2019年7月9日(火)
おはようございます。
釜山駅越しの海は薄曇り空の下に。
昨日から見上げている山肌の家々、よく見たら大きなお寺があった。Googleマップでは探せなかったけれどどうやら「ウォルボン寺」というお寺らしい。
さて、やっぱり覗いてしまう東横イン朝食。
ミニビビンバ作成。
他にもこんな感じ。
さて、チェックアウトして外に出よう。
この模型、可愛い。
駅へ向かう。
可愛いタイヤ式のショベルカー。
チャージするまでもなさそうなので切符にする。
普通切符。
マウルバスで目指す甘川洞文化村
またチャガルチ駅に来ました。
ググれば先達の皆様による情報はたっぷりあるので大丈夫。Bosu-daeroという大通りを歩いていくと、目指すバス停がある。
これ。
ここで待っていれば「甘川文化村」と書かれたミニバスが来る。
ICカードが使えたのだろうけれど、私はチャージしていなかったので現金で払った。料金は1,100ウォン、運転士さんの横の運賃箱に書いてあった。
Googleマップだけが頼り。近くに来たら降りよう。
あまり乗っている人はいない。台湾の九份みたいにみんながそこで降りたらわかりやすいのだけれど・・・。
この停留所だったかは忘れてしまったけれど、もうひとつ地下鉄の駅土城駅を過ぎるとバスは山を登り始める。
多いなタイヤ式ショベル。
想定していたルートと違い目が離せない。
すると、不意に開いた宝箱。
観光客らしき人も何人か降りたところで私も降りた。
ひとつ手前の停留所で降りてしまったようなので、坂道を上がっていく。
し尿処理のトラックだった。これだけ厳しい地形だと下水道や浄化槽の整備も大変なのかもしれない。
この歩道橋の上には小学校があるらしい。(地図を見るともう駐車場としか書いておらず、廃校になってしまったみたいだけれど。)
GAMCHEON Culture Villageはあちらと書いてある。
ここが甘川文化村の入り口だ。
でもその前に。その先にビュースポットがあるようだったので行ってみると・・・。
Whoa!!!
・・・息を呑んだ。
甘川洞文化村
インスタ映えするオブジェがあった。(Good Morningという名前がついているらしい。)
どの家やお店も可愛らしく飾られていて訪れる人の目を愉しませてくれる。
あまりの愛らしさに、初めてパノラマ撮影機能を使ってしまった。
この展望台の真下はお店だったんだろうか、いろいろなオブジェが置いてあって、きっとセルフィー女子ホイホイなんだろうな。
駆け下りたくなるような坂道!
その先に観光案内所がある。ここでスタンプラリーの台紙にもなっている地図を買った。普段はそんなことあまりしないのだけれど、この村の抗いがたい魅力に、つい。
観光案内所のお母さんと話している男性が日本語で「ニホンジンデスカ?」と声を掛けてくれた。聞けば日本で働いていたことがあるそう。
これがその地図。
私がこの地図を買ったのは「第2案内センター」だった。
スタートすべき地点はやっぱりさっきのゲートのところだ。
この村、本当に堪らない。ジオラマにして部屋に飾っておきたい。
海が見える。チャガルチやヨンドのある方向とは別の入り江湾のようだ。
堪らなく美しい村だけれど、これだけ傾斜のきつい村に住まわなければならなかった人々には苦難の背景がある。こちらの記事には『もともと甘川洞は、1950年代に太極道という信仰の信者たちや朝鮮戦争(1950~53年)の難民たちが山岸に集まって形成したバラック村であった。』と書いてある。
参考記事
ガイドブックなんかで見かける言葉「タルトンネ」は直訳すれば「月に近い町(村)」だそうだけれど、月に近いほど高いところにある貧しい村だと上記の記事では説明されている。なんて美しくも悲しい言葉だろう。
でも今やそのタルトンネたる甘川洞は人々を惹きつける観光地として華麗な転身を遂げている。
見上げると、崖の上に可愛いパラソル。
オシャレなカフェや雑貨屋がそこここにある。
さっきの「スタート地点」に戻るためにこの坂道でショートカットする。
時間色の壁をしている。
さっきのパラソルはこんなオブジェ広場だった。
額縁で切り取った家々。家屋も傘もパステルカラー。
「雨降る日の思い出」というタイトルがついている。
細い細い横路地。
振り返れば細い空間の向こうに見えるパステルの家々。
「入り口」から続く道に着いた。
そこにあった「物語の家」というオブジェ。探せなかったんだけれどこの写真に写ってたじゃん・・・。
その向かいに第一のスタンプポイント「小さな博物館」があった。
甘川洞の歴史を伝える。
人多いな。
映えるポイントに満ち満ちているからみんな撮影が大変だ。ただでさえ日ごろから写真を撮りまくる私も大変だ。
「路地裏の魚」という作品。写真撮影の順番待ちの人が入れ替わる一瞬を捉えた。
あのお宅は何かが屋根から突き出ているな。
あそこにもスタンプポイントがあるようなので上がってみる。
「カムネカフェ」というカフェだった。
細い横路地の奥にもカフェ。
展望台に上がってみた。
「マチュピチュ・サントリーニ of Korea」と称してしまうのか・・・。
唯一無二で胸張っていいです!
