2025年6月29日(日)
- 台鐵プチ乗り鉄体験(2駅だけ)
- 高雄ライトレール(LRT)プチ乗り鉄体験(2駅だけ)
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- 文武聖殿と塩埕保安宮
- 鹽埕區じゃらんじゃらん
- 「老蔡虱目魚粥」
- 大溝頂老街
- 鹽埕第一公有零售市場
- 穴場カフェ「吉拉德咖啡 Gerard café」で寛ぐ
- 旅のおわりと空港メシ
台鐵プチ乗り鉄体験(2駅だけ)
高雄最後の朝が来た。

まだ7:30。ホテルの朝食は諦め、チェックアウトの11時まで戻ってくるために早く部屋を出た。

旧高雄駅舎(裏側)。

最終日の今日は半日しか時間がない。昨晩までは13年ぶりに左營の蓮池潭で廟巡りをと考えていたが、今日も暑くなりそうで早々に心が折れた。
初日も行った哈瑪星含む鼓山區か隣の鹽埕區の辺りで朝食を食べることにした。赤線・橘線・高雄LRTを乗り継いでもいいのだが、最後に台鐵にも乗りたくなった。

7:52発后里行きに乗る。(后里がどこかはわからない。)

「北上」。漢字の国助かる。発音できなくても概念がね。

台鐵には旅情がある。

よく見る黒松の自販機も今風にアップデートされていた。

后里行き區間車入線。

といっても乗ったのは2駅だけ。地下化で景色が見えないのは仕方ないこととはいえ寂しいな。

鼓山站下車。

改札を出たのは3人だけだった。

かっこいい、台鐵鼓山車站の地上出口。

お隣は黄緑の観光(?)バスの基地だ。

駅前はなんともだだっ広い。何もない。

高雄ライトレール(LRT)プチ乗り鉄体験(2駅だけ)
ここから高雄LRT鼓山站に乗り換える。高雄LRTに乗るのは2018年以来だ。

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距離感は路面電車に近い。

ここは一応踏切。

軌道は緑豊か。

前回はホームの券売機で切符を買ったが、今回は悠遊カードをホーム入り口の端末にタッチするだけでよかった。

今ドキデザインな駅。

券売機もある。

都市交通なのであまり待たないかと思ったらそうでもなく15分ほど待った。朝陽がもろに当たり暑いったらない、苦しい15分。周囲に建物もないし、わずかな日陰に収まるにはホームに腰掛け線路に足を下ろすしかなかったが、台湾ではそれは怒られそうでちょっとできないな。

入線。

朝早いLRTはすいていて余裕で座れ車窓を楽しんだ。(2駅だけだけど)

集合住宅群。暮らしがそこにあるなぁ。

なんだろう?祠のようにも見えるが・・・。

線路沿いの廟。

軒先庭先が近くなった。



鼓山區公所站と高雄天軍殿廟。

二階が廟。

さっきからちらほらあったが、この先壁や塀にアートが描かれている。


日本の周辺国わりとどこでもそうだが、無印良品やユニクロのようなブランドを生み周囲全員服装が黒か白かグレーみたいな日本人とはちょっと違う色彩の価値観を感じる。

あっ、黒猫。(撮れなかった。)

落書きされている壁もあるな。このアートたちには鉄道から見た景観だけではなく、落書き予防の側面もあったりするんだろうか。



大きいな、何用の炉だろう?

文武聖殿站で下車した。

文武聖殿と塩埕保安宮
文武聖殿站。線路を渡り南側のエリアへ向かう。

ここも線路に面している壁は彩色されている。

大公路の緩やかな坂を下りていく。

惹かれる横路地。



関聖帝君・・・関帝さんの像が現れた。

さっき下車した駅名にもなっている文武聖殿が聳え立っていた。デカい。

駐車場を越えて近づいてみると、たくさんの信者の方々が恐らく廟會の準備中のようだった。

神轎(お神輿)が集まっている。


天井を埋め尽くす黄色いランタンたち!


立派な最上階。

福禄寿さんたちの後ろにある宝玉が地球に見える・・・。

これらの華やかな神轎(お神輿)たちが繰り出す様子はさぞや壮観だろう・・・もうどこへもいかずここで廟會を待とうかと迷った。








牌楼も背が高い。

だがやはり外に出よう。後ろ髪引かれる思いで文武聖殿を後にした。
至聖先師(孔子)さんの像にもお別れ。

駐車場にも大型バスが何台かいたが、このトラックも恐らく廟會に来た人たちのものだろう。

こちらは高雄三清観という廟だった。青と金でカラーリングがちょっと独特。


さらに大型バスたち。あのバスにも「文武聖殿B車」と書いてある。

さらに大公路を下っていくとまた廟があった。

塩埕保安宮。

福禄寿さん。

「憨番扛廟角」さんも屋根を支える。

主神は康府王爺、人間の頃の姓は康、名は太・・・・保生大帝ではないのかな?

