あの日、海の向こうで

1日分を1ページに押し込む旅日記。画像大量。

2017年4月16日(日)【南京トランジット】夫子廟あたり

早朝に実家を出る。辺りは朝霧。

6時ちょっと過ぎの新幹線で地元駅を発つ。長い一日の始まりだ。

インスタ用に撮った写真。
【2021.03.03追記】すぐにやめちゃったけど、当時は少しだけダンボー用のインスタアカウントを作っていた。

途中から爆睡し、気づいた頃には宇都宮を過ぎていた。もう桜は終わりかけ。桜前線見逃した。

上野駅で下車。

すいていて快適スカイライナー。

空港到着。お土産を買って荷物に詰め込んでから列に並ぶ。

残念だったのは、南京ではMUお馴染みのスルーチェックイン・スルーバゲッジがなかったこと。一旦荷物を受け取らなきゃいけない。ということは南京乗り継ぎは必ず一度入出国が必要なのかな?

白人のおばちゃんがターミナル中に聞こえるような声で警備員さんに怒鳴っていて何事かと思った。

ささっと出国。

なんか前にもこのゲートに来たなぁ・・・あの時はMHだった。一番端っこ。

日本の商品は本当にバラエティ豊か。

あ、なんかちっちゃくて古そうなの来た。

機内食

「チキンライス」って言っていたけれど、実に微妙。

コーヒーをお願いしたら3in1系の激甘飲み物を渡されたのは初めてだ。(しかもポットから注いでいたと思う。)

相変わらずどこを飛んでいるかわからない。

あの島の多さは長崎あたりではないだろうかと思った。

IFEはお決まりのJust Laugh Gags含むいろんな番組の詰め合わせで、途中から抗日映画になって驚いた。日本発着便なのに。しかもこの映像は他の便とも共通っぽい。そこにあるのは敵意なのか嫌味なのかそれとも無意識の常識なのか(日本で幕末のドラマを流す時に幕府軍の地方の人々の心情を誰ももう考えないみたいに)。

銃身に日の丸をつけることで中国人俳優さん同士を区別していくスタイル。危ないって。標的ぶら提げるようなそんなアホな軍隊があるか。

 