洗濯物にも見えるけれど、それにしてはカラフルで可愛らしい。
どのお宅にも給水タンクが見える。
屋上にぽつぽつ植木鉢。生活の息吹き。
猫が逃げていった。
メインロードを先へ進む。
消火器。デザインがいいね。
収拾がつかなくなるからメインロードを歩くけれど、時間が許すなら全部の路地を歩きたい気持ちだった。
三叉路。
「カムネマッチブ(オススメグルメ)」と書いてあるお店はオデン屋さんだった。
賑やかなハンドクラフト屋さん。
がっつりウォールアート。
教会がある。
谷の向こうに、廃校になってしまったらしい甘川小学校が見える。
次のスタンプポイント「甘川月光ドーナツ」屋さん。
誰かが覗いていますが、閉まってたんですねぇ。月光ドーナツ食べそびれた。スタンプは入り口の小箱の中にあったけれど。(でもこのスタンプはすり減っちゃっていてただのインクの丸い跡になった。)
この景観を存分に売り出していくスタイル。
LINEのキャラみたいなアイス屋さん。
アイアンマンがいる。
堪らない坂道。
ババヘラアイス並みにバラの花なアイス屋さんの前ににゃんこ。
そこかしこにある展望台。
屋根にはなんて書いてあるのだろう。
ゴミを捨てないで的な注意かと思い今アプリで見てみたら、何か哲学的な呼びかけのようだ。
オモニさんたちは賑やかだった。
ここでしばしズーム遊び。
さらにはアート機能遊び。ジオラマにして持ち帰ることはできないからせめて写真だけでもジオラマ風に。
この展望台脇には干支ごとのおみくじがあった。
これはなんだろう。
お店の屋根の上に何かある。
ハート型だから、縁結び絵馬系の何かかな。
そしてここが「星の王子様とキツネ」、甘川洞の中でも最も人気の撮影スポットのひとつらしい。
私はオブジェと写真を撮るよりもこの景観に釘付けだ。
またジオラマモード遊び。
次のスタンプポイントは「小惑星B612の記念品ショップ」というお土産物屋さんだった。アイティストやイラストレーターがデザインした土産物があった。私も可愛らしい絵葉書を何枚か買った。
お店は地下(というか崖下)にあり、そこから外にでてまた崖上に戻る。
民家の屋根に上がってはいけません。
崖上に帰還。(息を切らしながら。)
あの奥には「天徳水井戸」という井戸があるらしい。
ご夫婦に私も続く。
井戸の謂れの前に、この路地はなんだか本棚みたいだ。
村を救おうとした若者のお話が伝わる井戸らしい。
上にもさらに路地が続いている。時間が無尽蔵にあったらなぁ。
地図が推奨するコースを外れて、村を大回りする坂道。推奨コースを辿るにはあまりに時間がない。(体力もね・・・。)
村を見下ろす山の斜面は段々畑になっている。
水を確保するのも大変だろうけれど、きれいに整っている。
ジオラマモード。
推奨ルートを外れてしまったので観光客はあまりいない。
観光案内所推奨じゃないというだけで、この村は隅々までが見どころなんだけど。
お、またあの魚だ。こちらには「甘川の魚」という名前がついている。
この坂道はヘアピンカーブとなって、その内角は子供向けにダイナミックな滑り台になっていた。
塔は「虹の咲く村」、滑り台は「甘川の絶壁」という名前だそうだ。
「思い出の影」。
屋上に人がいるのかと思ったらオブジェだった。
にゃんこがいる。
外周から、また村の中に入ることにした。
階段を下りたら「金鐘秀井戸」と書いてあるところに出た。これがその井戸かどうかはよくわからなかったけれど。
そこからまた推奨ルートに戻る形で細い道を下って行った。
観光客とはほとんど会わない。
路地の向こうに可愛い子がいた。
可愛い子はやってきた。
止まってしまった。
バオバブ・・・?
このカーブのあたりの建物のどれかが太極文化広報館だったらしい。このパネルの裏かな?
さらに村の中に戻る形になればまた見どころがたくさんあったようだけれど、私はこの辺で切り上げることにした。
近くに見える「ワンコのいる家」も「野良猫と過ごす和やかな日常」もオブジェです。
まだまだぬかりなくアート、「陽が昇る丘、夢見る甘川村」。
あの甕はなんだろう。
고추とあるのでコチュジャンかな?
