2025年7月5日(土)
☝関釜フェリーで釜山旅サマリー☝
空路以外の国境越えは浪漫満点。釜山へはいつか海路で行きたいと思っていた。福岡からわずか3時間40分で釜山まで行ってくれていたクイーンビートルは2024年に廃止されてしまい叶わぬ夢に。代わって検討したのが関釜フェリーだった。
大阪からだと南港発のパンスタークルーズも選択肢に上がるが、2025年から新造船導入で料金UP。2人貸し切り(かつWiFiも使えるクラス)は下関までの新幹線代を足してもまだ追いつかない料金になったので、それはまたいつかの目標にしようと思う。
今回は釜山慶南競馬場訪問というもう一つの目標も一緒に達成できた。釜山慶南競馬場は2025年現在の開催日が金曜日と日曜日のみなので、月曜日に有休を取り、フェリーで日曜朝到着し競馬観戦・月曜日に帰国という日程一択となった。
港町下関で船待ち
新幹線と在来線を乗り継いではるばる下関港に辿り着いた。

港町って感じだなぁ。

韓国ナンバーの車を目撃!関釜フェリーで来たんだろう。異国情緒どころの話じゃない。

港から少し歩いた商店街そばに釜山門を見た。さすが関釜フェリーの就航地。

先週台湾へ週末旅をしたばかりだが、そちらは急遽決まった衝動的なもの。今回の旅は関釜フェリーの予約開始日(乗船3か月前)当日に予約をしたくらい早くから決めていた。
大衆食堂で遅いランチに下関の海の幸をいただき、いよいよ下関港国際ターミナルへ向かう。(もう関釜フェリーの煙突がちらっと見えている。)

長い歩道橋がターミナルへいざなう。もはや旅情しかない。

ターミナルに入るとまず「きっぷ売場」に行き、予約完了メールを提示して乗船券を発行してもらう。

運賃はクレジットカードで予約時に支払っていたが、この窓口で燃油サーチャージ・国際観光旅客税・下関港港湾施設使用料を支払う。現金のみ。
デラックスルームは1人18,000円がネット予約だと15,300円になる。というか今日び下関在住以外の方でネットで予約しない人がいるのだろうか・・・ということで定価15,300円の認識でいいでしょう。(ただし2025年10月から18,000円→23,000円へ値上げのアナウンスが既に出ている。)

待合室のど真正面には乗船を待つ関釜フェリー「はまゆう」。

ミニはまゆうもいる。それにしてもはまゆう、ファンネル(煙突)の形もファンネルマークもかっこよすぎるのでは?

乗船口には既に乗客が荷物で順番取りをしていて、こうしなきゃいけないのか係の方に伺うと、今日はすいているからこうしなくてもすぐ乗れますよとアドバイスをいただいた。おっしゃる通り、荷物の列はこれ以上はそんなに伸びなかった。でも検索で他の方の乗船記を見ると他の時期はもっと多くの人で結構混雑している様子。連休なんかは混むんだろうな。(なお、大部屋の2等室利用の方々は好みの場所を取るために並ぶらしい。)
赤いベルトの奥は団体さんとの表示があった。手前は一般。

フォントがレトロ。

何かかわいいキャラクターがいるな。トビウオの兄妹かん太&ぷうちゃんだそう。


待合室はとても広い。

自販機と売店だけ。食事を済ますなら外で。

観光案内所は到着の時だけ開くのかな。

下関市・釜山広域市の姉妹都市交流のあゆみ。

出国と乗船
18:00ちょっと前に乗船が始まった。先は長い。我々はのんびりと最後の方で出国。そして捺された「KANMON」の出国印!
今は空港で敢えてスタンプを貰うということまではしないので、日本の出入国印は全然なくなった。そこに久々に捺されたのが「KANMON」とは。感無量。
![下関港「KANMON]の出国印 パスポート 出国スタンプ](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tantanming/20250715/20250715232815.jpg)
去青島、中国のチンタオかぁ。かつては「ゆうとぴあ」というフェリーが出ていたらしい。


行き先表示がレトロだもん。調べたら「はまゆう」の建造は1998年だそう。そりゃもうだいぶ昔。

お邪魔します。


乗船すると、まず広いロビー。

個室組は乗船してすぐ左手のフロントで鍵を受け取る。
翌朝、8時の下船時刻までのんびりしていたら鍵は7時半まで返却と放送が鳴って焦った。鍵を返しても下船まで部屋にいていいのだとは思うが。

フロントやレストランで何度かやり取りをしたが、スタッフさんに日本人らしき方は見かけなかった。船内放送も韓国人のスタッフさんによる日本語・韓国語両方でのアナウンスだった。

吹き抜け螺旋階段。

ロビーの奥にゲームルームとカラオケルーム。(JOYSOUNDだった。)
他にも免税売店があり、19:00~21:30の営業。売店やレストランの営業時間は船内放送で案内があった。

大浴場。夫が行ってみたところ男湯は夜はとても混んでいて断念していたが、朝は早く行ったら大丈夫だったそう。

それでは部屋へ。エレベーターが凄いレトロっぷりだった。1998年ってそんな昔だっけ・・・!?


