もうと思ったが、開栓してもらわなきゃいけないので1本は下で飲むことに。宿泊者特権か、ロティ持ち込みOK。飲んだビールは「ブッサバー(Bussaba)」。ジンジャーの花の香り、と宿の人は言っていた。瓶写メりたかったな。

隣でラテンぽい白人女性がグラスを倒した。すんでのところでカメラへの被害は免れた。ひどく酔っぱらっていて煩い。拭いてくれている店員さんへの態度も最悪。チェンマイは好きだけれどこういうところがちょっとな・・・。

2本目は開栓してもらいルーフトップで。

こちらは川とは反対側。ときどきコムローイが流れていく。これらの燃えさしはどうなるんだろう、油を入れている台座や枠組みは燃えきらなそうなので、どこかに落ちているんだろうか。(コムローイ火事のニュースも見かけた。)バンコクはコムローイは禁止。チェンマイもいつか時代の流れでなくなってしまうんだろうか?でもこのお祭りはチェンマイだけれはなく北部各県で行われているそう。いつまでも続くことを祈りつつ・・・。

2本目は「Stone Head Butterfly Pea Wheat」。

白ビール独特の風味がした。グラスに移せばバタフライピーのブルーが美しかったんだろうな。

こうして、タイで迎えた3回目のロイクラトンの夜。そして今日は、2年前にバンコクにTouch downした日でもあった。

■Flight:VZ108 BKK-CNX

■Stay:Central Guesthouse