あの日、海の向こうで

いにしえのスタイルで1日分を1ページに押し込んだ海外旅日記と過去の現地採用日記。長文・画像大量。

【弾丸大邱1N2D】バスで大邱入り・薬令市と西門市場

※店舗・価格等の情報は訪問当時のものですのでご注意下さい。

2025年12月19日(金)

 

☝年末駆け込み弾丸大邱旅サマリー☝

ソウル・釜山以外の都市にも徐々に行ってみたいと思っていた。韓国第三の都市、地下鉄やモノレールで移動難易度が低く初心者に優しいと思い大邱を選ぶ。(安心安定の東横インもあるし。)

いつも通り予約がギリギリになってしまい釜山行きの航空券は軒並み4万台後半から5万円に。1泊2日に5万はさすがにちょっとなあという中で、エアトリ25,860円のジンエアー釜山便に飛びついた。ただし安いだけあって帰国便が14:05と早い。(座席指定は公式サイトで別途支払い。)

1泊2日で釜山からプチ遠征の旅程。なんとかなったものの綱渡りでヒヤヒヤもあったので反省点多し。釜山着で地方都市まで遠征するのは、2泊3日なら前後を移動日と割り切れるが1泊2日では消化不良だし何よりリスキーだと思い知った。

  • これまで何度か金海国際空港に来ているが、入国出国とも混んだのは初。最近混むようになったのだとしたら今後は待ち時間を織り込んで計画をしないと詰む。
  • 週末旅でバスなり列車なり来たものに乗るという昔ながらの旅は難しくなってきているのでは?列車は日本から早めに予約すべき。バスは海外のクレカでは決済できなかったため現地到着後出たとこ勝負にならざるを得ない。今回は幸い入国してすぐの13時台のバスに乗れたが、もう少し遅れたらその次の14時台は満席だった。弾丸旅にバスを組み込むのはちょっと危険かもしれない。帰りの足も数日前にBUSTAGOで空席照会をしたところバスは既に満席だったのでKTXにしたが、そのKTXも残席僅かだった。
  • バスが選べずKTXになるとだいぶ遠回りで乗り換えも多いルート。NAVERマップのナビでそれなりに余裕を見たつもりでも、鉄道はサイレントで5~10分遅れるし駅構内や駅間の移動やらで余分な時間を取られるので相当余裕を見ないと危険だと身をもって実感した(今更)。

今回の旅の学び。

  • 約2年前に慶州に行った時以来のKORAILの予約サイトの使い勝手が良くなり座席指定もできるようになっていた。Trip.comでも座席指定で予約できることがわかった。
  • ジンエアーはデジタル搭乗券(QRコード)でカウンター要らずだったが、往路は搭乗口で呼び出された。復路では念のためQRコードが有効か聞きに行ったらカウンターでパスポートを読み取られたので、やっぱりどこかのポイントでチェックは必要なのかもしれない。
ジンエアーで金海国際空港へ

関空へ行く時は地下鉄で天下茶屋まで行きラピートに乗ることが多い。家を出た辺りでオンラインで予約していくが、今日も天下茶屋に着いた時には満席の表示。予約せず到着したところに来るラピートに乗るというのはもう難しくなっているかもしれない。

おはようございます関空島。

ジンエアー。初めての航空会社はいつだってワクワクするもので。

今回も預け入れ荷物はなし。ジンエアーはウェブチェックインでデジタル搭乗券が発行された。念のためカウンター近くの係員さんにも確認したところそのまま出国して良いと言われた。厳しくなったと聞いていたモバイルバッテリーのチェックも特になし。すんなりで良かったが、その後搭乗口で呼び出されて別途チェックが必要だった。