「はまゆう」デラックスルーム
プライバシー最優先人間なので大部屋は厳しい。ツインルームのデラックスを選択した。


なかなか重厚(物理的に)なドア。なおオートロックではない。

お邪魔します。


昭和のビジホ感!

ブレたような撮影になってしまった鏡台兼デスク。

アメニティ。

お水のサービス。

茶器セット・・・これはっ・・・!いよいよ昭和のビジネスホテル。

ユニットバス。水量十分。貯水量限られた中で使わせてもらえるのはありがたい。

アサヒ衛陶株式会社サンウォッシュ印。

窓の外。一応デラックスルームの前のデッキには人は立ち入れないようにフェンスがあったのだが、私たちの部屋は一番端っこだったので、デッキに出た人から見えてしまうのだった。カーテンを半分閉めつつ外を覗く。

船内施設を覗きに行く。


3Fの多目的ホール。食料品の持ち込みに制限はないので、ここでプチ宴会も可能。



螺旋階段を降りる。

こちらがレストランのメニュー、食券制。営業は19:00から21:00で長い乗船時間のわりには決して長くない。(朝は別に1時間開く。)ラストオーダーは20:30。

小窓から見えた外。

デッキからの眺望
さて、フェリー最大の楽しみはデッキからの眺望。出発前のデッキに出る。

こちらはデラックス・スイートのエリアでフェンスで入れなくなっている。さらに奥のスイートは目隠しパーテーションで区切られ、部屋から出入りできるプライベートデッキが確保されているよう。


確かに、真下が海でちょっと怖い。

あちらは北九州市。

釜山側の名称Pukwan Ferry(釜関フェリー)のコンテナがいっぱい。

その後も部屋で休んだり、またデッキへ出たりして出航を待つ。(デッキへの出口が部屋の隣なので便利。)

船に明かりが灯り始めた。



煙突からはうっすら煙。

出航
スケジュールよりちょっとだけ早い19:35分頃、出航を告げる長い汽笛が鳴り、煙突から一度だけ勢いよく出た煙がしばし漂い消えていく。

船員さんたちが急ぎ足で動いている。

関門海峡から月を見る。

日没後、景色はどんどん暗くなる。

MarineTrafficのアプリで追う。このアプリはよく使うが、自分の乗る船を追えるのは滅多にないので嬉しい。

ちなみにこのはまゆうさんは昨日まで呉でドック入りしていたらしい。出航直後のアプリ情報はまだドックから戻ったことになっていた。ドックの間は下関発のはまゆうは運休となり釜関フェリー側の「星希」のみの運行だったそうで、日によっては星希一択になっていたようだ。
まぁ、初の関釜フェリーだから「はまゆう」で良かったと思う。いつか「星希」にも乗れたらいいな。

(ブレたが)下関のゆめタワー。

MarineTrafficのGPSがちょっとズレていたようで、関門トンネルの起点は見逃した。


北九州市の工業地帯方面。

そろそろ関門海峡を出る。暗くなってきたのでこの辺りで部屋に戻った。


釜山航路の夜は更けて
食券を買ってレストランへ。広いけれど先客は3組ほど。もうラストオーダーも近かったので、利用する方はとっくに食事を終えたのかな。何より、港のスーパーや大丸のデパ地下でいろいろ買い込んで乗る人が多いらしい。私たちも多少夜食を買ってきていた。

お願いしたのはキムチチゲ定食1,100円。(本命だったもやしビビンパ定食は売り切れだった。)と、夫用におにぎり150円もつけた。
さすがもう飯饌(パンチャン)の国韓国が船内から始まっていた。豚キムチに焼きサバまでついちゃってボリューム満点過ぎる。

夫は焼きサバとおにぎりでソジュを1本空けた。寡聞にして知らないブランドだなぁと後で調べたら、釜山のご当地ソジュ「デソン 대선」とのことだった。159は度数15.9度を表しているのだとか。グラスとデザインが違うが、グラスの方は一代前のデザインらしい。

1階ロビーのミニはまゆう。

私たちの部屋はこの辺。

夫は大浴場へも行ってみたがかなり混んでいたらしく諦めた。テレビは日韓の番組が映るが、スマホはもう圏外。あとはもう何もすることもないし寝るだけ・・・と思ったら夫がカラオケにでも行ってみるかという。せっかくだから船内施設を使いたいらしい。
フロントの方に聞くと誰も使っていないとのことで1時間借りることにした。一部屋2,000円。

JOYSOUNDだった。

団体さん収容OKな部屋はちょっと広すぎた。

おまけに向かいが喫煙室で人の往来が多くなんだか落ち着かない。目隠しはあるものの覗いていく人もいたし。でもネットもできない船内だし、団体さんならカラオケはいい時間潰しになるのではと思う。
そういえばこの近くのどこかに昭和レトロ感あるゲームコーナーがあるんだった。覗かずじまいで惜しいことをした。

大丸で買ってきていたお酒を持ち込み、1時間だけぼちぼち歌って部屋へ戻る。なんとなくテレビを流しながら、長期戦に備えもってきた本を開いたらいつの間にか眠ってしまっていた。
普段の自分なら施設や設備を貪欲に見て回ったり利用したりするはずが、やはり体調の悪さ(胃痛)で動きが鈍っていたようだ。今更後悔で悶絶している。
■Vessel:関釜フェリー「はまゆう」下関-釜山