雲を抜けて、眼下に江蘇省が広がった。

緑が多い。

到着、南京・禄口(Lukou)国際空港。ポツンと「南京」と書いてあってとても中国っぽい。

見たことのない中国国内線の航空会社が結構見えて興味深い。

きれいだけれどがらーんとした印象。

入国し、荷物を受け取る。

Baggage Depositの文字発見。

ざわざわ出国フロア。

チェックインBカウンターの近くにあった。

この時何時だったろう?5時近く?ここから20時まで預けると伝えたら10元だった。

さて、身軽になったので移動開始。

南京地下鉄機場線(S1)の禄口機場站へ。

券売機1台ごとに赤いベスト着用の係員さん(バイト?学生みたいに若い)がいて教えてくれるけれど如何せん英語ではないので逆に気まずくなる。

上海と違いトークン式。

きっちりきれい。

空港を出てすぐは地上の高架を走った。

上海のリニア沿線では見なかった、白壁に黒い屋根の形の家屋がいっぱい見えて興味深かった。

とても整備されている駅前。一つ目の翔宇路南站。

機場線は駅間がとても長く、目指す南京南站までは数のわりに結構時間がかかった。

なんだかトゥクトゥクみたいな乗り物が見えた。

次の翔宇路北站あたりから先は地下に潜ってしまった。

禁止事項一覧。

たっぷり40分近くかかって、南京南站到着。

ここで3号線に乗り換えるが、これまたずいぶん遠かった。

乗降入れて20分くらいかかって、目的地夫子廟站に到着。

駅を出た途端大粒の雨がバラバラ落ちてきて、慌てて軒下に駆け込む皆さん。

なんとなく人の流れについていった。

牌楼があった。

地図を開いてみたら、行きたい方向と逆だったのでもう一度駅に引き返す。

今風のショッピングエリアあり、でもちょっと古めかしい街並みもあり、なにせ飲食店や屋台がいっぱいでテンション上がる。

観光地ならどこにでもあるな。

こっちがもともと来たかった牌楼。夫子廟景区歩行街の入り口。

こういう、ホーカーみたいな構えの小吃屋さんがいくつもあった。

観光地なのでこんなお店も。でもなかなか景色に溶け込んでいると思う。

あそこも小吃屋さん。

この小吃屋さんに入ってみることにした。

食べたいものを取ったり受け取ったりして、お金を払う。やっぱりホーカーじゃん。

まずはこれ、「塩水鴨」。

いくらぐらいだったかなぁ。確か10元とか。

でもちょっとしょっぱかった。

それから、北京ダックの皮もしくは春巻きの皮のような薄い皮でチキン(これもダック?)や野菜を包んだ春巻の亜種のようなもの。

またお腹いっぱいになってしまった・・・。

少し歩いて、出ました夫子廟の牌楼。

そしてこちらが夫子廟。凄い人!

人は多かったけれど、夫子廟周辺の雰囲気はいい感じだった。

特に、目の前の秦淮河Qinhuai Riverの様子。

周囲の建物も、台湾の九份や「千と千尋」を連想するようなたたずまい。整備されている感はあったけれど、それでもいい雰囲気だった。

文德橋Wende Bridgeは撮影スポット。

橋の向こうは手前よりもそんなに整備されていなさそうな趣のある通りに見えたけれど、時間が気になるので行けなかった。(あとで気づいたら1時間時間間違えてたけど。どうも持ってるスマホ2台とも中国時間を掴んでくれず、それぞれ1時間・2時間時間がズレていた。)

夫子廟の両脇にはそれぞれ「東市」と「西市」という小さな路地がくっついていて、こちらは人通りもそんなにない土産物・縁起物街だった。

私は東市の方を通って裏手に抜けた。

雨花石、というのは南京の名産らしい。

夫子廟の裏手に出た。さっきの賑やかな通りに戻る。

地下鉄を降りた時に感じていた。南京の街はかすかに臭豆腐臭がする。

そしてこの夫子廟周辺には臭豆腐のお店がいっぱい。でも、台湾で見たのと色が違って、表面が黒い。

10元の臭豆腐を受け取ったら好きにトッピングしていいそう。

美味しかった・・・クサいけれど本当に美味しかった!

さて、駅へ戻る。

自販機で無糖のジャスミンティーを買った。自販機は東南アジアでよく見る日本のお下がりじゃなく少しずつ仕様が違っていて中国オリジナルっぽかった。

全然知らないメーカーの飲料だけれどさすが中国、美味しかった。

また3号線から冗長な感じのするS1号線へと乗り継いで、空港到着。乗り入れ国内線多過ぎぃ!

駅から空港へ。

もう午後8時だというのに国内線の発着は凄いテンション。

一方国際線は残りわずか。しかもほぼタイ行きばかり。(廊曼はドンムアン。)

荷物をピックアップしたものの、1時間時差を間違えていたのでチェックインカウンターはまったく開いておらず、また時間を潰す。

2階は小ぎれいな食堂街。

このお店に入った。

これまた南京の名物である「鴨血粉絲湯」があるお店だったので。

スープ春雨だった。

そしてこれが「鴨血」。タイにもありますね似たのが・・・。

さて、何をそんなに引っかかることがあるのか、他のお客さん(だいたい家族や団体さん)がほぼみんなスタックして喚いている中、サクっとチェックイン。

出国審査場ではこれを書いてだすだけ、外国人出境卡。

もう免税店もほぼ閉まり、閑散とした空港。

逆両替をし、残った小銭でいろはすみかんみたいなドリンクを買った。一応中国コカコーラ製品。

出発は5番ゲート。

定刻は23時。

機材はとっくに来ているのに、同日中に飛び立つことはなかった・・・。

■Flight:MU776 NRT-NKG