移動中に見かけたトランスオーシャン航空のジンベエジェット。

今日のゲート。

今日の翼到着。ジンエアーの漢字表記は真航空だそうで、かっこいい。もともとカラーリングもロゴも素敵だと思っていたので乗れて嬉しい。

搭乗。

はじめましてなので観察。

出発。

淡路島。

淡路島の沖の漁船の皆さん。

多島海。

日本海側で目立つ独立峰。大山(だよね?)。

釜山が近くなり、軍用空港につき撮影禁止のアナウンス。いつもこの辺りから誤解を招かないよう機窓の撮影はしないようにしている。その後着陸からゲート到着まで窓のシェードを下げるように指示があった。この指示は自分的には初めての経験だった。帰りも離陸が完了するまでシェードを下げさせられた。離着陸時には安全のためシェードを上げるというのが全世界的に共通だと思っていたのでちょっと意外に思ったが何か固有の理由があるのか、最近始まったのだろうか?(今までエアプサン・チェジュ航空で釜山に来ているがこの指示を受けたことはなかった。)

バスで東大邱へ

金海国際空港からバスで大邱へ行きたい。BUSTAGOというサイトでは路線も時刻表も調べられ重宝するのだが、日本語ページでは路線チェック止まり。言語を韓国語に切り替えると空席照会までできる。以下は出発の3日前に保存したキャプ。

だが残念ながら予約はできなかった。手持ちの複数のJCB・VISAのクレカをすべて試したが決済不可。海外発行のクレカは通らないらしい。もう一つTmoneyのバス予約システムも試したが結果は変わらず。(余談だが、カード番号はセキュリティキーボードで入力、セキュリティコードは頭2桁だけ入れるという仕組みは日本と違って興味深いなと思う。)

到着はほぼ定刻の12:25、乗りたいバスは13:30。1時間もあれば余裕だと思っていたのに入国審査の列は大行列だった。金海国際空港の入国でここまで並ぶことは記憶にない。外国人用のカウンターが2つくらいしか開いていないように見えた。来月から電子入国書類のe-arrivalに完全移行するというので試していたが今回は特に意味はなかった。

国際線ターミナルと国内線ターミナルの間にあるバスチケット売り場に辿り着いたのは13:15。

中に入るとカウンターは見当たらず、お母さんがバス端末に案内してくれた。最初に案内された青い端末には東大邱が表示されなかった。するとこちらの黄色いcash beeという端末に連れてきてくれた。

日本語もあり大変わかりやすい。「乗車券の発券」。

Dong DaeguのDを選んだら「大邱東部」が出た。この次の画面で座席を選び、クレジットカードを差し込んでおしまい。焦っていたのでこれ以外の画面の画像はない。1人掛け席はもう埋まっていたので2人掛け席の窓際を取った。

無事に購入できたのでマスクの中でニヤニヤしてしまった。料金は11,100ウォン。

蔚山・大邱・慶尚北道方面は5番から。

バスが3台停まっており、どれかと見ているとすかさず係のお父さんが声を掛けてくれた。韓国の公共交通機関ではシニアの力を借りた雇用が顕著だと思う。荷物がある人は自分で収納。運転士さんにチケットを見せるとバーコードを読んでくれ半券が戻る。

1:2の広々座席。

出発。結局隣には誰も来なかったのでUSBポートをありがたく2個使わせていただく。

いつもならあの駅から金海軽電鉄に乗り釜山市内へ向かうところ。

釜山郊外の光景を横目にしばらく洛東江沿いを北上。

この後ふと思い立ってBUSTAGOのサイトを見たら、次の14:10発はもう残り1席になっていた。危なかった・・・。

江西体育公園付近。

金海から大邱までは中央高速道路(55号線)を走っていった。アジアハイウウェイ1号線の一部にもなっている韓国の大動脈らしい。

大渚(テジョ)JCT。

自分のコンデジはExifが残らないのでできるだけスマホで撮りたい。普段はバッテリーが気になってしまうが今日は充電できるので強気。(シャッター音も出ない。)