???
あの先が太極道本部らしい。
市場の気配。
・・・温泉?/p>
この頃はこの♨マークについてもよくわかっていませんでした。銭湯とモーテルについているらしい。
「幸せを詰めた買い物かご」の皆さん。
その向こうに市場が見えたので降りてみる。
「甘川2洞伝統市場」という市場だそう。
奥まで行ったけれど時間が遅いのか閑散としていて静かだった。
また大通りに出て、振り返る甘川洞。
バス通りに出た。ここで散策推奨ルートは終わり。
この大樹は「希望のメッセージ」というらしい。
何かの活動を行っていた皆さん。
すぐそばのバス停で待っていたら運転士さんに「The other side」と言われてしまった。文字は読めないしバスの番号だけ見たら上りも下りもわからないし。英語で話していただけてありがたかった。
逆向きのバスに乗る。
さよなら、天空の村。
ここが入り口。午後もまたたくさんの観光客が訪れるんだろう。
傾斜はキツくカーブもキツく、運転もなかなか荒い。
途中ビューポイントらしきところがあった(が、下車する勇気もないし狭い道を歩くのも怖い)。
ここも展望ポイントだった。
カーブの続く坂道沿いの家というハンデが健気な景観となっていた。
すれ違うのも大変な道もあった。
天空の村は終わり、下界に降りてきてしまった。
チャガルチ駅付近に戻ってきました。
さて、じわじわ空港方面に戻りますか・・・。
ダメ押し西面途中下車、念願のデジクッパ通り
西面駅で途中下車。
ロッテの自販機。
駅構内にマカロンのお店、カラフル。
デジクッパ通り再び。
デジクッパ屋さんが三軒並んでいる中で、他二軒がほぼ満席だったので自動的に選んだ一軒に入った。(ここにお客がいなかったというわけではない。)
デジクッパデジクッパと唱えつつやってきたのにメニューを見た途端「ゆで肉ていしょく」に寝返ってしまった。
副菜どーん!
このアミとお味噌だけでご飯何倍もいけちゃう。大変危険!
ゆで肉来ました。
あっさりだけれど美味しいスープ。
お肉はホロホロだし味噌をつけてサンチュで巻いたら無限に食べられそうだし、キムチやら味噌やらアミやら混ぜ込んだスープはめちゃめちゃ美味しい。
麺が入ってた。
味噌とキムチを添えてお肉を巻く。至福!
美味しかったです!ごちそうさまでした。
慶州朴家クッパというお店だったらしい。
名残の西面
これがデジクッパ屋さんが3軒並んでいる様子。
できることならもう少し何か食べたいくらいだ・・・ウォンも使い切りたいし。
でもさすがにお腹がキツい。というわけで「COMPOSE COFFEE」というカフェに入った。
暑いのでアイスコーヒーをいただいた。
通りはオデンの屋台街。
名残惜しいな、楽しい街並み。
巨大だったタマネギ。
極太だった大根。
旅のおわり
というわけで地下鉄2号線で沙上へ向かってしまった。
沙上駅前に何か楽しいものはあるかなと見てみたけれどググっても特に何も出て来なかった。郊外の新しい駅前の様相。
金海軽鉄道沿いにはいろいろ市場や古墳があるようだったが、巡るには時間不足だった。
結局空港へ・・・。
着いてしまった。
今回はカウンターではなくキオスクで。
昨日買うだけ買って飲んでいなかったビールを消費する。
イミグレ前に何か食べ納めとも思ったがやっぱりお腹がキツすぎた。残念。
イミグレの向こう、搭乗ゲートフロアにあったコンビニ。
ちょっとしたレストランもあった。
搭乗。
さらば、釜山・・・前回はうっかり通路側の席にしてしまったので今回はちゃんと窓際。
さらば韓国・・・あれから3ヶ月、両国関係はこれまでにないくらい悪化してしまった。私はいつ何時でも釜山へは行きたいけれど、日本人というだけで不快になる人がもしゼロではないのなら、無用の争いを避けるために自分もしばらくは行けないかなとは思うものの、ただただつらい・・・。
さらに現在はコロナの追い討ち・・・追い討ちどころではない、日本の外のどこへも行けない苦しさ。せめてもの慰めに、次行く時にはハングル読めるようになっておくのが今の目標。
コロナ禍が明けました。在宅期間中ネトフリでさんざん韓国ドラマを見まして、ハマりまして、ハングルも最低限は読めるようになりました。日韓関係も回復に向かい、また韓国へ行けるようになりましたよ。
日本に帰ってきました。
ただいま。
リムジンバス乗り場は国内線側にある。
あんなところにポツンと席があって誰が座るんだろうと思ったら座ってる人いたわ。
日本のコンビニ菓子は美味しい・・・!・
■Flight:7C1354 PUS-KIX
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