廟の隣のこのお宅もファサードが素敵だ。
赤いランタンが交差点をぐるっと巡っていた。


大公路の方向。逆光だが交差点の曲線のファサードが美しい建物。


鹽埕區じゃらんじゃらん
大公路を東へ歩く。


横路地を眺めながら。

交差する新興街。~行という看板が多い。生業を表しているのだろうけれど、「五金行」とか「亜鉛行」とか金属系が多いから、金属材料街なのかな。


また曲線の美しい建物。

今はメガネ屋さんのようだが、「彰化商業銀行鹽埕分行」の名残がある。

道を挟んだところに印象的な切妻と板壁の長屋が見える。

「大公集中商場」。細長い市場のようだ。

その隣も騎楼のしっかりしたショップハウス風の建物。

大公集中商場と大通りを挟んでこちら側もやんわりと商場が続いている形跡がある。

「老蔡虱目魚粥」
瀨南街に虱目魚(サバヒー)の看板を見つけた。

「老蔡虱目魚粥」。

こちらも注文用紙に記入方式。

店内はいっぱい。注文用紙を渡しお金を払い、外の一席に4人で相席となる。

お隣はなんだかえらいことになっていた。老朽化・・・。

肉燥飯(小)NT$40。

そして綜合魚丸湯NT$60。

綜合には牡蠣も入っているのか。

でもここでまたオーダーミスしたかもしれないと気付く。綜合魚丸湯は虱目魚の魚丸だと思い込んでいるが果たしてそうなのか?他にも、メニューにもう一つ綜合魚肉湯というのがあって、そちらだと虱目魚がたんまり入ったんだろうにとか。肉燥飯が食べたいから仕方ないがやっぱり虱目魚のお粥にすべきだったのかとか。
己の予習不足を悔やんでもやもやする。でも美味しくて大満足。

大溝頂老街
台湾の旅は予定通りにならないことや失敗が多いな・・・(自省)。
道を渡り瀨南街を歩く。

この十字路は四つ角とも曲線の建物だ。


特にこの建物は印象的。

近づくと「高雄市第三信用合作社 歴史文物館」とある。1935年建設の建物らしい。

さらに瀨南街。

わあこの路地はいいなあ。

こんな路地を行ったり来たりして少々迷走した。

そして辿り着いた「大溝頂老街」。


捷運赤線沿いの中心市街地とは愛河で隔てられたこの地域は日本統治下の時代に港の背後で発展した繁華街で、商店街のような商場や商業街がいくつも形成され今に至るそう。発展の早かった街が往時の姿を留めることがままあるのは世の常、この地域も古い建物がかなりの密度で現存・現役なのは先程から見てきた通り。
いろいろ検索して読んだ中で、こちらの台湾の方による文章がとても良かった。塩埕の往時と今が情緒も込めて説明されている。
参考記事
商港がもたらす発展新旧入り混じる高雄・塩埕の輝き
https://www.taiwan-panorama.com/ja/Articles/Details?Guid=4490db02-62ba-4ce8-bd60-04e7df095224
とても古い建物だが、内部は結構あちこちリノベされている。

この旗魚丸屋さんはオリジナルで続いている模様。また、この先にとても混んでいる虱目魚粥屋さんが見える。

どうやらいろいろな「懐かしいもの」が描かれているようだ。

資生堂のロゴが見える。

あちらには味の素。



古い看板と若者が開いたであろうお店の新しい看板とが入り混じる。日本の古い商店でも見られる姿。

これは古いぞ!(人気のパン屋さんで日本人にもかなり有名だそう。)

とはいえシャッターが下りたままの店舗も多そうだ。


外に出た。先程の人気パン屋さんの看板が主張している。

出たところは新樂街という通りだった。

揃った看板の愛らしいこと。

秩序はずっと先まで続いていた。

鹽埕第一公有零售市場
その新樂街を挟んで、アーケード街はまだ続いていた。


お邪魔します。



守られてはいなかったルール。

リノベの気配。光が入って明るい。


アーケードの中程、再開発された元は倉庫かと思うような大きな建物があった。建物の中は以下のような通路が向こうの瀨南街に向けて確か3本ほど走っており、その両脇に小さなロットに分かれたお店がある。

この先は暗そうだし、この倉庫のようなリノベ市場を通って外に出ることにする。(干してあるのはなんだろう?)