山の裾野に町のある風景、自分の中の韓国のステレオタイプなイメージ。

日本の我が地元地方にも通じる農村地帯の風景。奥の山は地図によると金海市のムチョク山(702.1m)の模様。

一瞬うとうとした山間の道でお墓が多く見えた一帯があり慌てて撮ったが間に合わなかった。

見えてきた市街地は密陽(ミリャン)市。

密陽から鉄道が時おり左手に見える。

実際のところ窓にはこんな風にカーテンが掛かっていて、自分以外はみんな閉めていた。みんな乗り慣れたルートなんだろうか。

 

鉄道の車両には遭遇できなかった。

約1時間後、都会らしいシェルターの向こうに見えた大邱スタジアム。

こんにちは大邱。遠くに見える集合住宅群。自分の中ではThis is Korea。

冬枯れの木立の向こうに集合住宅群。

冬枯れの樹上に見えるのは多分カササギの巣。

大きな橋を渡ったところで丘の上に何か歴史ありげな建物が見えた。

嶺南第一関という史蹟だそうだ。プサンナビさんによると最初に門が建造されたのは1590年とのこと。

ハロー大都会。

Dongbuk-ro(東北路)を東大邱ターミナル・駅接近中。周囲は高層集合住宅の林。この時はまだ気づいていないが翌日この駅の周辺はかなり大規模に開発されていたことがわかった。

発車から約1時間20分、無事に東大邱バスターミナルへ到着。

大邱都市鉄道(大邱地下鉄)で東横インチャレンジ

大邱に到着した達成感にしばし浸る。

広いターミナルでまず出口探しで困惑した。

なんとなく人の流れに着いてエスカレーターを上がったら、3FはKTXと高速バスの乗り場だった。

バスで到着したのは1階。地下鉄は地下1階だった。

Metro Line No.1の案内に従って進む。

地下鉄乗り場に到着。

今年の7月にも釜山で使ったばかりのTmoneyカードにチャージができなかった。サービスカウンターに問い合わせるように促されるも、付近に有人窓口は見当たらなかった。

近くのemart24で新たにTmoneyカードを購入した。店員のお兄さんがデポジット等英語で親切に説明してくれた。

目指すパンウォルダン(半月堂)駅がどっち行きなのか頭に入っていないので慎重に確認する。(韓国の地下鉄、行き先を間違ってホームに入ると反対側に移動できないことが多い印象。)

半月堂駅到着。東横インのウェブサイトには13番出口が最寄りとあったので、探す。

韓国の都会は駅の地下街が発達している印象。広場のようなところにはクリスマスのディスプレイ。ベンチで休んでいる方(主に高齢者)が大勢いた。

しっかり地下商店街。

えいやっと外に出たらなんか違った。あれ?どこで間違った・・・?それにしてもド都会。さすが韓国第三の都市だった。

大通りの対岸に出てしまったがこの交差点はあまりに大きすぎて横断歩道がない。

やり直し。

13番出口に向かう途中にいくつかスナックのお店があった。後で来てみよう。

やっと発見。13番出口はエスカレーターがついていた。

半月堂地下ショッピング。

大通りの中央大路。

Netflix頻出のペク・ジョンウォンさんは料理研究家。

広場のように円くなっているところからDongseong-ro(東城路)1ギルに曲がるとすぐ見える東横イン大邱東城路が今夜のお宿。

フロントは7階。6階までは商業ビルのようだ。

ウェブ予約で68,400ウォン。会員になった時にもらった2年間有効の5,000ウォンクーポンの最後の1枚を使用。禁煙シングルルームの予約だったがダブルだった。広くて快適。

枕元にUSBポートがあった!数々の東横イン(日本・韓国)に泊まってきたけれどいつも延長コード必須だったのでこれは嬉しい誤算。(今回は荷物になるのが嫌で延長コードは持ってきていなかった。)

安心安定スタイル。今回で韓国へ来るのは10回目、一般的にはそろそろ「韓国にも慣れた」と言ってもいいのかもしれないが、実際問題全然慣れていない自分は東横インに泊まり続けたい。仕組みのわかる安心感、バスタブもある。スリッパにガウンと日本と変わらない品揃えは荷物をなるべく減らしたい弾丸旅人にはありがたすぎる。

7階のフロント前にかなり広めなレストランスペース。翌朝の朝食時には外に出て街を眺めることもできた。

大邱薬令市(韓方通り)と「薬膳参鶏湯」の韓方サムゲタン

部屋に荷物を置いてすぐ外へ。13:30のバスに乗り15:00までにはホテルに入る予定が約1時間押してもう16:00近く。こんなはずでは・・・と思いながらも暗くなる前の町歩きに急ぐ。ただ、覚悟していたほど寒くはない。この日大邱は11℃まで気温が上がり、過去の冬の韓国で経験したような頬を刺すような凍てつく寒さは感じなかった。大阪も暖かかったところを無理して分厚いダウンを着てきたが、歩いていてむしろ汗ばんだほど。(でも翌朝は普通に寒かったので、厚手のダウンで良かった。)

ここが東城路1ギルの入り口。ちょっと広場のようになっている。

この広場を挟み東城路1ギルの向かいから始まるのがNamseong-ro(南城路)、ここは韓方薬局や韓方の材料のお店が並んでいる韓方通りで大邱薬令(ヤンニョン)市と呼ばれているそうだ。

歩き始めてさっそく漂う高麗人参の香り。空気がほんのり、というかわりとはっきり苦い。とてもいい意味で。

ガラス戸の向こうには乾燥した植物やナツメ、人参が見える。「약(薬)」の文字だらけ。

旅行者の自分はただ通り過ぎることしかできない。

ビルの裏手に瓦屋根。

薬学を学ぶ勤勉な像が、と思ったら一番上の本のタイトルは「大邱薬令市(대구약령시)」と書かれておりちゃんと観光看板でもあった。

薬令市の南城路からDalgubeol-daero415ギルという路地を入った。달구벌대로はこの地区の南を走る大通りでChatGPTに聞いたら「達句伐大路」と書くと教えてくれた。

この路地にも韓方屋さんが何軒か並ぶ。

「薬令門」の扁額。この向こうに大邱薬令市場という施設がある。後で行ってみる。

目的地到着。약전삼계탕(薬膳参鶏湯)。

韓方サムゲタン

昼休憩を挟んで16:00から夜の部オープンだそうだが、開店とほぼ同時に入店した。お店のオーナーさんらしき方に「Japanese?」と聞かれる。

メニューはGoogleマップに画像がいくつも上がっていたのであらかじめ予習していた。サムゲタン一本勝負で、椎茸(香茸かも)や松茸のようなきのこ系具材が追加され値段が変わっているようだった。自分は基本の한방삼계탕(ハンバン=韓方サムゲタン)18,000ウォンにした。

壁に貼られたメニューは撮り忘れた。

まず供されたのは人参酒。パンチャン(飯饌)にお酒がつく・・・?と半信半疑だったが本当についてきた!

そして飯饌。これらがどれも美味しくて、人参酒が進む進む。カクテキ(でいいのかな?)もさっぱり美味しい、ニンニクは辛い。焼き砂肝は歯応えが結構固かった。

人参酒はほんのり濁りがあり、人参の香りが濃い。体に良さそう。度数はわからないがソジュくらいかな。とにかくサービスでお酒がつくなんて幸せでしかない。

グツグツ煮えたサムゲタン到着。鶏丸っと一羽、器が大きくて驚いた。日本のラーメン丼より一回り大きい。(食べ切れるのかと一瞬心配もよぎったが要らぬ心配でペロリだった。)