できたばっかりなのだろうか?まだテナントが全部は埋まっていなさそうだ。

でも昔ながらのお店も残っていて、良い雰囲気。


細い路地でそれぞれのお客さんが背中合わせ。

レトロデザインな雑貨屋さん。

瀨南街に出た。


瀬南街を歩き、大通りの五福四路に出た。

そこにあるのは今度は堀江商場。

向こうにアーケード街の入り口が見える。

だが旅人の時間は有限なので、この辺で散策を終わりにしようと思う。堀江商場の外郭のお揃いの看板たちが美しいな。

ずっと眺めていたかった、こうも暑くなければ。


鹽埕は本当に商店街の宝庫だった。かつては高雄随一の繁華街だったという街。限られた機会、高雄に来るのももう最後だろうと諦めの境地で来たが、こういう風景をもっと見たいと欲も出てしまうな。
路上の小さなアート。抽象的過ぎてこれはなんだろう?アーケード街?違うか。

鹽埕埔站到着。

溜まりに溜まった小銭を消費したい。

でも10元(安い!)しかかからず全然消費できなかった。

街行く人が飲んでいるのを見掛けた、どこにでもあるこれ、「麥香」ブランドのミルクティー。紅茶なのに麦・・・?

穴場カフェ「吉拉德咖啡 Gerard café」で寛ぐ
11時少し前にチェックアウトを完了した。
居心地の良さそうだったロビーには結局全然来なかったな。24時間のドリンクサービスも使わなかった。おまけにせっかくついていた朝食までもスキップしたので、名残のコーヒーを1杯いただいた。


もしまたいつか高雄に来ることがあるなら、その時もここAIRLINE INNに泊まりたい。

さて、まだ空港に行く時間ではない。とりあえず一旦考えようということでGoogleマップを検索したら、ホテルすぐ近くの高雄站前併設の郵政博物館にカフェがあるというので行ってみた。


「吉拉德咖啡 Gerard café」、郵政博物館高雄館。に、併設。

大きな切手にお出迎えられ。

通路がカフェとして活用されているようだった。

この席に落ち着く。

オーダーしたのは西西里特調珈琲NT$140。レモンのコンフィみたいなのが浮かんでいる。自分的にはちょっと変わり種オーダー。

ちょっと映えを狙って撮る。

でも、飲み干してからロゴがあったことに気づいた。映え狙い失敗。

結局40分ほどそこで涼んだ。

旅のおわりと空港メシ
まだ11時半だというのにもう空港へ向かうことにした。昔は最後の一秒まで旅を貪欲に楽しんだものだったが、自分の老いをひしひしと感じる。でも外は32℃、何より身体的に無理だった。
実はそれでも未練があり一瞬空港とは逆方向に何駅か乗ったのだが、思い直して結局戻ってしまった。

市街地から空港までの近さを心から褒め称えたい。

一昨日ワクワクした気持ちで踏み出した到着フロア。今着いた皆さんが羨ましい。

出発フロアへの出方がわからず外に出てしまった。
ミスト出てる。

名残惜しい高雄市街地。

樂桃航空で帰る。

アプリにはウェブチェックイン不可、自動チェックイン機でと書いてあるのに、自動チェックイン機にPeachの選択肢はなかった。預け入れ荷物もないのに結局チェックインに並ぶ。結構時間がかかった。
(しかも今って、荷物を預け入れてもX線を通過するまで待つように言われるの?モニターのところでご自身の荷物が流れていくのを眺めている人で出口が混んでいた。)

さくっと出国。エプロンをちょっと眺めたり。


小さいけれど素敵な空港。


32番ゲート。

ベンチのデザインが可愛い。座布団みたい。

が、搭乗まではまだ1時間あったので、少し戻ってeverrichというレストランに入った。

せっかくなのでクラフトビールをいただいた。金色三麥 HONEY LAGER、新北市の会社のようだ。

日本語の立派なウェブサイトがあり、「一年に28日間しか取ることができない貴重な「龍眼蜂蜜」を使用」との説明がある。
SUNMAI 金色三麥
呼び出しベルが鳴り取りに行くと、思いのほか豪華な嘉義鶏魯飯セット。魚丸湯と豆干つき。これで一時間のんびりした。

搭乗。往路はすいていたが、復路は結構満席に近かった。

向こうの方はもう雨だ。

港が見える。さらば、高雄・・・。


ここは雲林県と嘉義県の境のようだ。(地図で確認)


やがて洋上へ。
ところで、隣2席は団体旅行の高齢者ご夫婦だった。添乗員さんに教わったのか機内モードにはしていたが、飛行中結構な音量で動画を見るので困ってしまった。(CAさんが注意してくれた。)

ひたすら読書に徹し、そろそろ着陸態勢。

空が妙に靄がかる中、万博の大屋根リングが見えた。万博に行く予定はなかったからちょっとラッキー。ただいま大阪。

■Flight:MM32 KHH-KIX