韓方サムゲタン

デカ高麗人参が入っていた。

栗、棗も入っている。添えられた糀味噌がめちゃめちゃ美味しくて、しまいにはこのお味噌だけで人参酒を飲めていた。

電話で予約が入ったようで、器が並べられた。

大満足すぎた!!ごちそうさまでした。

引き続き薬令市散策と韓屋の古宅

路地を戻る。

大邱の歴史案内。

さっき通った薬令門をくぐる。

Foot Bath in Oriental Medicineがあるらしい。

足湯はここ・・・かな?いつもお湯が張られているわけではなさそうだ。

広場を挟んだ正面には大邱第一(チェイル)教会(NAVER地図だと大邱第一教会キリスト教歴史館)が美しく聳えている。左手には観光案内所もある。

右手には薬令市場韓医薬博物館。

ゆるキャラがいた。

不老門、だそう。

薬令市マップ。これだけのお店や薬局が並んでいる。

門を出てまた薬令市の通り(南城路)に戻った。先程見えた第一教会の前の広場。

大邱第一教会はVISIT KOREAさんによると慶尚北道地域最初のプロテスタント教会だそう。

大邱 第一教会

第一教会の向かいにあるのは旧嶠南YMCA会館(교남YMCA 회관)。国家登録文化財とのこと。抗日活動の指導者の会合所ともなっていたとの説明書きがあった。

向こうにもう一つ門が見える。

が、その前に脇道に逸れた。

ビルの谷間に韓屋が何軒か集まっているエリア。

韓屋レストラン。看板に描いてあるのは両班の帽子だろうか?

その韓屋酒幕脇の雰囲気のある並木道。

その先に李相和さんという抗日民族詩人の古宅(旧宅)がある。

「李相和古宅」。

古宅のお向かいにも韓屋。こちらは徐相敦(ソ・サンドン)さんという朝鮮時代末期の企業家・官僚であり民族独立運動家の古宅だそうだ。(最初商業施設かと思ってしまい人もいたためちゃんと撮っていない。)

世界史の教科書でも習った三・一独立運動(1919年)をはじめとした様々な抗日運動の舞台となったという大邱。保守的で民族意識の強い土地柄だと言われているのもむべなるかな。自分もかなり保守派なので逆の立場を想像したら耳も胸も痛い。

各国語のガイドがあったのでいただいてきた。

李相和古宅脇の細い路地を通って大通りへ抜ける。

また韓屋があった。

大邱の歴史を伝える一角だった。

西城路という大通りに出たら、遠くの丘の上にこれまた白く美しい教会が見えた。あちらの教会も地図を見ると大邱第一教会だとのことだった。あの教会のある辺りは宣教師の旧宅などがあり大邱の近代の歴史を感じられる場所だそうだが、暗くなったので行けずじまい。

韓国には本当に教会が多い。大邱のこのエリアには特に歴史もあり規模も大きな教会が複数点在している。こちらは李相和古宅からもほど近い桂山聖堂。

西城路を少し歩くとさっき遠くに見えた薬令市の通りの入り口の門に来た。

薬令市通りでさっき通らなかった部分を補完する。

横路地も良い雰囲気。

あのまつぼっくりみたいなものはなんだろう。

生薬の原木。

これはわかったぞ、霊芝。

そういえばネトフリのソン・シギョンさんと松重さんの番組で、日本を旅行する韓国人には日本の生ビールは人気だ的なこと言ってたなあ。

「営業中」だって。日本式の居酒屋さんのようだ。翌日も和食というか日本式居酒屋さんはずいぶん見かけた。

また日本式居酒屋だ。あちらはキリンビール。

先ほど通った第一教会へ戻ってきた。

そのお向かいの旧YMCAの建物も再び撮影。

ホテルの方へは戻らず途中の路地をDalgubeol-daero(達句伐大路)へ向かう。

巨大な現代百貨店大邱店の裏手。

達句伐大路側の正面入り口。キャー立派。

達句伐大路。

西門市場を目指し歩く

次に目指すのは西門市場。当初地下鉄とモノレールを乗り継いで行こうと思ったが案外近そうだったので歩くことにした。

地名かと思ったが翻訳したら「正しく生きよう」だった。

達句伐大路からGukchaebosang-ro(국채보상로)102ギルにかけては小さな事務所や町工場が並んでいた。Gukchaebosang-roってなんだか難しい名前だと漢字を調べたら「国債報償路」だった。先程古宅を訪ねた徐相敦が主導した国債報償運動にちなんだ名前だった。

毎日新聞社。Daily Mail的な名前の新聞社だもの、そりゃ韓国にもあるよね。

左手の丘の上には先ほど遠くから見えた大邱第一教会(大きくて白い方)。この丘が宣教師旧宅等の多い、大邱の近代の歴史を知るもう一つのエリアだが、もう暗いので今回は泣く泣く割愛する。

丘へ続く階段の前にその丘の名前がおしゃれに記されていた。チョンナオンドク(청라언덕)、青羅の丘というそうだ。

人通りの少ない街角にささやかなクリスマスツリー。

路地裏に韓屋のようなデザインの建物。

なんだかギラついた韓屋風の建物が見える。手前は駐車場なのか車がひっきりなしに入っていく。

102ギルからGukchaebosang-ro(国債報償路)に合流。通りの向こうにまた立派な教会が見える。

地下ショッピングセンターの入り口と、その向こうに見えるのはモノレールの高架。

モノレールが通るのは達城(タルソン)路。モノレールは大邱都市交通の3号線だった。見えているのは西門(ソムン)市場駅。

西門市場でナプチャクマンドゥをいただく

達城路を横断し、西門市場に着いた。市場本体は18:00で終わってしまうようで、もうだいぶ店仕舞いが進んでいたが、各種観光情報ではここは夜はナイトマーケットが立つとのことだった。

今回見たのは広い西門市場のほんの一部だが、ファッション系のお店が多かった。

西門市場の南の縁、道の片側だけ庇がある通りに来た。Googleマップを見るとこの辺りに「西門市場 夜市場」のフラグが立っているが、まだ時間が早いんだろうか?場所が違う?

その角にあったポジャンマチャ風のお店に、大邱の名物だというナプチャクマンドゥ(납작만두)の文字が見えたので入店した。

ナプチャクマンドゥ4,000ウォン。大邱独特の食べ物で、ほんのちょっとニラなどの具が入った平べったい餃子のことだそう。

カウンターを囲むベンチは狭く、後からお客さんが来たら出られなくなっちゃうのではという不安に駆られた。

私のナプチャクマンドゥが円い鉄板の上で焼かれている。手前で美味しそうなトッポッキもおでんも食べたかったがさっきサムゲタンをいただいているのでもう入らない。

ナプチャクマンドゥ登場。ネギと醤油漬けのタマネギが載り、ピリ辛の酢醤油タレがかかっていた。おでんの出汁も注いでいただいた。おでんのスープ要る?と言われていることはわかるのに聴き取れない。悲しい。

ナプチャクマンドゥ

ニラらしき点々が中に見えたが、具の存在はほんの申し訳程度。餃子の皮を食べているに等しい。でも不思議とクセになりそうな味。一緒に和えられていたタマネギの歯応えも美味しくてお酒が飲みたくなる。

ナプチャクマンドゥ

モノレールと中央大路

満足して西門市場を後にする。

良い雰囲気てんこ盛りのお店。

渡り廊下というか渡り階段が絶妙だった。

店仕舞いは進む。

モノレール(大邱都市交通3号線)の西門市場駅。

そういえばひらがなで「きっぷうりば」って書いてあったんだ。

駅の端っこから外を覗いたら、北側には高層集合住宅群が壁のように並んでいた。

金曜日夜のラッシュアワー。2両しかない車内はとても混んでいた。地下鉄1号線と乗り換えができる明徳(ミョンドク)駅で下車。

一駅乗ればホテル最寄りの半月堂駅だが、なんだかもったいないので1号線沿いに中央大路を歩いて帰ることにした。

途中見かけた美容院のポールが可愛くて録る。

歩き始めてしばらくの間は楽器屋さんが多かった。韓国、同業さんが集まる通りが多い印象。(日本も古本街とか道具街とかもんじゃストリートとかあるけど。)

横路地の向こうは坂だった。大邱もやっぱり坂が多い町だった。

次に覗いた路地裏は市場だった。

南門市場。

お店は閉まっていてすっかり暗かったので中は歩かず大通りを迂回して反対側から覗いた。

交差点にあったおしゃれな書店。

日々の暮らしがある路地。

物語があったであろう公衆電話。

半月堂駅の南の端に着いたがもうしばらく先へ。

卍。仏具屋さんのようだ。

太鼓が色鮮やか。

階段の上にお寺や教会があるとの案内板があった。

사はサ(寺)。この丘の上にはお寺が何軒か集まっていた。

仏教の書物のお店だったようだ。

半月堂駅に向けて下っていく風景はぱっと視界が開け胸がすくような思い。

道路反対側の擁壁に何かパネルが見える。

大邱の夜はヤンニョムチキンで

半月堂駅の地下に潜った。

さっきも見た地下広場のクリスマスディスプレイ。日中よりやや人は減っていた。

コ・ヨンジュンちゃん美人!

チキン屋さんが何軒か並んでいたところで立ち止まってしまった。

1番がチキンとトッポッキの相盛りだった。「1番」がイルボン・ハンボンどちらかわからなくなり咄嗟にハンボンと言ってしまい間違えた。察してくれたお姉さんありがとうございます。(イルボンが「1番」、ハンボンは「1回」。)

持ち帰りの図。

ホテル近くの中央大路、ライトアップ。

我が宿東横インが安心安定の青い光を放っている。

さっきは気づかなかったがお向かいは繁盛しているラーメン屋さんだった。

1階にセブンイレブンが入っており、飲み物とお土産を買ってきた。余談だがこのセブンイレブンの店員のお姉ちゃんが不機嫌を極めていて、外国人が嫌いなのかなんなのか。でもこの歳になるともはや腹も立たずうっかりニヤっとしてしまった。

お腹いっぱいでどうかと思ったがヤンニョムチキンがめちゃめちゃ美味しくてあっさり完食だった。トッポッキもちょっと表面がこんがりしていてヤンニョムがよく絡んで美味しいったらない。

透明なプラスチック缶で輪切りのレモンが浮かんでいるのが珍しくて買ってしまったが、しまった。「チメク(チキン+ビール)」を試そうとしていたんだった。

チャンネル数の異常な多さに驚いた。大半が韓国のテレビ局。どうなってんだ一体・・・。

韓国の芸能に詳しいわけではないがNetflixで見た作品に出演していた俳優さんをCMで見かけたら嬉しい。

ヘリちゃん。

チョ・ジョンソク。

ご結婚おめでとうキム・ウビン。

国民のMCユ・ジェソクさんのトーク番組。

ゲストはキム・ウビンだった。

別のチャンネルでは今や人気ユーチューバーでもあるチュ・ソンフン(秋山成勲)さん。

チャンネルJでは孤独のグルメ。

コ・ヨンジュンちゃん。

チャ・スンウォン。

それにしても部屋に戻ってからの数時間で、見慣れた俳優をどんだけみかけるのか。韓国の芸能界って自分にとっては無限に広くアイドルは無限に多く永遠に覚えられないイメージがあるのだが、俳優界は案外狭かったりするんだろうか。それとも彼らがビッグスター過ぎるのか。

反射してしまうので部屋を暗くしないと外が写せない。

眼下の東城路1ギルは賑わっている。

さっき近くを通った第一教会が見える。

20時頃、太鼓や楽器を掻き鳴らす音が近づいては遠のいていった。何かパレードのようにも聴こえたが、デモだったみたいだ。ホテルの外に出てみたが間に合わなかった。

21時半頃、その一団が再び近くを通った。

アメリカ国旗・・・?

と、もちろん太極旗。何かスローガンも掲げられているようだ。クレメンタインに似たメロディでずっと繰り返しコールをあげていた。今日来たばっかりで図々しいながらも大邱らしさを感じてみたり。

朝も早く歩き疲れたので22時前には寝てしまった。

 

■Flight:LJ252 KIX-PUS

■Stay:東横イン大邱東城路